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ラマナ・アシュラム:1日目-出発

2014年8月にインドのラマナ・アシュラムに滞在した。今回のラマナ・アシュラム滞在は昨年に引き続き2回目。旅の段取りも前回よりスムーズになった。今回は自分でインドビザを取得。先入観で難しいと思っていたが、意外とあっさり取れた。旅の計画は、航空券の手配、ラマナ・アシュラムに滞在許可申請、空港からアシュラムまでのタクシーの手配と手際よく進められた。が、行くところはインド。しっかり手配しても何が起こるかわからない。。。

2014年8月21日

成田を11時に出発して、シンガポールで飛行機を乗り換え、22時にチェンナイ空港に到着。

入国審査を終えて外にでると、インド特有の熱気に包まれる。人々の強い眼差し、クラクションの音、埃っぽくて蒸し暑い。すぐにタクシーの客引きが近寄ってきて声をかけてくるが、それを無視して、手配してあるタクシーのドライバーを探す。絶対に見つけなかればならないという緊張感が走るが、名前が書いているボードを手にしたドライバーをあっさりと見つけた。

荷物を車に運び込んで乗車。これから4時間あまりのドライブだ。すでに時間は23時を回っている。旅の疲れで眠いはずが、気持ちの昂ぶりとけたたましいクラクションの音で眠れない。とにかくチェンナイ空港近くの道路は、夜中だというのに恐ろしく混んでいて、しかもクラクションを鳴らすのが、まるで当たり前のマナーのようにまかり通っている。この騒音とギリギリの追い越しなどで落ち着いて乗っている雰囲気ではない。

2時間ほど走るとトイレ休憩。夜中の2時なので、そのまま走って欲しい気もするが、とりあえず車を降りて体を伸ばす。チャイ(20ルピー)を飲んで出発。幹線道路を外れると車もいなくなり静かになるが、ところどころ未舗装の場所があり、今度は揺れに耐えなければならない。

4時にラマナ・アシュラムに到着。門は閉まっていて、入り口に車を停める。ドライバーが部屋の鍵を取りに事務所に向かった。車の中で待っていると、ひとりのサドゥーらしき人が近づいてきて手を出す。もちろん物乞いである。無視していたら大声で歌を歌い出した。しょうがないので10ルピー渡す。もっと欲しそうに粘っていたが、しばらくして去ってくれた。インドに来たことを実感する。

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