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休日に行ってみたいアート展 10選 4月1日(月)〜30日(火)

WEBマガジン「haconiwa」編集部で毎週情報を出し合って掲載していた記事「週末行きたいイベント」。執筆していたことを思い出しながら、2024年4月に行きたいアート展(関東)を10選集めてみました。

1.MUCA展 ICONS of Urban Art ~バンクシーからカウズまで~

展示風景 BANKSY(バンクシー)《Ariel》2017年 撮影:モリサワ ジュンコ

プレス内覧会に参加させてもらいました。
Museum of Urban and Contemporary Art(以下:MUCA)は、2016 年にクリスチャンとステファニー・ウッツによって開館された、ドイツ初のアーバン・アートと現代アートに特化した美術館。ドイツ・ミュンヘンの中心部のマリエン広場から近い変電所跡地でヨーロッパを中心に高い人気を誇るアーバン・アートや現代アートを1,200 点以上コレクションしています。 今回の展示会は、公共の空間に無許可に設置されるのが特徴でもあるアーバン・アートとMUCAが所有するコレクションの中から、バンクシーによる大型彫刻作品やカウズの代表作も登場。シェパード・フェアリーやインベーダー、スウーン、ヴィルズ、リチャード・ハンブルトン、バリー・マッギー、JR、オス・ジェメオスなど世界的に有名なアーティスト10名の貴重な作品が60点以上勢ぞろいします。

開催日:2024年3月15日(金)~6月2日(日)
開館時間:日~木:10:00~19:00
     金・土・祝日・祝前日・GW(4/27〜5/6):10:00~20:00
※入場は閉館30分前まで
休館日:会期中無休
入場料:(平日)
    一般2,400円、高校生・大学生1,700円、小学生・中学生1,000円
    (土・日・祝※5/6含む)
    一般2,00円、高校生・大学生1,00円、小学生・中学生1,200円
開催場所:森アーツセンターギャラリー

私が写真・文章を担当した「ことりっぷWEB」の記事は
↓こちらから。

2.宇野亞喜良の大規模個展

画家でグラフィックデザイナーの宇野亞喜良さんの仕事を振り返る大型個展は、2010年刈谷市美術館で開催されて以来14年ぶり。東京では初めて開催します。本展では、宇野氏による原画を多数展示。宇野氏の確かな描写力を感じさせる繊細で華麗なデッサンや、校正紙に書き込まれた細やかな指示にみられるデザインへのこだわりなど、直に見ることができます。900点を超える作品群によって膨大な宇野の仕事の全貌を紹介します。

開催日:2024年4月11日(木)~6月16日(日)
開館時間:11:00 ~ 19:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
入場料:一般1,400円、大・高生800円、中学生以下無料
開催場所:東京オペラシティ アートギャラリー

3.デ・キリコ展

イタリア人の両親のもとギリシャで生を受けたジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)。1910年頃から、簡潔明瞭な構成で広場や室内を描きながらも、歪んだ遠近法、脈絡のないモティーフの配置、幻想的な雰囲気によって、日常の奥に潜む非日常を表した絵画を描き始めます。後に「形而上絵画」と名付けた1910年代の作品は、サルバドール・ダリやルネ・マグリットといったシュルレアリスムの画家をはじめ、数多くの芸術家に衝撃を与えました。本展はデ・キリコのおよそ70年にわたる画業を「イタリア広場」「形而上的室内」「マヌカン」などのテーマに分け、初期から晩年までの絵画を余すところなく紹介。さらに彼が手掛けた彫刻や舞台美術も展示する、日本では10年ぶりの大規模な回顧展。唯一無二の表現力を堪能できるまたとない機会となるでしょう。

開催日:2024年4月27日(土)~8月29日(木)
開館時間:9:30~17:30、金曜日は20:00まで
※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日、5月7日(火)、7月9日(火)~16日(火)
※4月29日(祝)、5月6日(月)、7月8日(月)、8月12日(月)開室
入場料:一般2,200円、大・専門学生1,300円、65歳以上1,500円
開催場所:東京都美術館

4.ブランクーシ 本質を象(かたど)る展

ルーマニア出身の彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)は、純粋なフォルムの探究を通じて、ロダン以後の20世紀彫刻の領野を切り拓いた存在として知られます。本展は、彫刻作品を中核に、フレスコ、テンペラなどの絵画作品やドローイング、写真作品などが織りなす、ブランクーシの創作活動の全体を美術館で紹介する、日本で初めての機会!パリのブランクーシ・エステートおよび国内外の美術館等より借用の彫刻作品約20点に、絵画作品、写真作品を加えた、計約90点で構成されます。

開催日:2024年3月30日(土)~7月7日(日)
開館時間:10:00 ~ 18:00(5月3日を除く金曜日は20:00まで)
※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
入場料:ウェブ予約チケット1,800 円(クレジット決済のみ)
窓口販売チケット:2,200円、大学生/専門学校生以下:無料 
開催場所:アーティゾン美術館 6階 展示室

5.MOTコレクション 歩く、赴く、移動する 1923→2020

東京都現代美術館1階では、「歩く、赴く、移動する 1923→2020」を展示。1923年の関東大震災直後に上京した鹿子木孟郎が被災地を歩き描いたスケッチから、移動の自由が制限されたコロナ禍における2020年の当館での個展に際して制作された作品など「歩く/赴く/移動する」をキーワードに多彩な作品で構成します。

開催日:2024年4月6日(土)~7月7日(日)
開館時間:10:00 ~ 18:00
※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日(4月29日、5月6日は開館)、4月30日、5月7日
入場料:一般500円、大学生・専門学校生 400円 、 高校生・65歳以上 250円     中学生以下無料
開催場所:東京都現代美術館 コレクション展示室

6.民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある

約100年前に思想家・柳宗悦が説いた民衆的工藝、「民藝」。本展では、私たちの暮らしに身近なものとなりつつあ民藝について「衣・食・住」をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた美しい民藝の品々約150件を展示。また、いまに続く民藝の産地を訪ね、そこで働く作り手と、受け継がれている手仕事も紹介します。さらに、昨夏までセレクトショップBEAMSのディレクターとして長く活躍し、現在の民藝ブームに大きな役割を果たしてきたテリー・エリス/北村恵子氏(MOGI Folk Art ディレクター)による、現代のライフスタイルと民藝を融合したインスタレーションも見どころのひとつ。

開催日:2024年4月24日(水)~6月30日(日)
開館時間:10:00 ~ 18:00
※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日
(ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・振休)は開館、5月7日(火)は休館)
入場料:一般1,700円、65歳以上 1,400円、大・高校生 800円 、
    小・中学生500円    
開催場所:世田谷美術館

7.エフェメラ:印刷物と表現

美術作品や書籍のように長期的な保存を本来の目的とせず、時限的な情報掲載や使用が主たる目的であるチラシやパンフレットなどのアイテムは、限られた期間で消えゆくものとして「ephemera=1⽇だけの、短命な」の⾔葉が与えられ「エフェメラ」と呼ばれます。慶應義塾ミュージアム・コモンズでは、エフェメラ、特に無料もしくは安価に刷られることで社会に広がるメディアとしての機能をもった印刷物エフェメラに焦点を当てた展覧会を開催。紙面上の実験を紹介しながら、結果的に過去の出来事を伝え残す存在となったエフェメラに目を向けて、情報や表現の乗り物としての印刷物/エフェメラについて考えます。

開催日:2024年3月18日(月)~5月10日(金)
開館時間:11:00 ~ 18:00
休館日:土日祝休館
特別開館|3月30日(土)、4月20日(土)
臨時休館|4月1日(月)、4月30日(火)~5月2日(木)
入場料:無料
開催場所:慶應義塾ミュージアム・コモンズ(三田キャンパス東別館)

8.日本のグラフィック・デザイナーと版画

「グラフィック・デザイナー」という言葉が日本で知られるようになったのは、戦後復興期にあたる1950年代のこと。本展では、永井一正氏(1929年生まれ)、横尾忠則氏(1936生まれ)、和田誠氏(1936-2019)を中心に、戦後から現代にかけて活躍してきたグラフィック・デザイナーの版画約40点を紹介します。

開催日:2024年3月13日(水)~5月26日(日)
開館時間:(平日)10:00 ~ 17:00、(土日祝)10:00 ~ 17:00
※入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日
※ただし4月29日(月祝)・5月6日(月祝)は開館、
 4月30日(火)・5月7日(火)は休館
入場料:無料
開催場所:町田市立国際版画美術館

9.第17回 shiseido art egg 野村在 展

「A molding rain / CMYK」 2016 氷、火、ワックス、ガラス、キャンピングバーナー、鍋 gallery COXIST-TOKYO

野村 在氏年間において稼働し続けるパフォーマティブな作品を発表します。過去、現在、未来が交差し、アナログからデジタルへと変容する情報媒体を独自の視点で捉え、人間の本質や存在の在り方について問いかけます。

開催日:2024年3 月 12 日(火) ~ 4 月 14 日(日)
開館時間:(平日) 11:00 ~ 19:00、( 日・祝 )11:00 ~ 18:00
※入場は閉館30分前まで
休館日:毎週月曜休(月曜日が祝祭日にあたる場合も休館)
入場料:無料
開催場所:資生堂ギャラリー

10.アンゼルム・キーファー個展「Opus Magnum」

アンゼルム・キーファー展「Opus Magnum」では、ガラスケースの作品と水彩画、計 20 点が展示。本展は1998年以来、同作家による日本での初めての個展となります。また、12人の著名な執筆者によるエッセイや各作品についてのテキストを収めた 160 ページの展覧会カタログも出版される予定です。

開催日:2024年4月2日(火)~6月29日(土)
開館時間:10:00 ~ 18:00(5月3日を除く金曜日は20:00まで)
※入場は閉館30分前まで
休館日:日、月、祝
開催場所:ファーガス・マカフリー 東京


以上です。今月も気になるものがたくさん。詳細については、各展示会公式のWEBサイトをご覧くださいね。

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