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20230813 療養メモ お盆休みに入って入るけれど・・・

長いお休みというのは、自分のようなADHDを起因とする双極性障害の人間にとっては、結構危険だったりする。
なにしろ、羽目を外してしまうと、戻りにくいのだ。
戻らないまま、糸の切れたタコのように舞い上がって、いつかはズドンと落ちてしまう。
そうならないようにする必要がある。

そのために必要なことは、とにかくルーティンを守ること。
特に、睡眠のリズムが崩れてしまうとどうしようもなくなる。

ルーティンを守るために、色々とルーティンが回るためのスイッチがある。
それをとにかく機能させ続けていれば、なんとかなるということだ。

朝は、仕事がある時と変わらない時間に起床する。
起床時刻は5時半。
起床すると、まず何をするかというと、洗濯機を回すのだ。
結構これが自分の中では重要なところでもある。
ADHDの性質は、一度めんどくさくなってしまうと、大変な状態になるまでとことん手をつけないということがある。
まさに、自分がそう。
そして、洗濯物が溜まりに溜まって、1日やそこらでは洗濯物が片付かないなんていうことが一人暮らしを始めてから、そして結婚してからもこれまで何十回、何百回とあった。
妻も、同じようにADHDの性質があるため、苦手な家事にはとっかからないことがある。
また、エネルギーを仕事に全て注ぎ込んでしまうために、家のことが二の次になる。
夫婦二人とも。
そうした二人の性質が重なることで、とにかく洗濯物の山が出来上がっていた。
片付いていないというのは、脳にも良くない。
ということで、休職してリハビリをするにあたり、生活を立て直すために取り組んだことが、朝起きて最初に洗濯機を回すということだった。

これが、機能している。
朝、起きたら洗濯機のところに行って、洗濯物を洗濯機の中に放り込み、給水ホースを風呂の浴槽に入れ、洗剤を入れてスイッチを押す。
洗濯機が回り始めると、必ず干すという行動がゴールとして出てくる。
洗濯機が回っている間に、洗面、朝食、仕事へ行く準備などということをしてしまう。
「朝起きて洗濯機を回す」という行為が、ルーティンを回し始めるスイッチでもあり、そして次のことに取り組むためのスイッチにもなり、そして時間内に行動をするためのタイマーにもなっている。
洗濯物を干したら、仕事に出かける。
こうした一連の流れは、休みの日にも変えない。
そうすることで、休みの日も崩れないのだ。

こうしたスイッチをいくつか持っていることで、必ず戻るところがある。
休職して、リハビリをしている間に、こうしたスイッチをたくさん作ってきたというのがある。
先日、妻からびっくりされたことは、夜遅くても風呂掃除をしてお風呂を沸かすスイッチを入れる行動。
自分の中では、妻に言われて初めて気づいた。
それまで、「今日はシャワーでいいか」なんて話をしながら、風呂場のドアを開けると何も考えずに風呂掃除を始めて、お風呂を沸かすスイッチを押していたのだ。
結局、時間は遅くなったが、入浴したことで睡眠の質は良くなったと思う。

これもまた、一つのスイッチでもある。

お盆休みであろうが、こうした行動を取り続けている。
朝と夜のルーティンが決まっているために、活動する内容というのはその時間内に収まることを考え、予定を立てることになる。
時間が決まっていたら、無理をしない。
無理をしないから、疲れが蓄積することもない。
そうすることで穏やかに生活することができている。

ちょっとイレギュラーなイベントもあったけれど、残りの休暇についてはしっかりとコントロールできればと思っている。

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