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瞑想の旅:インド 2014

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インドのティルバンナマライにあるラマナアシュラムでの滞在記
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ラマナ・アシュラム:1日目-出発

2014年8月にインドのラマナ・アシュラムに滞在した。今回のラマナ・アシュラム滞在は昨年に引き続き2回目。旅の段取りも前回よりスムーズになった。今回は自分でインドビザを取得。先入観で難しいと思っていたが、意外とあっさり取れた。旅の計画は、航空券の手配、ラマナ・アシュラムに滞在許可申請、空港からアシュラムまでのタクシーの手配と手際よく進められた。が、行くところはインド。しっかり手配しても何が起こるかわからない。。。 2014年8月21日 成田を11時に出発して、シンガポール

ラマナ・アシュラム:2日目-到着

2014年8月22日 ドライバーが部屋の鍵を持って戻ってきた。アシュラムの門からそのまま車で移動し、宿舎に向かう。今回の宿舎は郵便局の裏手にある、ちょっと古めの施設だった。前回は新築の宿舎だったので、ちょっと不安がよぎる。 部屋の中は古さは感じられるものの、思ったよりも清潔だった。部屋に荷物を運び入れて、ドライバーに料金(4,600ルピー)を支払った。タクシー料金は高いかもしれないが、アシュラムで手配してくれるので安心だ。流しのタクシーは危険性を感じるし、バスで移動するに

ラマナ・アシュラム:2日目-アシュラム

気が高ぶっているのか、6時位に起床。宿舎から歩いてアシュラムに向かう。道には野良牛がいる。なんともインドな光景だ。アシュラムの門前の道路は交通量が多いので、渡るときには気をつけなければならない。歩行者優先という概念は無いと思った方がいい。外国人の死亡事故も起こる。バイクや車、バスがひっきりなしに通る道を慎重に確認して渡る。 すでにアシュラムの門は開いていた。アシュラムの中は土足厳禁だ。ホールに入る手前の階段で靴を脱いで裸足になる。前回、靴をぬぐ場所が分からず、ウロウロしてた

ラマナ・アシュラム:2日目-朝食

サマディーホールの隣に食堂がある。列に並んでいて、順番に中に入っていく。食堂の外にはたくさんの蛇口があり、中に入る前にそこで手を洗う。手を使って食べるので、清潔にしておいた方がいい。 床にはバナナの葉が並べられていて、そこに順番に座る。座っていると給仕の方が来て、食事を配ってくれる。朝はイドゥリと呼ばれる蒸しパンとカレーだ。基本的に食事はベジタリアンのカレー。蒸しパンは何も言わないと数枚ドサッと置いて行かれるので、少なめが良いときには1枚とか2枚とか指で伝える。 右手のみ

ラマナ・アシュラム:2日目-滞在登録

初日の朝食後にオフィスに行って滞在の登録をしなければならない。登録のためにパスポートと写真が1枚必要だ。写真は持ってなくてもアシュラムで撮影してくれる。名前とかもろもろ聞かれてサインをして終了。ついでに帰りのタクシーの手配もしておく。必要であれば、アシュラムのスケジュール等が記載されているパンフレットを貰える。 アシュラムの滞在費はすべてドネーションだ。滞在が許可されていれば、宿泊費、食費はアシュラムから提供される。飛び込みでアシュラムに行っても滞在は許可されない。事前にメ

ラマナ・アシュラム:2日目-アルナーチャラ山

登録が済んだあと、シリウスさんに会った。昨年はアシュラムが初めてだったこともあり、何かと勝手がわからないところ、ここに精通しているシリウスさんにいろいろと教えていただき、大変お世話になったのだ。 早速今回もアシュラムの裏手にあるアルナーチャラ山を見るいいポイントがあるということで案内していただいた。アシュラムから少し歩いたところだが、ちょうど大きな池の向こう側にアルナーチャラ山を見ることができる。お天気もよく、水面には逆さ富士ならぬ、逆さアルナーチャラが映っている。 その

ラマナ・アシュラム:2日目-昼食

11:30から昼食の時間だ。時間前に食堂の前は扉が開くのを待つ人で列ができる。食事はカレーだ。三食ともカレーなのだ。カレーと言っても、もちろんいろいろなカレーがある。お昼は三種類のカレーが出され、三食の中で一番しっかり食べられる。ちょっとした付け合わせもあり、写真の左上にある団子状の揚げ物などはすごく美味しかった。 昼食後、アシュラムは休憩タイムとなり、ホールも売店も鍵がかかり入れなくなる。だいたい3時位まで開かない。仕方がないので、一旦部屋に戻り休息を取る。 今回、Wi

ラマナ・アシュラム:2日目-チャイの時間

16:00 お茶の時間だ。この時間、食堂でチャイをいただくことができる。ホットミルクもある。このチャイがとても美味しい。食堂の床に座って、おしゃべりをしながら、ゆったりとした時間を過ごす。 夕食は19:30からなので時間がある。その間、オールドホールで瞑想をすることにする。ここには買い物やグルメのために来たのではないのだ。瞑想をするために来た。ようやく、本来の旅の目的に戻る時が来た。 オールドホールはラマナがよく過ごした場所だそうだ。部屋はサマディーホールに比べると狭くて

ラマナ・アシュラム:2日目-部屋

19:30 夕食の時間だ。オールドホールから出て、食堂に向かう。すでに長い列ができている。 長旅の疲れからか、あまり空腹ではない。ご飯とカレーをお腹に入れる気分ではなかったので、果物とミルクコースにする。夕食はそういった選択ができる。出されたのは小さなバナナ3本とホットミルクだ。バナナの甘みがとても美味しく感じられた。 アシュラムは21:00までオープンしている。食後なので瞑想もできないし、部屋に帰ることにする。部屋に戻り、水を浴びる。インドでは大きな桶に水やお湯を張り、

ラマナ・アシュラム:3日目-朝の瞑想

写真は今回私が泊まった宿舎だ。一階一番手前が私の部屋だ。この宿舎、満室だった。ときどき賑やかな話し声が聞こえてくる。部屋の扉にはこれでもかというほどカギが掛けられるようになっている。そして女性のひとり歩きは控えるようにという注意書きが貼られている。ここで危険を感じたことはないが、用心に越したことはないのだろう。 5:30 起床。今日から瞑想三昧の日々だ。オールドホールは4時くらいから開いているらしい。さすがに4時は早い。私にとって朝から瞑想するのに無理のない時間は6時くらい

ラマナ・アシュラム:3日目-スカンダ・アシュラム

7:00に朝食を済ませたあと、スカンダ。アシュラムに行くことにする。ここは前回来たとき、お気に入りの場所になった。ラマナ・アシュラムの裏にアルナーチャラ山がある。その中腹にあるのがスカンダ・アシュラムだ。 アシュラムの裏にある扉を抜けると、そこはもうアルナーチャラ山。目の前にはスカンダ・アシュラムに向かう道が続いている。道は石がきれいに並べられて整備されている。裸足で登って行くこともできる。私は裸足だと小石が足裏に刺さるので、サンダルを履いて登った。 スカンダ・アシュラム

ラマナ・アシュラム:3日目-自由な日課

11:30からの昼食に間に合うようにスカンダ・アシュラムを後にする。昼食後はアシュラムがクローズしてしまうので、スーパーとフェアトレードのお店に行き、その後部屋に戻る。 15:00にアシュラムに戻り、オールドホールで瞑想。16:00に食堂でチャイをいただき、夕食までオールドホールやサマディーホール、ニューホール、マトゥルブーテーシュワラ寺院などを転々としながら瞑想をする。 19:30に夕食。この日も果物とミルクコースにした。20:00に部屋に戻り、水を浴びて就寝。 今日

ラマナ・アシュラム:4日目-寺院巡礼

6:00にオールドホールで瞑想。朝食後はスカンダ・アシュラムで瞑想。お昼の後、部屋に戻り、15:00にオールドホールで瞑想。16:00に食堂に行き、チャイをいただく。昨日と同じパターンで過ごす。 今日はチャイの時間の後、ギリプラダクシナに行くことになった。ギリプラダクシナとは、アルナーチャラ山麓の周回道路上、八方向に寺院があり、そこを巡礼していくことだ。 この日、シリウスさんがギリプラダクシナをする予定だったので、ご一緒させていただくことにした。私は昨年に引き続き2回めだ

ラマナ・アシュラム:5日目-瞑想三昧

6:00にオールドホールで瞑想。朝食後にスカンダ・アシュラムで瞑想。昼食後に部屋に戻り、15:00からオールドホールで瞑想。16:00にチャイをいただき、その後ホールを転々としながら瞑想。夕食後に部屋に戻り就寝。瞑想して食事をしてというシンプルな一日を送った。 あと2、3日多めにスケジュールを組めばよかったと思う。今日のようなシンプルな一日をあと数日過ごしたかった。何のイベントもなく、ただ瞑想する日々を生きる。 日本にいれば仕事や生活のことばかり考えているから、年に一度は