「シス」〜決して諦めず安易な道に逃げない強い心〜
今日は夫から借りた
『フィンランドの幸せメソッド SISU』
著者 カトヤ・パンツァル
を健康診断後に読みました📚
面白かった!!
そして、読みやすかった😆
まず面白かったのは、フィンランドの本質とは〜
「シス」、「サウナ」、「シベリウス」が、
アイデンティティの象徴ということ。
「シス」とは
フィンランド独特の「意志の強さ」であり、
決してあきらめず安易な道に逃げない
「強い心」のこと
「サウナ」は、日本人にもお馴染みだけれど
フィンランドの人口550万人に対して、
プライベートサウナ&パブリックサウナ
あわせて330万個もあるというのは驚き💦
「シベリウス」は、
フィンランドで著名な作曲家。
彼の曲「フィンランディア」は
フィンランド第二の国家と言われている。
フィンランドは1917年にロシアから独立。
とはいえ、1809年にロシア帝国の統治下となる前は、
6世紀にわたってスウェーデンの支配下に置かれていた。
そういった歴史的背景もフィンランド人の「シス」なるものを支えているよう。
「シス」には、
精神的なタフさ、忍耐強さと、
最近気になるグリッド力、マインドセット、レジリエンス、などと関係する力が含まれていて奥深い。
そんな「シス」を育むための具体的な方法が書かれていて、いくつか、もうやってみたい!
読み始めは、極寒の海に飛び込んで泳ぐなんて‥。
うわぁ〜💦
なんて思っていたけれど。
この本を読んだ今なら飛び込みます!!😁
素敵だな、と感じた箇所は沢山あったのですが。
ハウスクリーニングや窓拭きなどの家事において、ほとんどのフィンランド人は仮に外注する金銭的余裕があっても自分でやることを選ぶ。それによって人々は自尊心と満足感を得る。
「経験」は「所有」に勝る。
週末の話題はショッピング等てはなく、
屋外での活動や自然とリンクした活動。
配慮した消費。新品ではなく中古を買う。
持続可能で倫理的、かつ機能的な誠実に作られたモノならば、時間を超えて生き続ける。
消費も見栄も重要ではない。
モノの消費から経験の消費へ。
そしてさらには消費から離れることが幸福と健康につながる。
「できない。」「やらない。」の代わりに
「どうすればいい?」「自分には何ができるか」
と自分に問いかける。
フィンランドの就学前教育は学業的な準備に重きを置いていない。その一番の目的は、すべての子どもたちに幸せを保証すること。そして、すべての子どもたちを責任ある個人に育てることだ。
フィンランドの、教育の強みは全員が成功することをゴールに定め、国家的アプローチを取っていること。
特に、ひとり親家庭の子ども、フィンランド語を話さない親を持つ子ども、失業中の親を持つ子どもには特に注意し、そのような子たちへのケアやサポートが行き渡るよう教育システム全体が設計されている。
素敵な内容が至るところに散りばめられていましたが、そんなフィンランドにも、多くの問題は山積していて。
また、地球は不安定で、温暖化は確実に進んでいて。
そんな厳しい現実の中、
未来を切り拓いていける若い人の力が必要。
科学、テクノロジー、モデリング(事象の本質を捉え、抽象化した形式で表すこと)に堪能な若者を育成できるかが、今後、この惑星を滅ぼさないために必要不可欠とも。
「シス」はウェルビーイング(心の充足感)を高めるシンプルで実用的な暮らしを実現するための糸口。
外の新鮮な空気を吸う。運動する。バランスのよい食事をして、休息の時間をきちんと取る。そんなシンプルな行いによって日々「シス」をトレーニングすることは日々自分をケアすることに繋がる。強い肉体は強い精神をつくる。
大好きなマリメッコのバッグを横目に見ながら。。。
「シス」を意識して、
自分をケアして受け入れながら、
気持ちよく励んでいきたいと思った読後です😊
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