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クラハの友人と諏訪紀行の巻1

長野を堪能する電車の旅


朝。いつものように天気が良い。オランダの悪天候に慣れている身にも、ようやく天気がいいことに慣れてきて窓の外の天気を確かめなくなった。日本滞在16日目。あの長いイタリアの地獄のような夏を思い出すと、天国であった。 

バスで北長野から長野駅まで行く。バスは一日に何本しかない。田舎あるある、とっても不便。仕事をしている人は各自クルマを持っていて、それは弟のところもそうなのであるけれど、、、、。

走行距離で車に税金がかかるという法案、あれ、地方の人生き延びれるのだろうか? まじ心配。でも誰からもその話は出ない、不思議だ〜。

とにかく次ここに来るなら国際免許は必需だなと思う。車はレンタカーか?

行きはしなの鉄道で時間をかけて諏訪へ。特急は帰りでいいかな?と計画をする。

長野は広く、私の知っている場所は東信と北信が中心。南とか、西とかに縁がない。ちゃんと見たい。景色を目に留めておくためにはその方がいいのだ。

列車が後ろへ動き出す場所が二箇所ある。スイッチバックなのか? 久しぶり。

特急の遅れがあり、それの原因で普通電車は相当な遅れになり日本のサラリーマンのグループの話を聞きながら諏訪に着く。

天気がいい姨捨山の辺り
名前に注目。銀河鉄道桑ノ原

クラハ友達のTさんが、待っていてくれた。(だいぶ待たせた!申し訳ない)Tさんは、愛知県から車で移動。3時間くらいかかったらしい。
知り合いに車を借りてきてくれたので、諏訪はTさんの持ってきた車での移動となった。
Tさんは画家。そしてカフェレストランのオーナーでもある。見た目通り、アーティストとしか思えない雰囲気! カリスマ性もある。
アートのルームで知り合った。この日も、ご飯を食べたら、美術館へ行く予定。

二人でまずはホテルへ。ルートイン諏訪へチェックイン。朝食付きでシングルで45ユーロくらい。5000円ちょっと? ヨーロッパではあり得ない。
部屋は古いけど広い。最近の新しいけど狭すぎに慣れた身には、この広さが嬉しい。受付で、大浴場と書かれてたけど、温泉? と聞くと、源泉掛け流しであった。最高。どうやら、諏訪は、お家に温泉を引っ張ってる人も多いところらしい。大分の別府を思い出した。

ホテルチェックインの後、お蕎麦屋へ。外で少し待った後お蕎麦。やっとまともっぽいお蕎麦に出会う。

鴨南蛮だった気がする。

それにしても、声で先に知り合っていた人のオフ会はこういう感じなのだろうか? 違和感がない。どうも、初対面の人とは思えなすぎる。

どこから話していいのかわからず、一瞬悩む。結局、今のこと、これからの話になる。Tさんの過去の話は割と聞いている。私はあんまりしてないかもしれないけれど。

諏訪湖を車で走った後、ハーモ美術館へ。




なんと、なんとここにはたくさんのアンリ・ルソーがあった。他にも見応えたっぷりで、すごいコレクションのグランマ・モーゼスもある。有名なシャガールやマティス、ダリ、藤田嗣治などもある。

長野の家族の中で楽しんでいたけれど、家の中がすっきりしてない状態が、モヤモヤしていた私には、美術館の空間にいて初めて自分の場所にいるような気分の良さを感じる。

なんだかすっかり気分が一掃された。

やはり、私にとってアートって欠かせないと思う。よく考えたら11月になって映画「アムステルダム」を観て以来、文化に触れてない気がする。


諏訪湖畔の自然

気分が上がったところで、諏訪大社へ。農道を通っていく。ほぼお店が閉まった状態で少し薄暗い。もう日が暮れだしていた。


とにかく広い。明日また来ることにする。


夕方の諏訪神社


日が暮れ出した諏訪大社も粋なもので、そこを見た後、ホテルへ戻り近くの美味しいご飯屋さんを聞く。

夕飯は?

ホテルのフロントの人は地図の中にあるレストランの中のたった一点だけを示し、「ここ!」とぶっきら棒に言い放つ。
ここがいいらしいと言われたお店まで歩く。

下諏訪の駅 ここを渡るとすぐのところに和食屋がある
いずみ屋
定食もある


いずみ屋。駅近く。ホテルからも近い。
なんて言うことのない和食屋さんだけど、牡蠣定食とかを食べる。日本酒は甘口、辛口、の飲み比べを頼むが全て、どちらとも言えない。美味しいのだけれどわからない。うま〜、であるのですが。
「旨味系よ」とアルコールを知り尽くしてるTさんが言う。
なるほど! そういう言葉もあるのですね。
旨味の強いお酒に使うらしい。
全て、旨味が強いお酒でした。

この日は、早寝と決めホテルに帰りバラバラのお部屋へ。
私はすごく久しぶりに、「ショートショートの部屋」」へ行く。
夜はもちろん温泉へ。(でも思い出せない)いいお湯だったのは思い出せるのだけど。

次の日、怒涛の観光地巡りは次回。











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