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ラマナ・アシュラム:2日目-部屋

19:30 夕食の時間だ。オールドホールから出て、食堂に向かう。すでに長い列ができている。

長旅の疲れからか、あまり空腹ではない。ご飯とカレーをお腹に入れる気分ではなかったので、果物とミルクコースにする。夕食はそういった選択ができる。出されたのは小さなバナナ3本とホットミルクだ。バナナの甘みがとても美味しく感じられた。

アシュラムは21:00までオープンしている。食後なので瞑想もできないし、部屋に帰ることにする。部屋に戻り、水を浴びる。インドでは大きな桶に水やお湯を張り、小さな桶を使って身体を流すのが一般的らしい。シャワーも付いているのだが、たいてい詰まっている。水の硬度が高く、すぐにミネラル分が詰まって使えなくなるのだ。

水を浴びたあと、ついでに洗濯をする。暑い国では下着の準備は最小限にして、洗濯して使いまわす。たいてい一晩で乾くので、3枚もあれば十分だ。小さな洗濯洗剤を持ってきた。一袋で1回分使えるので便利だ。

電気のコンセントは日本とは違う。インドタイプの変換コネクタが必要だ。新しい宿舎だと、日本のタイプも使えるコンセントになっている。だが、どこの宿舎になるかはシュラム任せなので、柔軟に対応できる準備をしておいた方がいい。電圧も日本とは違うので、持って行くならインターナショナル対応の電化製品がいいと思う。私が使ったのはスマホの充電とドライヤーくらいだったが。

部屋には虫がいる。これはどこの宿舎でも同じだ。危険性の高い生命体はいないが、蚊はいるので対策を考えておいた方がいい。私は日本からスプレータイプの蚊除けを持っていった。これはとても効き目があり、蚊に悩まされることはなかった。

ゴキブリが風呂場に1匹だけいた。箒木でつついても動かない。日本のゴキブリと気質が違うようだ。ずいぶんとのんびりしている。静かにちりとりに乗せて外に出した。それ以降、ゴキブリが部屋に出ることはなかった。

アシュラムの宿舎には、どの部屋にもラマナの写真が掛けてある。私の部屋にも優しげに微笑むラマナの写真がある。ラマナに手を合わせて、ベッドに横になった。あっという間に眠りに落ちていった。

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