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建築系学生のためのインキュベーション・プログラム「ASIBA」に登壇しました!

先日、東京大学や早稲田大学などの建築系学生のためのインキュベーション・プログラム「ASIBA」にて、当社青木が登壇し、創業前の話や、SORABITO創業から現在に至るまでの経緯について、講演しました。

ASIBAのnoteにて、授業レポートという形で記事が公開されていますので、そちらも是非ご覧ください。



「ASIBA」とは

今回参加させて頂いたASIBAは、東京大学・早稲田大学建築学生有志(代表:東京大学大学院建築学専攻修士1年 二瓶雄太)が企画・運営する任意団体です。社会状況を丁寧に読み取る感性や想像力、未来志向のメタな視点、そして形に落とし込む力強さを持った建築学生が描いている「未来へのビジョン」を、実験・社会実装・事業化する初めの足場(ASIBA)を作るべく、2ヶ月の短期インキュベーション・プログラムを開催しています。

参加している学生の方々は、学部生から修士2年まで幅広く、「社会実装」を目指して本気でプログラムに取り組んでいる様子が伺えました。

机上の空論ではなく、「社会実装」を目指す


テーマは「冒険」

11/4(土)に開催されたプログラムの冒頭では、青木さんが講演を行いました。テーマは「冒険」。

起業や経営、プロダクトを磨くといったテーマで話をすることももちろんできるものの、そういったテーマについては色々な本が出ているため、別の機会でインプットを得てほしい。今回は青木さん自身のこれまでのストーリーの中で、実体験としての冒険と発見があったので、そこから何らかのヒントを得てほしいということで、講演が始まりました。

テーマは「冒険」


創業前の話

元々実家が代々続く建設会社ということもあり、土日に家で寝ていると、呼ばれて軽トラで愛知県の現場に行っていたとのこと。そういった日常の話は全部紐づいていて、実は将来何かのヒントになるのではという話が印象的でした。

中学の頃から、将来こういうことをやりたい、これは自分の発明では?と思ったことを何冊もアイディアノートに書き溜めていたとのこと。今でも常にアイディアを発信し続ける、青木さんらしいエピソードだなと思いました。

その後、不法投棄が社会問題となっていたときに、産業廃棄物を適切に処理する事業をするべく、夏休みに資格を取得(結果的に非常に利益率の高いビジネスになった)したり、東北の大震災が起きた際、現地では資材が圧倒的に足りていないという話を聞いて、実家で使っていない資材や什器を、トラックに詰めて送ったりというエピソードを話しました。

震災後の2011年から、建機を出張買取、修理、販売する事業を1人で始め、試行錯誤を繰り返したとのこと。顧客の反応を知りたいということで、届けるまでを自分でやってきたという話は、今のSORABITOで大事にしている現場主義に通じるものがあるなと思いました。よく、お金がないと起業できないという話を聞くが、交渉等で何とかなる場合もある、困っている人がいるなら、やるべきことがあるのではという話が、ここでは印象的でした。

建機の一括査定サービスを作ったことがきっかけで、法人から問い合わせが来るようになり、ある大手建機レンタル会社様と懇意になったとの話があり、現在SORABITOが建機レンタル会社様向けにサービスを提供しているその原点が、ここにあるのだなと思いました。

これまでのストーリー 1


創業から今までの経緯

懇意にさせて頂いた大手建機レンタル会社様向けのサービスを作ったことをきっかけに、2014年5月に創業。しかし、ニーズはあるのに全然うまくいかないため、顧客のところに行って原因を探りつつ、試行錯誤を繰り返したとのこと。

これまでのストーリー 2

この辺りで説明のあったレンタルビジネスの構造が、既存のSORABITOのプロダクトがどこにアプローチしているのかのつながりが想像しやすく、個人的には非常に大きな発見でした。

レンタルビジネスの構造

その後、ALLSTOCKERマーケット、ALLSTOCKERオークション、i-Rentalの各サービスのローンチと話が続きました。

これまでのストーリー 3


青木さんが実現したいこと

青木さんの講演を通じ、改めて青木さんが実現したいことが見えてきたような気がします。それは、社会や業界、会社、人が困っていることを解決したいということです。

事業として成立させるためには、儲けはもちろん大事なのですが、なぜその事業を始めるのかという問いに対しての答えは、儲けるからではなく、誰かが抱えている課題を解決したいから(儲けは後からついてくる)なのだと思います。

また、その課題解決の先に実現できる姿として、SORABITOのミッションである「世界中の明日をつくる」があるのだなと思いました。


青木さんが一貫して大事にしていること

青木さんの講演を通じ、青木さん自身が大事にしていることも見えてきました。

1つ目は、「現場」。そもそも何が課題なのかは現場に行かないことには分からないし、その課題を解決するアイディアを形にする時も、現場に入ってヒアリングしつつ作り上げて行った方が、より困り手のニーズにマッチするプロダクトができるという考えを持っているのだなと思います。

2つ目は、「人との出会い」。現場に行けば人に会えますが、会うだけでなく、一つ一つの出会いを大切にして、その後も長く続いていく関係を作っているのかなと思います。

3つ目は、「試行錯誤」。正解に辿り着くまで、常に変化し続け、試行錯誤を繰り返してきたことが、今までのエピソードから感じ取ることができました。

1000本ノック


ASIBAの各プロジェクトの進捗状況発表

青木さんの講演を終えた後に、ASIBAの学生の方々から、各プロジェクトの発表がありました。個人的には、二畳建築設計事務所とReLinkのプロジェクトに興味津々でしたが、どのプロジェクトも非常に構想が練られており、むしろ社会人である私が気づきを得られた場でもあったと思っています。

ASIBAの参加プロジェクトは、8週間のプログラムでの最終成果を11/25に開催されるカンファレンス「ASIBA GROUNDBREAKING 2023」にて発表する予定です。建築×社会実装の取り組みの成果にご興味がある方は、是非ご参加ください!詳細は、以下リンク先からご確認ください。


引き続き、積極採用中です!

SORABITOでは、一緒に働いていただけるメンバーを募集しています。カジュアルにご連絡いただければと思いますので、こちらからお問合せください!


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