齋藤 武

遠くの親戚より近くの知人を増やしていきたい。 高齢者介護(認知症介護)に長く関わってき…

齋藤 武

遠くの親戚より近くの知人を増やしていきたい。 高齢者介護(認知症介護)に長く関わってきました。介護は生活。介護が特別なものとならないように

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最近の記事

未来への希望

「お前の進む力は人に望みをもたらす。まさに希望だ」 予期せず、そんなことを言われて心に光が差した。 1人だけ、でも、1人でもそう思ってくれている人がいる。 本当に幸せを感じる。 自分が何をしたいのか。 どうしたいのか。 最後にたどり着くのは そこだ。 「なれるか?」 ではなく、 「やる」 やる 稼げる 続ける この仕組みをどう作るか。 やる(始める)ことは出来る。 やればいい。 難しいのは 稼げるかだ。 稼げないと続けられない。 ここをどうクリアしていく

    • 未来へ向けての悩み ⑤

      悩む でも、実際は 次にやろうとしていることは 決まっている。 選択肢があるってことは とても大切だし、 恵まれていることだと思う。 自ら選べるって、 すごい事だ。 勉強して、 いい大学入って、 いい会社に入る。 この本当の意味は きっと、選択肢が広がって 自分自身の可能性が広がる そういう意味なんだろうと 今なら思える。 「目的」と「手段」 何のために 何をするのか。 そして 一番大切なのは 「実践」すること。 きっと 実践するかしないかが 「変わる」か

      • 未来へ向けての悩み ④

        今、考えていることは、 介護保険を使わないサービス。 自費サービスと言われるものを 事業化したい。 介護保険サービスは 必要最低限の生活支援だ。 わかりやすく言えば 頑張ってやれば「出来る」事は 本来、介護保険の対象にならない。 大変でも 出来るなら 本人にやってもらう それが介護保険の趣意だ。 「最低限の保証」はします。 それ以上は、自己責任で。 ということ。 ただ、 最低限の生活が保障されてこその 「欲求」だ。 これも人として当然持ち得るものだ。 最低限

        • 未来へ向けての悩み ③

          今の仕事を続ける事に、 無駄なことはない。 それは確かだ。 介護の世界では、 知れなかった事、 見えなかったものがみえる。 ただ、 思うのは 「今までの自分を活かしていない」ことだ。 やりたい事は決まっている。 その為に今すべきことは何かということを 自分自身が決めきれていない気がする。 塾で働くより、介護現場にいたほうがいいのではないか。 自分で言ってしまうが、宝物の持ち腐れではないかと思う。 少なくとも介護現場にいたほうが 自分を活かせるのではないか。

        未来への希望

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        • 介護の世界
          4本

        記事

          未来へ向けての悩み ②

          今の仕事に就くことで 勉強に時間とお金をかけることに対する 考えが変わった。 その一方、 自分の活かし方がわからなくなった。 わからなくなったというより、 価値観を変えなくてはいけないのか、悩む。 「出来なくてもいい」 「やりたくない事は無理する必要はない」 「勝たなくてもいい、ただ負けるな」 「今」を楽しく過ごす。 明日は明日の風が吹く そんな考えを持ってきた自分の「価値感」を 変えなくてはいけないのか。 今、毎日 「変われ」と言われている。 上手くい

          未来へ向けての悩み ②

          未来へ向けての悩み ①

          今、高齢者関係から離れて、学習塾で仕事をしている。 そこで感じたこと。 今までは 「出来ないことを見ない」世界だった。 「出来なくてもいい。」 「いるだけでいい。」 相手が嫌がることはしない。 今は、まったく逆で 「出来ないところを出来るようにする」世界にいる。 「出来るようになる」 「勝たなければいけない」 自分自身では出来ないから、 例え嫌がられても、うっとおしく思われても やらせる。 それが役割。 今の仕事を始めたころは、抵抗しか感じなかった。 高齢者介護とは、

          未来へ向けての悩み ①

          マンガ ヘルプマン!から見る介護 5

          第5巻、6巻、7巻は、百太郎の親友であり悪友の「神崎」がメインキャストとなって登場する。 :介護現場の矛盾 神崎は、居宅介護支援事業所で介護支援専門員として働く。しかし、目の当たりにするのは、現場を知らず、ろくな介護知識も持たず、独善的なケアプランを押し付ける傲慢なケアマネージャーたち。利益誘導型の計画書を作成する現場ケアマネジャー。利益を確保するために権力を振るう法人。 「日本の介護を変える」ために、神崎は奮闘する。 :介護支援専門員の仕事 介護支援専門員の仕事は

          マンガ ヘルプマン!から見る介護 5

          最高。

          「声優を全取っ替えするなんて!」 「期待を裏切るのか!」 そんな声が公開前に聞かれたが、元々原作派で、アニメは観ない私にとってはくだらない難癖にしか思わなかった。 井上雄彦の描いた「SLAM DUNK」が観たい。 ただそれだけだ。 公開前に解禁された動画では、リョータがメインのストーリーか?新作か?もしかして、湘北スタメンの一人ひとりを主人公に5部作か!?なんて勝手に期待を膨らませた。 映画が始まり、1人づつ湘北メンバーが現れる。 「神奈川県代表」ってことは、舞台は全

          マンガ ヘルプマン!から見る介護 4

          第4巻は、高齢者の性問題だ。 入居施設でのじじばばの恋愛やセックスは御法度か? そんな課題に真面目に向き合っているのが凄い。  この巻の表紙をめくると「老人の『自分らしさ』を奪ってはいませんか?」とある。  この『自分らしさ』は、介護の世界では、定型句である。 「自分らしく・本人らしく暮らせるよう支援しましょう」 「この方の、本人らしさはなんだろう?」それを大切にしよう。という所からカンファレンスは始まる。  しかし、それが少し「普通」から外れると、当たり障りの

          マンガ ヘルプマン!から見る介護 4

          マンガ ヘルプマン!から見る介護 3

           第3巻は、表紙をめくると「介護に追いつめられていませんか」の文字。  介護虐待についての物語だ。  厳格な父、優しい母に育てられ独身息子。早期退職をして実家に戻ってきた。  そこにはやせ細り、介護を必要とする父。厳格さは変わらないが、一人では身の回りのことはできず、それを「威張っている」ように見える息子。  献身的に介護する母が入院することになり、弱みを見せない父と息子の1対1の介護が始まる。  「ちゃんとしてあげよう」と思っている息子に対し、「ちゃんとしろ!」と

          マンガ ヘルプマン!から見る介護 3

          漫画 ヘルプマン!から見る介護

            2巻は在宅での認知症介護を取り上げている。   主人公は、介護者家族。主介護者のお嫁さんが家事と介護を頑張っていたが、体調を崩し入院したことで、一気に家族親族の関係がごたごたしていく。  しまいには、「このままじいさんがいなくなれば」と追い込まれる介護者。家で、家族が認知症介護をする苦労が、うかがえる。  そこで登場するのが、ヘルプマンの百太郎。  百太郎の登場で、一気に主人公が、「じいさん」に代わる。  この『視点の変化』が介護には重要だろう。  認知症介護

          漫画 ヘルプマン!から見る介護

          ヘルプマン!からみる介護

          ヘルプマン!というマンガがある。第一巻が刊行されたのが2004年。 2000年に介護保険制度が始まり、社会的にも介護に注目が集まったころ、介護の現場を赤裸々に描写し、世間へ問いかける作品である。 「介護職は勉強をしない」という傾向がみられるが、この漫画はせめて読んでほしいと思う。 この作品を読んで、感動しない(なんとも思わない)人は、介護の仕事は合わないかもしれない。そう思える作品である。 この漫画のはじまりは、主人公「百太郎」の近所で「介護殺人」が起こることから始まる。

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          SDGsに思うこと

          いま、SDGsが流行っている。 SDGsに取り組むことが優良であり、信頼にもつながるかのような風潮だ。 確かに持続可能な社会には、国を越えて人間ひとり一人が関心を持ち、行動することが不可欠だと思う。 特に環境問題は、今すぐにどうにかしても間に合わないほどの危機的状況のようだ。私もエコバックを使い、ゴミを分別し、ハイブリッド車に乗ってわずかばかりの環境エコ活動をしているつもりだ。 そうした中で感じるのは、果たしてポリ袋の削減などの個人の努力で、どれほどの効果があるのか?

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          マイナスをゼロに

          「マイナスな状態をゼロに持ってくる。」 それが介護の基本だろう。 本人の状態や環境を整えることで、マイナスをゼロにする。そこからプラスにもっていくかどうかは、本人次第であって、 「介護を入れればプラスになりますよ!」 なんて言うのは、介護職側の思い上がりである。 本人が求めていないのであれば、それは必要ない。 ただ、情報を伝え生活を広げる選択肢を増やすことは必要だろう。 介護職は魅力ある仕事である。 仕事としての介護には十分に魅力がある。ただ、それを感じられな

          マイナスをゼロに

          福祉という言葉の意味。

          「認知症を治す方法!」や「こうすれば認知症を予防できる!」という文句につい気をひかれ、飛びつきたくなる気持ちはよくわかるが、最後までみてみると、つまりは、しないよりはしたほうが良いということで、「必ず」治る、防げるというものではない。 認知症は、老化による自然な過程である。医療的なアプローチをするよりも、どう生きていくのかという社会的なアプローチが必要だと思う。 福祉とは、幸せ、幸福という意味である。 福祉というと、対象は障がい等のある社会的弱者だと思っている人が多いの

          福祉という言葉の意味。

          知らないことへの怖さ

          未知への不安。 知ると案外なんてことない。 「おかえりモネ」での、朝岡さんのセリフ 『相手を知れば怖くない』 ドラマでは、気象情報のことを言っているが、それを「介護」に言い換えると自分がやりたいことは同じだなと思う。 今、困っていない。自分は大丈夫。その時に考える。それを見て見ぬふりだとは思わない。私自身もそう思う。ただ、少し想像をしてみてほしい。自分事として。 imagine. そこから始まる。

          知らないことへの怖さ