Keiko B

写真家。書く人。海外生活がすでに日本に居た時間を上回りました。 イタリア人夫とオランダで二人暮らし。 https://www.instagram.com/kokoimatalk/ https://www.instagram.com/quattro_ogen/

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マガジン

  • オランダ生活あれこれ//時にはヒント

    オランダ在住者の生活に関わる政治的なことから日常の細々としたこと。 必要な生活術とは? 新たに変わったことなど。在蘭者のつぶやきノート。

  • 勝手に本と映画

    勝手に自分セレクトした、映画や本、あるいは監督や、作者をじっくりと、あちらこちらからの角度でnoteしてます。

  • 歩いて知る、スペインのアート、建築、食 etc

    旅行記をまとめています。

  • ナイショの話

    海外生活でふと考えてることの呟き、あるいはヒミツの日記

  • 超短編

    あなたは怖い話やホラー、ミステリーとか好きですか? よかったらスクロールして読んでください。異世界や、迷宮、あるいは意味がわからない、とあなたが感じたら、私の意図は成功です。 ペンネーム「最上シオリ」で書いている、超短編の集まり。 短編や中編はありません。あくまでもショート。

最近の記事

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ピエモンテ、親戚の住む村へ行く。ep7

義母にいう。「ねぇ、なんで私たちがイタリアへ来たのか、わかってる?」この一年と7ヶ月、家に閉じこもりの義母は、私同様ふだんは、風邪をひきやすくインフルエンザにかかったりする質なのにそれがない。 友人たちとの行き来の制限がかかり、家に閉じこもったり周りの衛生観念もいい方へ変わったせいか、何か大きな病気にも全くかからず非常に元気なのであった。 しかしながら、どこにも夕食にはいかない、と決めている。レストランも、友人宅の食事も。 私たちがどこかへ連れ出そうとしても、「イヤ、イ

    • ダッチデザインウイーク2024! DESIGN Futureのコンフェレンスでは興味深い発表が二つ、その後のディナーは?

      秋は私の住むオランダの地方都市EINDHOVENでは、デザインウイークで盛り上がります。今年は、10月の19日から、27日まで。 いつもはいそいそ出かけるのですが今年は、他のやるべき締め切りが幾つもあり、プライベートもバタバタで、行けるのかという感じでしたが、なんとか少しだけでも見てくることができました。 ところで、初めにお断りさせてもらうとEindhovenでのダッチデザインウイークは、大量に生産されるものがデザインという意味での現代的、社会的なデザインです。 シティデザ

      • オランダ生活。『文化祭』体験。屋台にワークショップ、パフォーマンスetc 備忘録

        10月5日、朝の気温2度。天気はずっ〜と晴れ。日本人在住者がオランダで一番多い街、アムステルフェーンで、在蘭日本人の集まり、『文化祭』があ離ました。  私は日蘭ネットというクラブがバザーに本か日本雑貨の寄付を受け付けていたので、三箱の本を車で持っていきました。寄付したい本が山のように家にあったのでいいチャンス! たくさんの本を持って行った私に受付の女の子たちが可愛く微笑みながら荷物運びを助けてくれとても助かり感激。 まるで日本なのでありましたた。一人で何もかもやらなくて

        • 血みどろ肉体ホラー映画 『The Substance』 デミ ムーアが怪演!!!

          映画館でチケットを受け取る際「あなたた達、大丈夫? これスプラッターよ。たくさんの人が途中で出ていったわよっ!」という警告を受付の人からもらった。 「タランティーノみたいな感じ?」と夫。受付の人、「それより、もっとよ?」どうもこの女性は観たらしい。 「えっ、そうですか」、と言いながら、私はウキウキ、ワクワク。 さて、期待を裏切らなかったこの映画、確かにスプラッターではあるけど、ブラックコメディとも言えるかも? 前のクローネンバーグより、好きだし面白かったので紹介。 あ

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        • オランダ生活。『文化祭』体験。屋台にワークショップ、パフォーマンスetc 備忘録

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        • オランダ生活あれこれ//時にはヒント
          8本
        • 勝手に本と映画
          24本
        • 歩いて知る、スペインのアート、建築、食 etc
          3本
        • ナイショの話
          13本
        • 超短編
          3本
        • 日本一時帰国備忘録2022
          16本

        記事

          不思議映画『daaaaaali 』とデジタルアート『ダリ展』の紹介

          冗談抜きに、ダリ世界が私の周りで渦巻いています。 シュールリアリストの画家「ダリ」についての展示会をヴァレンシアで体験、その後にオランダでダリをコンセプトにした映画鑑賞。頭の中にダリがまだあるうちにこちらをアップします。特にこのデジタルアートの展覧会は9月の27日までなので、スペインにいる方や旅行中の方に知って欲しいと思っています。旅日記を待っていた方ごめんなさい。最後のヴァレンシアの旅日記は次回です。 映画「Daaaaaali」は天才ダリの生活を垣間見る不思議体験 ど

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          食べ歩く!美食の街ヴァレンシア備忘録3 

          夏が過ぎるのは早い。ヴァレンシアへ行ってから一ヶ月も経った。その間に何度かショートトリップもした。今年は珍しく夫とちゃんと旅行をしている。偉いぞ、私たち。 それにしてもトリップという言葉は使っていいのか? まるで薬中毒者のようだ。普通に小旅行と書いたほうがいいのか悩む……。これもオランダ在住が長すぎる弊害なのかもしれない。 スペインからオランダへ帰り家のメンテをした。写真の仕事をした。 あ〜、どんどん、スペインは遠くなる。 あの暑くて眩しい太陽が遠くなる〜。このままではやば

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          芸術科学都市 in Valencia、SF世界があった! 備忘録VOL2

          ホテルへ向かうタクシーの中で仰天、『あそこに見える巨大なものは!』 普通の市街地の間にニョキっとしたものが見えた。 後で調べると芸術科学都市の中の一つの建築物だった。   こんなところがスペインにあったのか! 建物観察が趣味なので、嬉しくて目の保養、保養である。細長い目を大きく開けた。 芸術科学都市とは、著名な建築家サンティアゴ・カラトラヴァ・ヴァイス(バレンシア語:Santiago Calatrava Vallsが中心となって設計した「芸術、科学、自然」をテーマとしたレジ

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          「おじさん、なんで髪の毛ないの?」

          真面目な話じゃないです。イタリア人のブラックジョークの話…… ブリュッセルからの友人夫妻と一緒にアムステルダムの中華ランチでの出来事。 お二人の会話はフランス語、私と彼の会話はイタリア語なので、会話は英語。 そんな中、隣テーブル席の5歳くらいの男の子が立ち上がり、夫の横に立ち、 「おじさん、なんで髪の毛がないの?」と無邪気に言い放った。 それまで気づかなかったが隣のテーブルはイタリア人家族。 夫が、「おじさんは子供を食べたらこうなってちゃったんだよ」と、低い声を出して

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          プールサイドに置いたピザを食べながら喋りが止まらない女性たち。恋話か? 一人はプールの中に入り帽子まで被り、もう一人は外に立ったままで。 ペドロ・アルモドバルの映画のようなシーンが目の前にあり唖然。『私もそのプールに入りたいのですが?』なんて言えない。今日はやめて明日。

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          『眩しい太陽に豊穣の土地、バレンシアへ』 スペインホリデー、備忘録の1

          今年のオランダにはなかなか夏が来なかった。冬は暖冬で、ただ雨が降り、春になっても暖かくならないで、雨が降った。冬も春も初夏もあるのは雨だけで暗かった。 太陽がない。 雨、雨の日が続く。こんなことは生きていて初めてと私に愚痴るオランダ友人の高齢者たち。実際、24年住んでる私にとってもこんなに酷い年はなかった。 冬はほぼ晴れの場所に生まれた日本人の私からしたら、オランダは神の見捨てた場所。(すいませんね、オランダ人!) ただただオランダ人たちと一緒に忍耐の日々が続いて、

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          間抜けな私が、デジタルな国オランダに感謝するの巻

          最近、大きなミスが続き、これは厄年だからか、あるいはいよいよ頭がボケたのか? と心配な私自身なのでありますが、今日の大きなミス。 なんと、なんと、なんと! 仕事帰りにスーパーへ寄った後バスに乗ったのですが、リュックバッグをバスに置き忘れて、スーパーで買ったものだけ持って帰ってきてしまったのでありました。家に着いた時刻は夕刻の6時半。 夜の9時半になり気付いた。 ありえるか!泣く〜!‼️‼️😭😭😭 ここで気づいた人はいると思うんだけど、では家にどうやって入ったの、鍵はとか

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          「Civil War」 リアルさがこわっ! アメリカ内戦。巨大政党の危険さ?

          なんとも衝撃的な映画、アレックス・ガーランド監督による、「CIVIL WAR/シヴィル ウォー」が登場した。 脚本家として、「わたしを離さないで」や、「ザ ビーチ」を書いた人だけあり、緻密なプロットでグイグイ観客を映像「CIVIL WAR」の中に引っ張り、見終わった人が、これ傑作だよね、とつい呟く。もしかしてこれから賞を総なめ?(わからないけど……) ただ、この映画は近未来と思えないリアルさ。明日も近未来ではあるといったらそうなわけで現在のアメリカの政治についても途中で少し解

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          オランダの新政策、エネルギー関連を深掘り、SDGsへの対策は?

          オランダの社会の変貌について書きたいことが多すぎて、どこから書いていいのかと迷い、チンタラ悩んでいたら、極右政権が選挙で勝ってからもう、半年経ってしまった。なんてこと! ようやく、4つの党の連立が決まり、その党首たちが首相にならないということも決まり、政策もほぼ決まった。あとは首相選びだ。(5月24日の現在まだ決まらない) そんな折、夫の元同僚、オランダ人の友人宅を久しぶりに訪れた。 友人の彼女が住んでるそこは、飛行場の近くに開発された持続可能性を謳った地域。 今では特

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          『チャレンジャーズ』テニスゲームがセックスにしか見えない、三角関係の情熱的恋愛映画。カモーン〜!

          ルカ グァダニーノ監督の最新作 チャレンジャーズは、「Call me my by your name」(君の名前で僕を呼んで)、「A BIGGER SPLASH」(胸騒ぎのシチリア!)、で有名なルカ グァダニーノ監督の最近作。恋愛映画を撮るのなら、今はこの人! 「Dune」 の主役、ティラシー シャラメを早くも自作Call me~で使ったりと、非常に時代を読んだキャスティングが上手い。 今回は、そのティラシー シャラメの恋人役でDUNEにも出ていたゼンディアが主演。そし

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          視点が反対の二つの難民映画、、、。ヨーロッパへ向かう人たちと、受け入れる島、国

          欧米が「デモクラシー」と叫んで起こさなくていい戦争で傷つけた中東周辺国。ヨーロッパ諸国が植民地支配をして、いまだに資源を搾取するアフリカ。そこから生まれた難民、難民。 爆破や戦争で崩れた建物。疲弊した土地。 その結果、住めなくなり、発展が望めない場所から人々が出て行くのは、仕方ない。「他の場所へ。希望を持って動く」。 その辺りを描いた二つの映画の今日は紹介。 最初に、最近作られた映画、「Io capitano」(僕は船長だ!)を紹介。 マッテオ ガローネが監督し、マッシ

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          国際結婚25年、私も彼も、なんとか頑張るための小旅行は? 

          銀婚式はエネルギー補充の旅で 離婚離婚と、いつも大騒ぎしてる。結婚式の時に周りの友人に半年で、別れると囁かれた私たち。よくここまでもったものである。 そしてこの記念日に、小旅行へ行くなど大それたことを考えるあたりが私も夫も相当馬鹿である。25年経っても何も習得していない! 一緒にいる時間が長ければ長いほど決めなくてはいけないことが多くなり、意見の相違で私たちは喧嘩をするのが常なのに。 何か、しないといけないという思い込みもやはり25年という数字がもたらしたものだろう。た

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