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ポンチョ着て、漫画読む

人間って本当に醜い!と衝動的に思わせる威力があった。

率直で純朴で、受け止めきれない真っ黒な感情。

みんな幸せになればいいのに。

面白かった。

「感情で殴られる」という体験ができる作品。


「壊れる」のは誰だって怖い。

壮絶すぎる。

こんな残酷なことあっていいわけがない。

そう思わせる内容。

単純に読み物として、ものすごく面白くて目が離せない。

この漫画を描くのに、どれほどの苦痛が伴うのか。


「マリコという可哀想な女の子を救うことは、できませんでした」というバッドエンドから話がスタートしている。

シイちゃんと共に旅をするマリコちゃんは、思い出の中にしかいない。

なのに、だからか、こんなにも胸が痛い。

読者なのに、マリコちゃんを救えなかった悔しさが込み上げてくる。

ところで仕事をサボって旅に出かけちゃうのは私も経験があって、なんだかそこで変に共感みたいなのがあったよ。

楽しいよ。


今日は訪問看護。

最近は診察時、自分の言葉でコミュニケーションするように心がけている。

でも、noteも読んでもらう。

近況や心情を伝えるのに便利なので。

「以前ほど死に関心が湧かない。あんなに自殺に関する本を熱心に読んでたのに」

「昼寝をする時間で映画が1本観れる。普通の人のように生活できたらいいなぁ」

私の左腕には背中の筋肉が移植されていて、太さは普通の腕の倍ほど。

「最近は着る服に悩む。私の左腕は普通の形状ではないから、左腕がパツパツにならない服がいい。ボタン式の服なら右腕一本で着れる」
とか話した。

今日は昼寝をしていない。

通販でポンチョを買って、家ではいつもそのスタイルになった。

想像以上のゆったりビッグなんだぜ、ポンチョ。

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