記憶と記録。精神疾患14年目

記憶と記録。精神疾患14年目

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こんな私のnoteを見つけて、読んでくださってありがとう、というきもちです。

    • 普通になりたい2(外来記録)

      私はいつも診察で話したいことをノートに書いて先生に見てもらっているのだけれど、ライブの件があったあと、ノートに「普通に憧れる」と書いた。そしたら先生に、「私が思う普通」を書いてくることを宿題に言われた。 そしてその下に、「私が思う普通は、妹のことのようにも思う」とも書いた。 私が書いたことを見た先生は、「統合失調症だから、『手帳を持っていない』とかは無理だけど、それ以外ならできると思う」と言った。でも、「いきなりライブに行くのは無理かもしれない」とやはり言われた。先生に、私

      • 普通になりたい

        きっかけは、以前からすきだったバンドのライブに行きたいと思ったことだった。 私は過去に一度だけ、それも10年以上前に一度だけライブに行ったことがある。でもそれからは行きたいと思ってチケットを取っても結局行けなくて、ライブに行ったことは無かった。 今回のライブは20周年に向けて再結成したバンドの20周年記念ライブ、しかも20周年イヤーが終わったら再び解散してしまうので、最初で最後のチャンスだった。解散前にも、行きたいと思ってキャンセルした悔しい思い出があるので、今回こそは絶

        • 統合失調症と診断されたことについて3

          前回の記事、「統合失調症と診断されたことについて」「統合失調症と診断されたことについて2」に多くの方からスキをいただいて、嬉しいきもちとすこしびっくりもしています。 私の中で、統合失調症と診断されたことは大きな出来事で、診断から一年以上経ったいまも、未だにこの病名を受け入れることができずにいます。 Twitterでは、「統合失調症はやばい奴」的な投稿を見たこともあるし、「精神疾患の中でも理解されづらい病気」という言葉を見たこともあります。当事者である私自身、「統合失調症」と

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        こんな私のnoteを見つけて、読んでくださってありがとう、というきもちです。

          統合失調症と診断されたことについて2

          その後、薬剤師さんから説明をしてもらったり、受け持ち看護師さんの後押しもあり、私はラツーダという統合失調症の治療薬をのみ始めることになった。最初は確か40mgから始めて、数日後に80mgになって、それが最大量だった。実際にのんでみて、副作用的なもので言えば、すごく眠くなった。眠過ぎて辛いので、退院したあと外来で一回60mgに減らしてもらったのだが、次の入院でまた80mgに増やされて、それからはずっと80mgのんでいる。副作用で眠いのも、いつの間にかあまり気にならなくなった。

          統合失調症と診断されたことについて2

          統合失調症と診断されたことについて

          私は統合失調症と診断されている。正式に診断されたのは、2023年2月~4月に初めてC病院に入院したときだ。 しかし、診断が確定する前の入院時の書類にも、既に病名の欄に「統合失調症」と書いてあった。 私は「統合失調症」という病名が嫌いだ。私の中で「統合失調症」というと、「幻聴」「幻覚」というイメージがあって、ほんとうはこんなことを言ってはいけないのだろうけれど、「頭がおかしい人」というイメージを持ってしまうからだ。 私は基本的に幻聴は聞こえないし、幻覚も見えない。ただ、対人恐

          統合失調症と診断されたことについて

          外来2024/08/09

          先週から調子が悪くて、前回の診察のときも調子が悪い状態で、前回は先生とあまり話せなかった。 前回の外来のあと、火曜日になんとかデイケアに行ったが、デイケアですごく疲れて、水曜日も一日中疲れていた。そのせいか、外来の前の日、木曜日にすごく調子が悪くなって、クリニックや病院に何度も電話していた。 外来。 まず体重を測ったら、先週から0.7kgも増えていて、40.0kgになっていた。 私はずっと40kgになりたくない、と思っていたので、40kgになっていてショックだった。先生に、

          外来2024/08/09

          2024年7月の振り返り

          7/1に退院してからのことを書いていこうと思う。 当たり前だが、入院中と家での生活とでは環境が全く違う。だから、家での生活にすぐ慣れるだろうかと心配していたが、案外すんなりと家での生活に戻れた。これは何回も入退院を繰り返しているからだろうか。 家に戻ってきていちばん嬉しかったことは、いつでもすきなときに頓服をのめることだった。私は頓服をのまないと不安で、毎日頓服をのんでいる。でも入院中は、看護師さんによっては頓服をすぐにくれない人もいて、その看護師さんが出勤しているときは

          2024年7月の振り返り

          Sくんのこと

          この前、高校時代、密かにすきだった男の子が夢に出てきた。Sくんという。 Sくんは、時々私の夢に出てきてくれる。もちろん、高校時代のままの姿で。高校を卒業してからもう10年以上経つので、いまでは、私の中でつくられたイメージのSくん、になっているかもしれない。 Sくんは、高校時代のクラスメイトで、高校3年間、クラス替えも席替えも無かったので、偶然私とSくんは3年間隣りの席だった。(席は出席番号順だった) Sくんはクラスの中心的存在で、成績優秀、運動神経も良くてイケメンだった。対

          Sくんのこと

          入院記録4(2024/5/25~7/1)+入院について思うことなど

          最後に、入院中たくさん看護師さんたちとお話しした中で、特にこころに残った二人の看護師さんとの話しを記録しておこうと思う。 一人目はIさん。 Iさんは今回担当エリアが違ったため、普段はあまり話す機会が無かったが、面談の日と退院前の準夜勤の日にすこしお話しできた。 退院前、Iさんが準夜勤だった日に頓服をもらいに行ったとき、「退院が不安になってきた」と私が言ったことに対して話してくれたこと。ちなみに私は退院の度にIさんに「退院が不安」と言っている気がする。 Iさん「話してると安心

          入院記録4(2024/5/25~7/1)+入院について思うことなど

          入院記録3(2024/5/25~7/1)

          トリンテリックスを無事に開始でき、入院生活にも慣れてきた入院して3週間くらい経った頃、部屋に看護師さんが来て、4人部屋の話しをされた。入院した最初の頃は個室を使えても、新しい患者さんはどんどん入ってくるため、入院してから時間が経つと4人部屋に移動しなければならないのはどこの病院でも同じだ。私は「4人部屋はいや」と看護師さんに言って、看護師さんにも先生にも言ってみるように言われたけれど、4人部屋に移動しなければならないのは時間の問題と思われた。ただ、私は過去のC病院への入院で4

          入院記録3(2024/5/25~7/1)

          入院記録2(2024/5/25~7/1)

          入院したのが土曜日で、週明け先生が来たとき、例の4人部屋の話しをしたが、結局部屋移動にはならず、いつものように個室から入院生活が始まった。 今回の入院ではくすりの調整の話しも外来でしていたけど、入院主治医のN先生には、入院して一週間はくすりも変えないし、ゆっくりしていいと言われた。そのおかげか入院して数日で辛いきもちや死にたいきもちがかなり消え、すこし良くなったように思った。そのため、入院して一週間も経たないうちに退院して元の生活に戻りたくなっていた。 今回の私の部屋は、テレ

          入院記録2(2024/5/25~7/1)

          入院記録(2024/5/25~7/1)

          5/25~7/1の約1ヶ月と1週間程精神科に入院していた。今回でC病院に入院するのは4回目。 何故入院しなければいけないくらい調子が悪くなってしまったのか、あまり思い出せない。 入院する前の週まで、普通にデイケアにも行っていた。 2月に退院してから、訪問看護を再開したり、デイケアを始めたりして、自分なりに頑張っていた。でも、そういうことで少しずつ無理が溜まっていたのかもしれない。入院する前の週にデイケアに行ったあとTさんに会ったときに、「こころが折れそう」とか言っていた。ま

          入院記録(2024/5/25~7/1)

          外来2024/05/17

          まず、体重を測った。先週より0.1kg増えていた。 その前の週も0.1kg増えていたので、すこし不安になった。でも先生、「体重が少ないと疲れやすい」って言ってたしなあ… 診察の前にソーシャルワーカーさんとお話しした。 今週は調子が悪くて、クリニックに2回電話してソーシャルワーカーさんと話していたので、その続き、というかんじだった。 ソーシャルワーカーさんが、「私が落ち着くこと」として、 ・頓服 ・お話し ・主治医の先生 ・作業所のお店でコーヒー の4つを挙げてくれた。 診

          外来2024/05/17

          noteを始めて1周年記念のバッジをもらいました。嬉しい

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          体重や食に関するあれこれ2

          前回の記事 前回の記事の最初に、「2日に一回くらいは体重計に乗って、0.何kg増えたとか減ったとか気にしている」と書いたが、現在はそれをしていない。 それは、外来で「体重が増えてたことがきっかけで調子が悪くなった」と言ったら、主治医の先生に、お家で体重を測ってはいけない、と言われたからだ。その代わり、週に一回の外来での体重測定が再開になった。つまり、「体重は病院で測って、家では測らない」という生活が始まった。 まだこの生活は始まったばかりだけれど、家で体重計に乗らないように

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