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短歌・詩・俳句

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2022年9月の記事一覧

かうかう・しんしんって何だろう?

かうかう・しんしんって何だろう?

横浜の濃き街の色思ふときかうかうとして熱きくちびる

これは20代半ば、当時、横浜にいたカミさんと付き合っていた頃の歌がメモに残っていたので引っ張り出してみました。
「熱きくちびる」としか言っていないのですが、ちょっと恋のにおいが感じられたりする?でしょうか。あまり深入りしたくないですが、そんな時代もあったなあ、みたいなことを思ってみたりします。

自分で使っておきながら「かうかう」って何だろう?

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秋ですね

秋ですね

柿の木に柿の実がなり秋来る

ばかみたいに単純な句ですが、先週の台風で延期された試合がこの三日間で行われ、何とか終わりホッとした~という感じで呟いてみました。

夕方、一時間くらい陽があったので、慌てて家の周りの「秋」を集めてみました。noteも自転車操業です。

蕎麦の花 シルバーウィーク終はりけり

栗むいてやっとこさっとこ栗ご飯

猫の見る秋の田んぼの稲孫かな

一瞬何だかわからないけど う

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秋の夕暮

秋の夕暮

今日は夕方、お猫様との散歩。

木の上に登って得意そうです。
御年15歳でありながら、元気。カラスを追いかけて10mくらいの木を駆け上ることもあります。

栗を拾いました。

結構、大きくて、いい栗です。
明日はたぶん、カミさんが栗ご飯を作ってくれることでしょう。

御殿場ではもう稲が実り、この土日で稲刈りをしたところが多く見かけられました。

昨日は中秋の名月。月を撮ってみました。

ぐっと、秋

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鬱の歌

鬱の歌

■ Ⅰ

とりとめもなくなつかしい手触りのたとへば耳たぶのやうだ 鬱は

君のおなかに顔を埋めているやうな やはらかきやはらかき 鬱

やわらかい取り留めもないものとして「鬱」を詠んでみました。
「耳たぶ」「おなか」。
人肌の温みとともに、どこか懐かしい閉塞感。

ネットの検索ですが、「鬱」の解字は次のように書かれていました。

そこに隠れ込んで埋もれてしまいたいような「隠れ家」かもしれません。

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