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マイナスをゼロに

「マイナスな状態をゼロに持ってくる。」

それが介護の基本だろう。

本人の状態や環境を整えることで、マイナスをゼロにする。そこからプラスにもっていくかどうかは、本人次第であって、

「介護を入れればプラスになりますよ!」

なんて言うのは、介護職側の思い上がりである。

本人が求めていないのであれば、それは必要ない。

ただ、情報を伝え生活を広げる選択肢を増やすことは必要だろう。


介護職は魅力ある仕事である。

仕事としての介護には十分に魅力がある。ただ、それを感じられない人が多いのも、事実である。介護現場が疲弊し、運営者は利益を確保するために数字を追い、介護を受ける側の高齢者は我慢をする。誰も幸せになれないような現状は、制度の問題なのだろうか?

制度が、政治が、と言いたいことはあるが、残念ながらその辺のことは自分ではどうしようもできないので、得意な方にお願いするとして、私たちには何ができるだろうか。

「知識は行動を変える」

知らなくていいこともあるが、知っているとよいこともたくさんある。無駄な知識というものはないのではないか?

知りたくないこともあるだろう。知ることで不安が膨らみ、迷い思い悩むかもしれない。

知識は「答え」ではない。

どうしたらいいかわからないときに知ろうと思い、検索したり、本を読んだり、研修会に参加したりして、「答え」を得ようと思うが、

そこに答えはない。

答えがあるとすれば、それは自分自身の中。


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