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20211120 通院メモ 今週を振り返ってみて

今週は、何だかんだと中身の濃い一週間だったと感じている。
先々週末くらいに鬱から抜けた状態になり、軽躁状態がずっと続いているのだが、どうやってブレーキをかければ良いのかをずっと試行錯誤している感じがある。
そうした中で、色々と気付いたところも含めてまとめておこうと思う。

認知面と行動面の相関関係

今週1週間の前半は、先週末の職場面談の内容から来る事が、頭の中の思考でかなり多くを占めることになった。
前の職場で出会い、とても頼りにしている人に相談してみると、そこから労働組合を通じて組織的に相談に乗ってくれることとなり、さらにはそこから復職時の人事についての事についても人事担当へと配慮を含めた事について橋渡しをしてくれることになった。
これで、とても大きな安心感を得ることが出来たことで、リハビリや自分をコントロールすることの練習へと意識を向けやすい状態へと持って行くことが出来た。

また、自分が苦手としていることについても、細かなところまで見つめられる様になってきた。
これまで見過ごしていたことを特性として把握しやすくなったという感じでもある。
それは、病気や障害を受容した事によって、見える様になってきたところもある。
逆に言えば、これまで自分の特性についてわかっている様でわかっていなかったり、受容していなかったということ。
えらく、長い時間が掛かってしまったが、リハビリの先生曰く、「ようやくですね」ということらしい。
なかなか受容できていなかった。

そうしたことも有るのだろう。
リハビリで取り組んでいる事への理解が変わってきた感じがある。
それは、頭での理解も大切だけど、まず身体を動かしてみてどんな風に感じるかを中心に把握していくということの繰り返しをしないと、なかなか双極性障害の再発を防ぐ様な生活様式が身につかないということ。
特に、ADHDの特性があることによって、ルーティンが身体に染みつくまでにも時間が掛かる。
ワンパターンに飽きてしまうところがあるから。
しかし、ルーティンが身につくことで、身体や脳が楽な状態というのを実感できる様になったり、工夫を行動に移すことで、身体の回復がすこぶる良いという認知が出来上がる様になってきた。
また、行動に移すことで失敗したら、またそこで工夫を考えて改良すれば出来る様になるという成功体験も増えてきた。
自分でも自己肯定感が上がっていっているのを感じる事が出来る。

行動面と身体面の相関関係

一日の生活は、ほぼほぼすべてがルーティンになっていて、ブレが少なくなった。
朝6時に起床してから8時45分にクリニックへ出発するまで、クリニックでどのように過ごすか、クリニックが終わってから帰宅して22時に寝るまで。
だいたい大きく分けると3つのルーティンがある。
そのうち、朝のルーティンとクリニック終了から寝るまでのルーティンは、気付いたことがあれば少しずつ改良している。
その改良したことは、クリニックに到着して午前中の時間で行う振り返りの時間で良かったところや気になったことなどをドンドン書き出し、さらにルーティンのスケジュールの改良案を作成して、クリニック終了後のルーティンで行動に移すという流れになっている。

この1週間は、ルーティンをやり始める前に「めんどくさい」という感覚が無かった。
それは、
「改良案を行動に移してみたらどんな感じになるのか?」
という興味を持っている感じがあるから。
また、
「ルーティンを行えば、身体や脳が整う事につながる」
というのを実感できる様になったところもある。

実際、この1週間の睡眠の質はものすごく良い。
夜は、とてもよく眠れている。
中途覚醒や早朝覚醒はものすごく減った。
昼間の水分摂取量は、2Lのペットボトルの水を1本、クリニックの時間中に飲んでしまうくらい。
これくらい飲めば夜中に尿意を催しそうなところが有りそうなのだが、きっちりと昼間、ほぼ1時間サイクルでお手洗いに行くことで出し切った状態になるのか、夜中の尿意がほぼ無くなった。
だから、朝までぐっすりと眠ることが出来る様になった。

睡眠が取れていると、夢の中でのグルグル思考も無くなった。
どうもフラッシュバックが夢になったりすることもあったのだが、そういうのも減った。
だから、朝がすごく楽な状態になる。

睡眠が、脳の疲れを取っているというのは本当のことなのだろう。

睡眠がしっかり取れていることで、朝のルーティンの効率がすごく良くなっている。
特に家事に掛かる時間は、ルーティンの改良の積み重ねもあるのだけれど、30分から1時間くらい短くなっている。
無駄に悩むことが無くなった。
悩まないで行動できるから、脳も疲れない。
脳が疲れていないから、クリニックへ出かける際の状態も悪くない。
リハビリもしっかりと取り組めるし、内容をつかみやすくなる。
リハビリが終わり、帰ってきてからのルーティンに取りかかるのだが、ウォーキング、入浴、夕食作りと、これまた作業的なことがグルグルと脳が働きそうな思考を止める働きがあるために、ここでしっかりと脳が落ち着いていくのも実感できる。
そうすると、また就寝がすんなりいって、良い睡眠へとつながる。

まさしく、好循環。

身体面と認知面の相関関係

よくリハビリの先生が言う言葉がある。

「脳は内臓の一つです。胃が疲れた、腸の調子が良くないというのは、誰でも把握しやすいことですが、脳の不調は意識しないと把握できないことが多い。皆さんは、多かれ少なかれ脳の婦長が怒ったことを自覚したからこそクリニックに掛かることを選択されたわけです。では、脳という臓器がよりよい状態になることをご本人でコントロールできる様にならないと、ちょっと休んで、薬を飲んで良くなったといってもすぐに悪くなってしまいますよね。胃が悪いからと胃薬を飲んで整えたとしても、暴飲暴食の習慣が続くのならばまた胃を悪くしてしまいますよね。脳もそれと同じです。習慣から整えていかないと、元も子もない事につながってしまいます。
脳の調子を整えるということは、内臓を整えるということと一緒だとおもってください。
そして、脳という臓器の調子が悪くなると、視野が狭くなったり、思考が出来なくなったり、感情的になったりと色々な症状が出てきます。認知や思考の癖が悪さをしてしまうこともあります。他責が強ければ人間関係が壊れますし、自責が強ければ最悪、自らの命を絶つということにもつながってしまいます。
それだけ、脳という臓器は影響が大きいのです。」

じゃあ、どうやって脳の健康を保つのか。
それは、まさしく全身の調子を整えるのと同じ事をする必要があるということ。
バランスの良い食事、適度な運動、そして睡眠。
規則正しい生活が、何よりも大切。

これが出来ると、脳の持っているパフォーマンスが最大限に発揮できるし、より効率的な脳の使い方も出来る様になる。
脳のパフォーマンスを上げ、効率よく脳を働かせるためには、身体の健康を維持することが大前提ということになる。

今のところ、自分の身体の調子が良いことから、それを実感することが出来ている。
だからこそ、今はルーティンを崩すのが怖いという感じも持っている。
崩さないための工夫をという認知になっている。

得るものが大きかった1週間

リハビリで取り組んでいることが、自分の中でものすごくつながったのがこの一週間だった。
そして、さらに新しい課題へと意識を向ける事が出来る様にもなってきた。
それは、復職というのを念頭に置いてみたときに出てくる課題に対しての練習にもなる。
リハビリ期間なら、いくらでも取り戻すことが出来る。
失敗しても良い期間。
失敗したら、最低限のルーティンに戻れば良いのだから。
新たなルーティンを取り入れる工夫を試してみるのが、来週の課題でもある。

また、その内容については、明日にでもまとめる予定。

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