アニメ録#4 神たちに拾われた男

NHKの幼児向け番組みたいな内容

 下手したらおじゃる丸とかよりひどいかもしれない。
 主人公は見た目年齢11歳。ポケモンだと旅に出てる年だが、異世界でも地球でもまだまだ子どもとして扱われる年齢だ。
 年齢の割に丁寧な敬語と低い物腰、おまけに働き者だ。人間として素晴らしいのは確かだけど、正直言ってちょっと気持ち悪い。
 とても大きなトイレを掃除する回があるのだが、主人公は丸二日以上動き続け、周りの冒険者仲間たち(主人公の同僚?)は、「大したやつでござる。」と感心こそすれ、休ませようとしない。何度か休ませようと声をかけるも主人公の熱意に押され諦めている。日本だったら労基案件じゃなかろうか。
 こういうのって何時間かに一回休憩挟まないと危ないんじゃないっけか。工事現場の人たちがしょっちゅう休んでるのはそういう理由だって聞いたんだけど。
 しかも、最初から最後まで一切悪人が登場しない。おじゃる丸でさえ鬼たちのような敵ポジションのキャラがいたのに、主人公が敵対するのはゴブリンやらカマキリやらモンスターばかり。
 従えているスライムを使って洗濯屋を開いた時も、錬金術で鉄を作った時も、悪用されないよう注意してくれるのだ。
 主人公が何でもできすぎではないかとも思うが、それは置いても社畜精神にまみれた日本人の末路を見ているようだった。
 異世界スローライフファンタジーって言ってるのに主人公働きすぎではなかろうか。いっそのこと、異世界社畜ファンタジーとでも変えてはどうだろう。

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