散文集#23 中毒についての私見と自己分析
活字中毒という単語が存在する。小説、評論、論文、百科事典など、内容は問わず活字でできているものを定期的に摂取しないと落ち着かないという状態、あるいは性質を指す。
「活字」を求めて中毒症状を起こすから「活字中毒」なのだとするならば、私は「芸術中毒」と定義できるだろう。
「芸術」とは書いたが、何も高尚な趣味を持っているわけじゃあない。もちろんクラシックコンサートに行くことや美術館に行って鑑賞することも好きだが。私が定期的に欲するのは漫画や小説、はたまた演劇や舞台演奏など、広