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友人と行く美の探求、諏訪紀行2 

美術と人を愛するアーティストのTさんと二人で旅行二日目、11月16日の備忘録。

まずは朝食、長野県のお母さんご飯のホテル飯


朝、8時の待ち合わせだったのでリフトに乗るとTさんにバッタリ。
どうも寝てないということなので、ご飯を食べたら少し寝たらと勧める。

朝食は、写真がないのが残念なのですが、まさにこれは長野の実家の朝食か? うちの母親から出される魚とか漬物とかそのままのホテルご飯。
美味しいです。でも母の朝食を長野市で食べた後に、このホテル。なんとも微妙。もちろんコーヒーやオレンジジュースを自分で作らなくていいのは嬉しい。

長野らしく、種類たくさんの漬物、こんもり。美味しいし、身体にいいのは確かなご飯でした。とにかく長野の朝ご飯を食べたい人は、ここですね。


意味がないと思う、この透明なアクリル板

それにしてもこのホテル、コロナ対策に熱心。
せっかくご飯を二人で食べていても、前の透明な壁がイマイチ邪魔だ。
立つたびに、マスクをするのも、意味不明。何度も手に取り付けたり外したりのマスク、どのくらい何かを防げているのでしょうか、と疑問な私。

長野県でコロナ患者が出た時にバスに乗せられて患者が運ばれたんホテがこのチェーンだと思う。母の指圧の先生は、佐久市のルートインに運ばれたらしい。その名残で厳しいのかな?

それはともかくこの長野のチェーンホテル「ルートイン」は昔からあるので(?)、最高な立地目の前には諏訪のランドマークのような建物がある。
昨日は気づかなかったではないか!

そこにまず行き、行けるだけ諏訪の美術館を訪ねることにした。
他、昨日行った諏訪大社にもう一度行くことはお互い確認済み。

では、まずはここ。ホテルの前だ。駐車場には車を停めたまま行く。

片倉館

大正から昭和初期に製糸業で栄えた片倉財閥が地域住民の厚生と社交の場として昭和3年に建設した片倉館は、千人風呂と呼ばれる大浴場が特徴。深さ1.1mもの大浴場に立って入ると、そこの玉砂利が足の裏を心地良く刺激する。

www.suwakanko.jp/story/諏訪湖・美術館/



千人風呂 なんとも時代的な建物

まずは温泉をチラリ。ここは入りはしなかったけど、朝から銭湯のようにマイ桶をもって続々人が来るのが面白い。

100人立って入れるとか書いてある立札。ローマ時代と関連するのか? 男湯、女湯、水着で誰でもが入れるように是非、と思ってしまった。まぁまだ日本では無理? 

ここは母とまたゆっくり来たいと思う。


貸し間なので、いろいろな催しに使える。今だったら忘年会?


有名な書道家の作品(調べたい人は調べて)

とにかくどでかいスペース。そこらかしこの部屋を見て驚く。貸スペースにて使われているということだけど、どこの会社の誰が使うんだろうと疑問になる。


湖畔を歩く人々

諏訪市美術館


諏訪市美術館、重要文化財

和風でありながら重厚の建物。片倉館の横にある。地元の作家さんが多いと聞いていたが、一階はなかなかの手応えある展示が並ぶ。

ユニークな彫刻作品 細川宗秀作


東郷青児、オーギュスト・ロダンもある諏訪美術館。この1階にダダーンとある細川宗秀さんの作品は、とても興味深い。

人間のエロスとタナトスの醸し出す世界。何かと『戦う』を感じさせるこの彫刻作品。なんだか人間やモノの深い、深い世界を追求し、それを形にしたらこうなったということなんだろうか。やはり知らないうちに私たちは、何かと戦っているのだろうか?

二階は近隣の学校の子供たちの展示になっていた。ここでも二人で「こんなにスペースがあるのに、勿体無い!」 を連発。
私たちの作品を飾らせてもらえないだろうか、と馬鹿に思われるだろうが、そういう考えが頭に浮かぶ。


いくつかの建物を回って少し疲れたので、また諏訪大社へ行く。夜と違って、人も多いしお店もやっているのでだいぶイメージが変わる。

諏訪大社

日本最古の神社の一つといわれているだけあり、本殿がない。

雷電

諏訪はどこも駐車はほぼタダなので、車で行くのがおすすめ。4社の全て回り切れる。

寺が諏訪大使の横にある

お寺はそのまま一休さんの実写版撮影に使うことのできそうな感じ。

一休さん、一休さんだね〜、と私が言い、Tさんが、「もったいない、あの部分は木製で」とか笑い合っていたら、なんと真面目に、このあと10数名の一休さんたちが集合していて、どうやら五重塔を立てる密談をしているところに遭遇。もう、体を震わせて笑いました。いや〜、チャリンチャリンと、金なのか、鐘の音が鳴りました。

吉良義岡公の墓?
吉良上野介義央

吉良吉岡公の墓らしい。
諏訪との関係がここですね。後継者の方でした。一応、お参りをする。

ここには他に、もう一つ気になる墓があった。
流刑地だったのだろう。ちょっと登ってみる。というか、登山になる。この辺りから、はしゃぎまくる中年二人組になる。


この後、お腹が空いたので諏訪神社の中でランチ。私はうどんを食べる。他に何か諏訪っぽいものを食べた気も。お土産を買ってまた出発。

北澤美術館


諏訪湖の周りは美術館が多い、それはいい。ただ諏訪は大きな通りがない。農道ばかり。とっても不思議。まぁそのせいで信号がなく、立ち止まるところは少ない。

というわけで短時間で諏訪の美術館をどんどん回ってる私たち。最後の美術館は、ここ北澤美術館。

ガラス工芸と、現代日本画が主にコレクションされている美術館。どこへ行っても思ったけれど、静かでとてもいい。




お茶目なボート漕ぎ


この北澤美術館で、またもや将来の企画とか話した後、長野市の母のところへ帰ることに。

Tさんには次いつ会えるんだろうか? ドイツで2月にお仕事があるらしいので、その時かな? なんか前から知っていた人と別れるような感じの不思議さ。T さん、車の運転お疲れ様でした。諏訪市まで来ていただいて感謝。楽しい旅行になりました。

SUICAは使えない


途中、グーグルを見ながら道を間違えて、多少焦ったけれど、どうも間に合わないと判断した私は、テキパキとできそうな駅員さんの女性に買うのを手伝ってもらい、ギリギリセーフ。ありがとうございます。

案外と切符の発売機が難しい。車中でスイカではダメなんですか!? と悲鳴を上げてるカップルもいた。駅員さんから無事買っていたようだけど、意外とスイカが使えないところってあるのね、と勉強。

今回はこの後も、クラハ繋がりの人に東京でどんどん会う予定。楽しみである。

この日は、早目に切り上げなくてはいけないのは残念だったが、長野市に戻る。長野市の駅前のドンキでなぜか小さな鍋を母のために購入。バスに乗る。帰ってからスーツケースをまとめた。明日からまた東京へ。

初フィンエアから始まった旅行記。↑

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