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長い旅の途上~夢への経過報告~助産師への道。

初夏から秋にかけて、私は大冒険に繰り出した。


結構思い付きのようなところもあったけど、随分長い間放っておいた思いにふと気がついたので、行動に移した。

助産師学校と大学院の受験をした。

大学院受験にはTOEICのスコアもいると知り、一度も受けたこともなかったけれど、そして何とか日程的に間に合いそうだったので受けてみることにした。

色んなことが追々で、バタバタしながらの受験準備。

途中TOEICを受けたり、オープンキャンパスに出かけたりした。
大学院のオープンキャンパスはもうとっくのとうに終わっていて、情報はほぼ入らずだった。
同時に、卒業した大学にいろいろ必要なものを取り寄せたり、旧姓証明するような書類を役所に取りに行ったりした。

気になった助産師学校は過去問なども見せてもらえたので、なんとなく対策ができた。

とりあえず、どうやって勉強時間を確保するか考え、生活をととのえた。

朝が一番いいのかなと思って、10時くらいまでに就寝、2‐3時起床の日々を続けた。
早く起きたからと言って、集中力が持続するわけでもなく、合間合間に家事をしながら勉強に取り掛かった。

暗記は元々大の苦手だから、何度やっても覚えられなかったし、昔よりも記憶力がさらに落ちていて、もう泣きそうだった。

でも、私の興味とする母性看護学はとても面白くて、何度も何度も見ているうちに色んな理解が深まり、自分の身体が経験したことを総復習するような感じでとても面白かった。

夜、静かな真っ暗闇の中から、朝少しずつ明るくなってくる、あの静寂の中私は一人でとても楽しいワクワクする時間を過ごしていた。

日中は仕事があったし、家事も育児も普段通り行った。
日中眠くなる時間帯があったので、そこに訪問の予定を組み込んで、事務作業はできるだけしないようにした。
そんなこんなで、日々は過ぎた。

色んな思いが脳裏をかすめたけれど、やると決めたからにはやろう!と思って、とりあえず、日々を取り組んだ。

結果は玉砕。
当たり前だ。まず思い付きでもあったし、準備期間が短すぎる。
面接も相当厳しかった。
子どもはどうする!?
突然の呼び出しにどう対応するのか事細かに教えて。
コロナの対策は自宅でも完璧にできるか?
就職先がないかもしれないけれど、どうする?
などなど
当たり前だけどそういった質問ばかりだった。

昔、時間があって体力があって一人で自由に過ごしていた時に挑戦すればよいものを今になって思い出したように挑戦している自分に苦笑する場面も多々あった。
ガツガツしている自分を顧みながら自分のことばかり考えていて、本当に大切にするべきものを大切にできてないのではないか・・等考えながら歩む日々だった。

試験も難しかった。

英語に関して言えば、勉強時間はトータル1時間くらいで試験の傾向を見たくらい。

今年の挑戦は、玉砕。

でも満足。
今の自分を思い知った。
やれることは全て出したと思うから悔いはない。
自分の生活の中で大切なことも分かった気がする。

そして、これからどうしようかなということも漠然とだけれど思い描くことができた気がする。
これからやりたいことは、今でも充分やっている気もするし、今の私でもできることがたくさんある。
でもやっぱり、助産師の資格をとってお産に関わることができたら、やりたいことはもっともっと充実していって、道をどんどん広げていけるのだろうと思った。

だから、もっと遠回りになるかもしれないけれど、色んなことに挑戦しながら諦めずにやっていこう!と決めた。


自分の思い描くところにたどり着くには、まだまだ時間がかかりそうで、だいぶ先になりそうな気がしている。
でもだったら、もうその分ゆっくりと過程を楽しみながらいくしかない、と思っている。
道は一直線ではなく、色んな方向からつくることができるということ。
抜け道もあるかもしれないし、こんな道があったんだね!という道もあるかもしれない。
やりたいことは全部やりながら、やっていこう。
自分らしく道をつくっていこう。

夏は、本当に本当に楽しかった!

でも楽しかった!だけでは終わらせないようにしたいと思っている。

長い旅はまだ始まったばかり。

どんな風な旅になるかわからないけれど、楽しみたい。

とりとめのない長い文章を読んでくださり、ありがとうございました。

そら

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