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Katsuhisa Sakita
2022年1月29日 18:34
トマ 「ミニョン」 第一幕より台本バルビエ&カレ パリオペラ=コミック座 1866年初演「君よ知るや南の風」堀内敬三 訳詞君よ知るや 南の国木々は実り 花は咲ける風はのどけく 鳥は歌い時をわかず 胡蝶舞い舞う光満ちて 恵みあふれ春は尽きず 空は青きああ 恋しき国へ逃れ帰る よすがもなしわが懐かしの故郷希望満てる国心憧るる わが故郷ご存知ですか、オレンジ
2022年1月14日 19:06
星に帰った少女末吉暁子 1977マミ子は母親との二人暮らし。幼い頃に離婚した父親の記憶はないが、ママとの暮らしに不満はなかった。十二歳の誕生日にママがくれたプレゼントは、なぜか色褪せたママのお古のコート。ある日、塾に行く途中でコートに入っていたバスの回数券を間違えて使ってしまったマミ子は、見える筈のない富士山が大きくそびえる街に降り立ってしまう。そこでマミ子か杏子と名乗る、自分と同じように
2022年1月9日 17:31
かもめチェーホフ 1896「トレーブレフ」(悲しげに)君は、自分の道を見付け、自分がどこに行こうとしているか知っている。でもぼくは相変わらず、混沌とした空想とイメージの中を駆け回っていて、それが何のために誰に必要なことかも分からない。僕は信じることが出来ないし、自分の天職が何かもわからない。(第一幕)25歳のトレーブレフは伯父の領地内の廃園で劇を上演するところ。トレーブレフは、因州
2022年1月9日 10:09
マヤの一生椋鳩十 1970鹿児島の小さな農村の「わたくし」の家には、鶏のピピ、猫のペル、犬のマヤ、が飼われていた。マヤは、わたくしの三兄弟の息子の中でも特に次男によく懐いたし、ピピやペルとも仲良しだった。世の中は第二次世界大戦の真っ只中になる。この農村でも食料不足になり、ついに役場から犬などを飼っているのは贅沢だ、処分の為に差し出すように。と知らせが届く。ある日、わたくしが家をあけていた時
2022年1月3日 18:30
佐藤春夫 1957「あんまりいいお天気だから、わたし空を探しに行ってきましたのよ・・・・・。」「年少の読者が詩集『智恵子抄』を解読のためには多少の役立つところのあるのも疑わないし、また原詩集がわが解釈の不備で傷つくはずのないのを信じ、安んじてこれを上梓する」高村光太郎 1883〜1956高村智恵子 1886〜1938高村光雲 1852〜1934 その弟子米原雲海「智恵子抄」19