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雑記

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乞祈の書いた雑記をまとめています。 主題の廃れた文章です。 散らばった乱雑な感情を文字にして無理やり並べているので、読むのにはあまり向いていません。乞祈という人間に興味のある方は…
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2024年2月の記事一覧

雑記11

難しい言葉を使ってそれっぽい感想を連ねることは簡単だけど、絵の表面しか見れていない人間ほどこれに陥っている気がする。何様というよりただの主観なので何を指図するつもりもないけど
それが本当にその人の作品を評価するにふさわしい言葉なのか、その人の気持ちを理解した気になって高慢に評価していないか、何となく知った気になって分析者気取りな態度を取っていないか、その人の精神の行先がどんな風に絵に影響されている

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雑記10+

表現の種類とその可能性について考えてみると、自分は常に自創作の定義を ”記憶に映ったそのそ景色や人物(ヒト)、音は確かにそこで実在する・もしくはした歴史であり、創作者はそれを独自の手法で表現することにより現世にある何らかの形で歴史を紡いでいる” というように考えていて、その上で絵を描いているのだけど 目を開いたまま自覚できるほどの確信を持って言える「アイディアの根源」がそこにあったときは、表現の種

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雑記09

雑記05のつづき
というより、後に思ったことや気づきなどを箇条書きしてみただけ。

2024年2月26日
完璧をめざしている訳じゃない。明らかな相違を生まないための努力をしている。わたしの表現する全ては決して本物ではなく、歴史として読みやすくされた「作品」だ。意識のところにある思考体系で全く同じ形をしているとは限らず、絵として形になり現世にもう一度”生まれる”あの子たちは元の姿寄りのそれに似た何か

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雑記08

著名な人間の言葉を名言とすること自体はいいと思うけど、それは相手の過去や努力が情報という形を通して広く知ることが許されているからそうなるだけであって。名の知れていない人間の言葉は信じるに足らないと感じるのならそれは思考放棄で、他人の肩書きに依存し、少し他より知った気になっている自分に自惚れ、優越感に浸っているだけだと感じざるを得ない。事実、YouTubeでよくある偉人や有名人を紹介する動画のコメン

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雑記07

わたしはひとが怖くて、昔から目を合わせて話せた試しがないくらい本当にだめで、なんとなく気分がいい日に調子乗ってひとがたくさん居る所に行くと結局泣きながら帰ってきます。今日もちょっと苦しいことがあって、心理状態がぐちゃぐちゃのときに大好きな曲を聴いたらふつうに泣きました 音楽って偉大… 一番苦しいのが、傍から見ればわたしの傷ついた理由なんてそんなに嫌なことでもなくて、なんでもない普通のことで傷ついて

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雑記06

”難しい表現や遠回しの言い換えは小説のような作品に適用されるものであって現実でわざわざそれを使って説明や会話を行うのはむしろ頭が悪い” みたいな理論、一見筋が通っているけど、これも思考放棄の一種なんだろうなと最近思うようになった。「長考は時間の無駄であり、瞬間的な理解へ導く簡易的な方法だけが時代に合ったスタイルだ」と主張する人々の中にある感性は、2倍速の効率消費を助長するもので、YouTubeのシ

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雑記05

生きた証とか、自分の歴史をどう伝えるかについて考えてみた話。自分は、自分という歴史を絵によって残していたいと前々から強く思っている。立派な画家じゃなくても、みんなから評価される絵描きじゃなくても、この手で描いた記憶を形として残したい。そしてそれはあの子たちの歴史を紡ぐことにも繋がって、連鎖していく。他の記事でも何度か書いている通り、自分の創作の定義は ”頭の中に浮かんだ知らない世界の景色は全て世界

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雑記04

人間の老化と好きなものを好きでい続けたいという話。ツイッターでは何度も話している話題だけど、精神の老化に伴う肉体の老化が重なると 今はこんなに愛おしくて大切でたまらないものに嫌気がさして、気づいた頃には自然と離れてしまうのが必然的…という話。そんな現象にはとても耐えられないし、想像するだけで毎日苦しい。実際にそういった人間を見てきたから言えることなのだけど。私の場合、絶対に自分の中から失いたくない

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雑記03

”絵が上手くなる”は最終目的ではなく理想の絵を描けるようになるための漠然とした工程のひとつに過ぎないので、それをたどり着く先にするべきではない気がする。具体的な目標のあった方が個人的にはやりやすい。『人体の把握』や『パースの会得』もただの工程であって、そこで慢心してしまうとつまらない。これに関しては言葉の説明が一番わかりやすい気がする。目的と目標は、目的が『最終的に成し遂げたい事柄や目指すべき到達

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雑記02

多くの人間・歴史のあいだで普遍的に評価されてきた芸術って、何かと写実的な作品に傾いている気がする。写真かと見間違えるようなリアルすぎる鉛筆画!みたいなものってよく紹介されるし人目を引くけど、絵画の評価という点では少し違和感がある。自分が 絵に対して内在的な価値を見出したり、そういった精神を好んでいるのもあるかもしれないけど、『色使いや構図が複雑でデフォルメ要素等も取り入れられた近未来的な絵』と、『

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雑記

筋肉構造や人体の特徴を網羅し活かすことのできている絵描きでも、一枚の『絵』になると”綺麗に描かれているのに”何処か魅力が足りない、単調な絵になって見えることがよくある。これって、リアリティはアンバランスさから来ることをより示唆しているようで面白いなって。リアルって完璧じゃない。瞳でみても、カメラ越しにみても、必ずどこかが歪んでいて、その見え方も感じ方も人それぞれ。完璧に近ければ近いほど、人の体の柔

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