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ラマナ・アシュラム:5日目-瞑想三昧

6:00にオールドホールで瞑想。朝食後にスカンダ・アシュラムで瞑想。昼食後に部屋に戻り、15:00からオールドホールで瞑想。16:00にチャイをいただき、その後ホールを転々としながら瞑想。夕食後に部屋に戻り就寝。瞑想して食事をしてというシンプルな一日を送った。

あと2、3日多めにスケジュールを組めばよかったと思う。今日のようなシンプルな一日をあと数日過ごしたかった。何のイベントもなく、ただ瞑想する日々を生きる。

日本にいれば仕事や生活のことばかり考えているから、年に一度は数日間、こうした日々に浸る時間があるといいと思う。そうしなければ、人生が仕事や生活に対処するだけで終わってしまう。

ラマナ・アシュラムはそれを可能にしてくれる場所だ。ここには「私は誰か」を探すだけの時間がある。

20年以上前にはじめて「ラマナ・マハリシの教え」という本を手にした。書いていることはさっぱり分からなかった。分からなかったが、自分が求めていることがここに書いているような気がして何度も読み返した。

私は自分が誰かを知るために瞑想を始めた。瞑想というのは漫然とするものではない。漫然としている瞑想は夢を見ているようなものだ。そこにはぼーっとする隙がないほどの強烈な集中力が必要だ。その力は「私は誰か」に向けられる。そして自分が誰かを悟るのだ。

いま私は自分が誰かを知っている。瞑想を通して、私はそのことを知った。そして、あの時まったく分からなかったラマナの本を読み返すと、すべて理解できるようになっていた。本に書かれている言葉以上にラマナの感覚のようなものを、そこに感じ取ることができた。

私はラマナ・アシュラムでそのことを思い出している。そしてラマナと心の奥で通じる何かを感じている。ここで瞑想をすれば、そこでラマナと一緒にいるのだと分かる。


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