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友情と同情と、その名を隠した感情と

手2


心を半分、あのこにあげた
問題をきいて、解決するために


時間も半分、あのこにあげた
悩みをきいて、慰めるために


「だって、親友だもの」という、それは大変に便利な隠れみのだった
実際、親友だったのだから、それはしごく当然なことだった


あのこは、左にいけば問題は解決するというところを
どうしても、右を選んでしまう
わかっていても、いつも右を選んでしまう


――つまるところ、私は肩入れをしすぎたのだ
あのこの問題を共有している気になって、一緒に解決するつもりでいた
自分のものでもない問題を


あのこには、いつも、私が最良だと思う判断をしてほしかった


私はあのこに、心を傾け過ぎた


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