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【社員インタビュー】“ソニックス最強の器用貧乏”、最終目標は仕事ゼロ!?創業期メンバーが語る後輩育成への想い

デザイングループ丸岡です。今回はソリューション開発部、アーキテクトトラック所属の若田さんへインタビュー。自らを“最強の器用貧乏”と語る若田さんに、ソニックスの創業期や後輩育成にかける想いについて聞いてきました!

吉澤代表との出会い、ソニックス創業

今日はよろしくお願いします!早速ですが若田さんの入社前の経歴を教えていただけますか?

前職は常駐派遣のいわゆるSIerを中心にやっていたIT系企業に、全くの未経験で入社して3~4年勤務していました。その在職中、後にソニックスの代表になる吉澤さんと、ともにソニックス立ち上げに参画する立花さんに出会いました。吉澤さんはその会社に、期間限定で手助けをするようなポジションで関わっていて。それまでエンジニアを外に派遣する仕事しかしていなかった会社だったのが、吉澤さんが中心になって社内で開発をする部署が設立されました。たしか1年間くらいで吉澤さんは期間満了になり会社を去って行かれたんですけど、そのタイミングでソニックスを起業されることになって。「来れば?」と声をかけられて今に至ります。

なるほど~。じゃあその1年間ですごく親交が深まったんですね。

ソニックスのエースエンジニア立花さんの記事は下記リンクで!

吉澤さんが当時、エンジニア達に課題を出したことがあったんです。僕はたまたまその課題をやって提出したんですけど、蓋を開けてみたらその課題をやったのが僕ともう一人くらいしかいなくて。優秀なエンジニアも他にたくさんいたんですけど、そこから色々面倒を見てくれるようになりました。さっき言った社内開発の部署で開発の仕事をさせてもらったり、立花さんにプログラミングのことを色々教わったりして。

そんな経緯があったんですね!
若田さんは未経験でITの世界に入られたということですが、何かきっかけはあったんですか?事前に調べた情報によると、小さい頃の夢は“ファミコンを作る人”だったんですよね?

 そうですね(笑)
僕が子供の頃はみんなそうだったと思いますよ。学校が終わると誰かの家に集まってファミコンするのが定番で、すごく好きだっただけで。なんとなくの憧れみたいな感じでした。

僕も子供の頃ゲームをやっていましたけど、当時作る側になろうっていう発想には至らなかったです(笑)

なんでそう思うようになったんだろう…。でも例えば、決められたコースを進むようなゲームをやっていて「俺だったらこんなコースを作る!」とか考えるのは結構好きでした。無茶苦茶で絶対クリアできないものを妄想したりして(笑)
でもまさか本当にプログラミングの仕事につくなんて全然考えてなかったです。現在作っているのはゲームではないけれど。

子供のころの憧れが、自然といまの仕事に繋がったんですね

幼少期を振り返る若田さん

謎のアジトで部活動

創業時からソニックスに関わってらっしゃるということですが、当時の雰囲気はどんな感じだったんですか?

 当時は原宿駅前に7坪のオフィスを借りていたんですけど、今思えばあれはオフィスじゃなかったな(笑)
どちらかというと謎のアジトというか。

謎のアジトですか(笑)

狭い部屋に二人掛けの机と四人掛けの机があっておしまい、みたいな。そこに四人在籍してる時点ですでに窮屈なんですけど、立花さんがでっかいバランスボールとか持ってきちゃって。

発掘した当時の原宿オフィスの写真。本当にバランスボールが!(笑)

アジトというか秘密基地ですね(笑)仕事の雰囲気はどうでしたか?

いい意味で部活みたいな感じでした。仕事はもちろん真面目にやっていたんですけど。なんというかノリと勢いでわーってやる感じでしたね。

なるほど!ノリや勢いはどんな時に発揮されていたんですか?

なんかこう、唐突に「こんなもの作ってみよう」って誰かが言い出して、それがお金に直結するかは置いておいて、気がついたらもう立花さんが作り始めているといった感じで(笑)
もちろん、ノウハウを貯めるとか色々目的はありましたが、半分は趣味感覚もあったと思います。

なんだか楽しそうですねー

当時、iPhoneがようやく世の中に普及し始めた頃だったんですけど、それに対してAndroidは普通の人は存在すら知らないぐらいの感じでした。そんな中SonyからようやくAndroidのスマートフォンが発売されるという話が出てきました。その時、吉澤さんが「ここがターニングポイントになる。絶対にAndroidが来るからやっておかないとダメだ」と。そこから例のノリと勢いでわーっとアプリ作って、それをストアに公開して。

思いつきから形にするまでのスピード感、すごいです…!「ソニックスはやりたい技術があったらすぐにチャレンジさせてもらえる文化がある」と2年目のエンジニアたちがインタビューで言っていたので、創業期の雰囲気が今のソニックスにも継承されているんだな、と感じました。

入社2年目エンジニアのインタビューは下記リンクで!

創業期から受け継がれるもの 

若田さんから見て、ソニックスが創業期から変わった、と思うところはありますか?

 そうですね、当時は人数が極端に少なくて、「この仕事はこの人」っていう感じで、それぞれが隣の人と全く違うことをやっていたのが普通でした。みんな職人気質で。でも、会社が新卒採用に力を入れて、若い人がいっぱい増えてからは、どうしてもチームとして動かなくてはいけない。そのあたりから、創業期はあまり気にしていなかったことを考えるようになったな、と思います。チーム作りを考えるということは、自然と会社の雰囲気を考えることにつながります。日頃から社内をいい雰囲気・環境にしようと意識するようになったのは、変わったところかな。

雰囲気といえば…柔らかい人柄の方がすごく多いですよね。

自分が面接に参加する時は、今の会社のチームの考え方にあっていたり、雰囲気にあっている人が良く見えるなっていうのはありますね。意図的にそういう人ばかり採用しているわけではないんですけど。自然とそういう人が集まっているのかな。

すごくいい流れですね。

うん、多分今後もこの流れは変わらないんじゃないかって思います。受け継がれていくものだし。

インタビューも柔らかな雰囲気でした。

他に面接でこの人いいなぁと思うポイントはありますか?

エンジニアに求めたいのはやっぱり“技術が好きなこと”ですね。ITの技術は進化のスピードも早い。10年経てば今の技術はほとんど古くなっていくんですよ。どんどん新しい技術を身につけていかないといけないというのが当たり前の世界。要は一生勉強が必要なお仕事です。だから、好きでやった方が楽しいじゃないですか。会社から次に必要な技術があるから勉強してって言われてやるのも勿論いいんですけど、理想を言えば“好きだから勝手に勉強してた”ていう気質の人はいいな、と思います。

創業期の話が想起されますね。

動く時は最終手段、オールマイティなアーキテクトトラック

若田さんは現在アーキテクトトラックに所属されていますが、どういったお仕事をされているんでしょうか。

 アーキテクトっていうのは、その名前から考えるとシステムの全体的な設計や方針を決めていく仕事です。でも同じくアーキテクトトラックに所属している人で、普通にプログラムを書く人もいます。僕はどちらかというとプロジェクトマネジャー(以下PM)をやることが多いですし、他の人も結構なんでもやってます。

なんでも屋さん、オールマイティの人が多い部署なんですね。

なんというか、“都合のいい男”です(笑)

中でもPMのお仕事が一番多いとのことですが。

そうですね、特にPMの立ち位置で案件に関わることが多いです。開発初期の設計後、後輩の開発支援や育成をしています。

若田さんがPMとして大切にしていること、美学みたいなものはありますか?

美学というかはわかりませんけど、“あまり怒らないこと”“自分でやらないこと“ですかね。

なるほど、後輩の育成のためですね?

それもありますし、“自分でやらない”というのは自分が作業することに時間を取られてしまうと、全体を見る余裕がなくなってしまうんです。だから、自分が手を動かすことは悪手だと思っています。やむを得ず…って時もありますけど。

若田さんが動くときは最終手段、という感じなんですね。

そうですね。人手が足りなかったり、これ以上無理をさせたくない、と思った時は動きます。

最終手段の若田さん、頼りになりそうです。

PMをやっていて印象に残っていることはありますか?

自分でプログラムを書かずに終わらせた案件ですね。今までずっと開発をやってきて、一行もプログラムを書かないなんてことは初めてだったので、やっぱり途中で不安になるんです。「任せても大丈夫なのかな」って。でも意地でも手を出すまい、と決めて任せていたらそのまま無事に納品することができて。言葉にしづらいんですけど、今まで感じていた、自分でひたすらプログラムを書いて作り終えた時の達成感とは全然違う気持ちよさみたいなものがあったんです。

新しい感覚だったんですね。

不思議な感覚でしたね。ちょっと無理かも、くらいハードルの高いお願いしてもなんとかなるんだっていう発見がありました。実は無理かも、と思っていたのは僕だけで、若いエンジニアのみんなはやっていくうちに成長する。勇気を出して誰かに任せたことで、初めてそれを体感できて本当によかったなと思います。

後輩の成長を間近で見るのは想像するだけで嬉しくなりますね。

嬉しそうな丸岡

“最強の器用貧乏”

では、若田さんがこれからソニックスでやりたいことはありますか?

そうですねー。僕は開発するのもめっちゃ楽しく感じますし、PMをやるようになってそれも楽しくなってきて。多分広く浅くタイプなんですよ。僕は技術においてこの分野だったら自分が一番できる、っていうことはひとつもないんですけど、反対に僕ができないこともない。変な言い方をすれば器用貧乏みたいな。

チームにとってすごく貴重な存在ですね。

はい。なので、それだったらそこを極めてもいいかな、なんて思ったりします。うん、”最強の器用貧乏”

めちゃくちゃかっこいいですね。

野球でいうとエースとかホームランバッターではないけど、どこのポジションも守れて、誰かが怪我したらとりあえずアイツだしとけば大丈夫、みたいなのも悪くないかな。なんて思いつつ自分でもよくわかってないです(笑)
数年後っていう単位で見ると、今、PM補佐をやっている若手達を育ててるんですけど、今後そういう人材をどんどん増やして、僕の仕事がなくなる、それが最終目標。

ソニックスの創業期から受け継がれる価値観や雰囲気、“最強の器用貧乏”若田さんの、お仕事に対する興味深いお話が聞けてとても楽しかったです!ありがとうございました〜!

最後はお茶目にメロイックサイン

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