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【哲学編】若手行政官への推薦図書

前回紹介した人事院が若手官僚にお勧めする書籍を順番に紹介したいと思う。尚、引用元は、いずれも人事院のサイトだ(先回"210623_" note参照)

今回は、哲学5選(掲載動機は、ざっくり、note投稿数UP3割、自分のメモ2割、みんなにも読んで欲しい2割、あわよくば初アフリエイト収益ゲッツ3割)


■ 新渡戸稲造「武士道」・・・1/5

新興国として勃興しつつあった日本に対する偏見を意識しつつ、「日本人の魂」とは何かを世界に発信した書。

たしか、高2ぐらいでリーディング授業で読むよね。


■ 福澤諭吉「文明論之概略」・・・2/5

「学問のすすめ」と「福翁自伝」とあわせ読むことが望ましい。
 国の独立と発展成長のためには、社会全体の知性の向上こそ不可欠で
あることを明快に示した、近代日本最高の古典である。

でも福沢さん、会社はヒトの上にヒトつくる・・・だよね。

あとは、下記もおすすめされている。

「明治十年 丁丑公論・瘠我慢の説」、「明治十年 丁丑公論・瘠我慢の説」
福澤の著作はどれも面白くて読み甲斐がある。短いが、具体的で迫力があり、現代の日本人にも強く訴えかけるものとなると、この2論考が先ず浮かぶ。「文明の虚説に欺かれて抵抗の精神は次第に衰退するが如し」と述べることから始まる福澤の西郷弁護論には感動するばかりだ


■プラトン(藤沢令夫訳)「国家(上)(下)」・・・3/5

プラトンの対話編の最高傑作であり、現代でもリアリティのある主題も含め、政治や教育の在り方に関する原理的諸問題について丁々発止の対話が展開されており、正義や国家についてのプラトンの考え方に賛同するか否かを問わず、自ら対話に加わって、原理的な問題をめぐる議論の進め方を修得することを薦めたい。

自分が官僚向きかどうか試される、主題、、

ジョン・ステュアート・ミル「自由論」・・・4/5

個人に最小限度の選択の自由を賦与しつつ、社会全体としての決定の効
率性を保障するためには、社会・経済システムはどのような性能を備えて
いるべきか。この難問の出発点に位置するミルの「自由論」は、繰り返し
て熟読する価値のある古典中の古典である。

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■ 吉本隆明・梅原猛・中沢新一鼎談「日本人は思想したか」・・・5/5

西欧と異なる形で展開されてきた日本思想を総括、我々がどこへ向かうべきかを考えるヒントを与えてくれる。
縄文文化、西田哲学、ギリシャ哲学、ニーチェ、ハイデガー等、和洋の哲学・思想がふんだんに引用されており、教養書としても大いに役立つ。

梅原さん亡くなられた際に、注目されてたような。それにしても、中古めちゃ高いな。最寄りの図書館で探そ。

以上、哲学代表5選でした(官僚は、福沢さん推しだね)。

次回は歴史編。さようなら。

みなさんもお元気で。ではまた。

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