散文集#19 誰かの言葉
「目に見えるものの意味は、すでに己が知っている。」
「ん?どういう意味だ?」
「僕らは、常に見たいものを見たいようにしか見ていないということだ。」
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「ふんっ!ついに人間ではないものまで生み出したか。
醜いにもほどがあるぞ!
そのうえ手に負えなくなったら捨てる!?
さきにおまえらが滅ぶだろ?!」
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「届かない」
ゲームの前で 嘆く君
届かない
恋の旅路で 止まる僕
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ほんの数分しかない本番に、ぼくらは全力をかけている。
なぜかって?
簡単さ。その瞬間が最高のものになるって信じてるからだ。
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あこがれこがれ
こわがるなかれ
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「君が欲しい」と 言ってみる
葉が落ちる
君に「欲しい」と 言ってみる
墓前にて
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世界は死んでいる
終わらない夏休み 移ろわない景色
流れない季節の中で 僕らはひそかに息をする
生きてる実感が欲しくて必死にもがいても
結局全部 死んでいる
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