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J9のクラブがフットサルコミュニティで成功している理由① 〜これからのフィットネスのトレンドは〇〇〜

かれこれ、1年間ボールを蹴り続けています。
というのも僕らは、毎週土曜日朝10:00〜初心者向けのフットサルを開催しているので。
昨日も朝からフットサルしてきました。健康極まりない。

実はこのフットサル、他の個サルなどと比べて珍しい部類のビジネスモデルになっています。
ここで上がる収益で生活出来る程度には実業として成立していますし、このフットサルコミュニティの参加者がコアサポーターとしてクラブを支えてくれています。

なので、サッカーを仕事にして生きていきたい方は真っ先にこれをやるべきだと思います。全ての基盤に出来るので。
ノウハウはこれから全部ここに書いていきます。丸パクリしても良いので是非やってみてください。

まず第一回目の今回は、フィットネス業界の変遷に触れつつトレンドについて掘り下げていきましょう。

フットサルだってフィットネス

最初にお伝えしておくと、僕は現在はFCSONHO川西のGMですが、元々はフィットネスの畑の人間です。
スポーツトレーナー(主にサッカーとバレーボール)やダイエットのパーソナルトレーナー、治療(鍼治療)や障がい者への運動指導などもやっていました。
フィットネスのベンチャー企業の役員をしていた経験もあるので、それなりにフィットネス業界は広くみてきた人間です。

そもそも、フィットネスというのは…

フィットネス(Fitness)とは、肉体的および健康的観点で「望ましい」と考えられている状態であり、それを目指すための行為・活動。
アメリカスポーツ医学会が発表した『運動処方の指針』によれば、「health related physical fitness」 「physical fitness」は、「体組成」「心肺機能」「筋力・筋持久力」「柔軟性」を指す。

wikipediaより引用

というものであり、また、健康というのは

健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱 の存在しないことではない

WHO憲章より引用

を指す言葉です。
つまり、フィットネスというのは
人々が肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態を目指すための行為・活動」であり、別に筋トレのことを表す単語ではありません。

ということは、友達との散歩やフットサルもフィットネスになり得るし、きついだけの無理な筋トレはフィットネスとは呼べないわけです。

さて、フィットネスについての定義をはっきりさせたところで、そのトレンドと変遷に触れながら何故こんな話をしているのかに触れつつお話ししていきましょう。

フィットネス業界の歴史

日本におけるフィットネス業界の歴史はそう長くありません。
業界としてまだ歴史が浅いと言っても過言ではないでしょう。

民間のスポーツクラブというものが初めて誕生したのは1964年の東京オリンピックの時。
そこから、1970年代にセントラルスポーツやピープルが設立。
1980年代にはスイミングやエアロビクスが流行し、大型フィットネスクラブが最盛を迎えます。
しかしそこから1990年代、バブルが崩壊しフィットネス業界の雲行きが怪しくなってきます。

1990年代になると、フィットネスクラブの数が激増したことにより競争が激化します。その結果、業界全体の客単価が下がり価格破壊が進み、赤字のクラブが増えたのもこの頃。

2000年代を迎え、市場規模は順調に拡大し、少しずつ業態が多様化してきます。この頃で市場規模は4000億円を超えて生活の一部になってきました。
コナミスポーツのような大規模フィットネスクラブも、この頃になると業態が、現在の形に固まってきます。

2010年代にもなると、「小規模の24時間フィットネス」が流行り出します。
anytime fitnessが日本に上陸したのも2010年で、「いつでも、どこでも筋トレが出来る」業界になってきました。
そして最近では、RIZAPを中心に「パーソナルトレーニングジム」が流行し、個人にフォーカスしたオーダーメイドのトレーニングの時代になりました。

フィットネス業界の歴史は大体こんな感じです。
案外歴史で言うと浅いもんですよね。


ちなみにコロナの影響は?

業界全体はそういう風に時代と共に変遷しました。

さて、この流れを凄く簡単にまとめると

  • フィットネスクラブが日本に上陸、コナミのように大規模店舗の展開が進む(エアロビなどのグループレッスンも生まれる)

  • 小規模の24時間ジムが増える(所謂マシンジムと言われる筋トレ施設)

  • RIZAPをはじめとしたパーソナルトレーニングが流行る

こんな流れです。

さて、そしてこの直近のお話をしていきますが。
新型コロナウイルスの影響で、フィットネス業界は甚大なダメージを負いました。
緊急事態宣言の発令に伴い、ジムは軒並み営業を停止。
人々から運動する機会が失われました。

その結果、普及した新しいフィットネスの形もあります。
それが「オンラインフィットネス」。
youtubeの動画媒体を含め、非対面や自宅でもフィットネスが可能であることが認識として広まる結果となりました。

しかしこれは、「良くも悪くも」業界を変えていったのもまた事実で。
オンラインフィットネスが流行したことで、「対面でなくても良い」フィットネスは淘汰されているという側面もあります。


これからのフィットネス業界はどうなっていく?

偉そうなことは言えないんで、先に言っておきます。

わかりません。

そりゃそうですね。僕みたいな若造が知った気になってこれからのフィットネス業界を語ることほど滑稽なことはないので。

ただ、ここまでお話ししてきた様に、業界の流れと市場のニーズというものはあるので、最低限の予測は出来ます。
ここまで長々と読んでくださった皆様のために、漸くここで何故こんな話をしてきたのかをお話ししましょう。

フィットネス市場が始まってから、今までの顧客心理がどうなっていたかというと…
「運動できる場所が欲しい!」→スポーツクラブ増える
「時間に縛られずいつでも運動したい!」→24時間ジムが増える
「一人でオーダーメイドで結果を出したい!」→パーソナルトレーニング流行
「非対面で家で運動したい!」→オンラインフィットネスが普及

こんな流れです。

そして、今皆様が何を思っているかというと
「ガチの筋トレは継続出来ない。楽しく運動したい。」
「非対面のサービスが増えて出会いがない。人との出会いが欲しい。」
こんな感じですね。

家で運動しても結果が出ない人がほとんどですし、ジム通いは「何をして良いのかわからない」ので結果が出ない人がほとんどで、パーソナルジムは単価が高くて続かない。
結果大型ジムもオンラインフィットネスもパーソナルも続かず、この新型コロナウイルス騒動でサービスを解約し、所謂「フィットネス難民」が急増しているわけです。

では、これからの時代は何が求められるのかで言うと
「楽しくて」「人と繋がれて」「継続しやすく」「安価で」「あまり三密を気にしなくても良い」フィットネスの形。

僕は、これを解決する1つの形が「スポーツ」だと考えるわけです。


どんなサービスが流行っていくのか

意外とね、これまでなかったんですよ。
初心者がスポーツを始められる場所
これ、思ったことありません?

フットサルもバスケもテニスも、経験者が集まれる場所があっても、案外初心者がスタート出来る場所ってない。

これを、「完全初心者向け」で「社会人が新しい趣味として始められ」て「楽しく運動して健康になれる」「スポーツの環境」があったら流行ると思いませんか?

こういった環境がメジャーな球技でなかなかないから、社会人になって「ゴルフ」や「ボルダリング」が流行ったりするわけです。

こういったコンセプトで、フットサルやサッカー、それだけではなくスポーツができる環境を整備することさえ出来たらマネタイズなんて簡単です。そんなサービス、ニーズは凄くあるのに実際皆無に等しいので。

だから、初心者向けのフットサルを開催し始めたという経緯があります。

長々と書いたんですが、ご理解いただけましたかね??

今回はフィットネス業界の歴史と変遷、これからのフィットネスの形を掘り下げたので…
次回以降で僕らの「初心者向けフットサルコミュニティ」のカラクリを更にお伝えしていきましょう。

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