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「アンケートLP」虎の巻 - 実績傾向と現在配信中の50本をリサーチした結果を公開
こんにちは。ソウルドアウトで広告クリエイティブ・デザイナーをしている荒川 希恵(@kie_ara)です!
*先日、下記の記事を執筆しました!💡✨
「バナーをいろいろ作ったけど、なかなか成果に繋がらない……」ってとき、ありますよね?そんなとき考えたいのが、バナー広告をクリックした先にある遷移先ページ。その中でもアンケート型のランディングページ(以下、アンケートLP)はもはや定番です。
今回のnoteでは、自分で集めたアンケートLP50本を比較した内容も踏まえ、アンケートLPのメリットと作成ポイントをお話しします!
アンケートLPとは?
バナー広告からコンバージョンページの間に存在する「アンケート形式のランディングページ」のこと。
広告からコンバージョン地点までスムーズにユーザーを誘導するために設置し、ユーザーの購買意欲を高めるための、いわばクッションのような役割です。
訴求要素をアンケートの設問内に組み込むことで商品の魅力を伝えることができ、CVR(獲得率)の向上が期待できます。
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実施するメリット
アンケートLPには、下記のような特徴があります。
①能動的なユーザー行動を促すことができる
②所要時間が短く手軽でユーザーの離脱率が低い
③広告色が薄く、ユーザーが受け入れやすい
①能動的なユーザー行動を促すことができる
アンケート形式なので、「自分自身に問いかけながら質問に答える」という能動的なアクションを促し、ユーザー自身の悩みを顕在化することができます。
②所要時間が短く手軽でユーザーの離脱率が低い
記事LPと異なるのは、短時間で済むこと。3〜5問程度の質問にタップ形式で回答するものがほとんどで、所要時間は30秒〜1分。離脱率は低い傾向があります。
③広告色が薄く、ユーザーが受け入れやすい
ユーザー自身は「アンケートに答えているだけ」なのですが、実際には質問に回答していくことでユーザー自身の悩みを顕在化できるため、潜在層を一段階上の階層に引き上げることが可能です。
また、最後のオファーでは「回答のお礼」といったインセンティブ形式の表現を用いることでユーザーのモチベーションを高め「得をしたい」という心理にアプローチ。
そのあとのコンバージョンページへ期待感を高めた状態で遷移してもらうことで、CVRの向上に寄与します。
記事LPとアンケートLPの比較
![](https://assets.st-note.com/img/1639099324420-65ZOOcI7tG.jpg?width=1200)
新規案件で記事LPとアンケートLPの2つを作成。同じターゲットと入札価格で配信しました。
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結果、アンケートLPは記事LPよりCVRが高く、CPA(獲得単価)はおよそ半分程度となりました。
アンケートに答えたことでユーザーが能動的なアクションを起こしていること、お得な情報が得られる・特別な割引が受けられるというインセンティブ報酬の心理が働いていることで購買意欲が高まる傾向にあります。
アンケートLPを作るときのポイント
要素ごとの特性を踏まえて制作することで、より高い配信効果が期待できるアンケートLPになります!
ファーストビュー
広告との違和感がなく簡潔なものが「◎」
基本的には「1ビジュアル・1メッセージ」といった視認性が高いデザインが重要です。調査結果として、ファーストビューの構成にはほとんど変わりはありませんでした。
【最も多かったファーストビュー画像構成】
①商品画像を大きく配置(プラスで、使用感や人物の画像を入れる)
②アンケートであることを明記(「〇〇に関するアンケート」など)
③オファー(回答後どうなる)を明記(「回答後特別価格でご案内します」など)
![](https://assets.st-note.com/img/1639099407291-PEJ3EywrXQ.jpg?width=1200)
ファーストビューのデザイン検証を数多く実施しましたが、やはり画像のようなシンプルなデザイン構成が「◎」でした。広告で謳っているイメージとファーストビューのイメージに相違や違和感がないことも求められます。
アンケート内容
以前は3問か5問がベーシックでしたが、50本比較したところでは「4問」がこのところ増えているようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1640063855499-XAW4XCE0uh.png?width=1200)
いずれの設問数でも、「悩み意識」「興味関心」「商品訴求」を組み込むのが大切になります。
先述したように「手軽に回答してインセンティブを得られる」のがユーザーにとってのメリット。YES/NO形式や選択式の回答で、ユーザーが簡単に答えやすい構成にするを意識しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1639099440373-YQKGz0NwVM.png)
▼設問例
Q1:〇〇をしたことがありますか?
ユーザーが抱えていそうな悩みを顕在化する設問
Q2〜3:実は〇〇の原因は△△にあることを知っていましたか?
意外な事実など気づきを与え興味を喚起する設問
Q4:下記は〇〇の特徴です。魅力的だと思うものをお選びください。
自社商品・サービスの魅力を伝える設問
オファー
回答のお礼コメント「アンケートのご回答ありがとうございました」に続けて、インセンティブを提示します。50本のアンケートLPを見比べてもオファー構成にほとんど変わりはなく、下記のようでした。
【最も多かったオファー構成】
①商品画像を大きく配置
②割引率や割引後金額などのインセンティブ内容を記載
③CTAボタンを配置
オファー内容を比較した結果では、お試し商品の購入(「7日分500円でお試し!」など)が最も多かったです。
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本商品の購入も、割引率が高いもの(「初回限定70%OFF!」など)や金額が低めのものが相性がいい傾向にあります。
金額が高いものに関しては、値段を載せない(「半額」のみの記載など)で遷移率を高める工夫をするといいかもしれません。
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CTAボタン(※)もここに配置。視認性を高めるため全体のトーンに合わせすぎず、あえて違う配色などにして目立たせることが先決です。立体感を出したり、画像を入れたり、動きをつけたりして目立つよう工夫し、ユーザーのアテンションを引くボタンにすることを意識しましょう。
※CTA(Call To Action)ボタン:ユーザーの行動を促し、商品やサービスへのコンバージョンに繋げるためのボタン。「資料請求」「問い合わせ」など。
「回答しないと送信できない」「回答しないと次の質問が出てこない」といった回答制限をつけるアンケートも多いです。しかし、アンケートLP限定オファーでない限り、アンケートの未回答者でもCTAボタンを押す=購入の意思があるユーザーとなり得るので、省く必要があるかは要検討・検証し、またnoteで書いていきますね。
コンテンツ追加でさらに充実
商品理解をより促進したい場合、設問のあとにコンテンツを盛り込みます。少し内容は長くなりますが、成分や特性など追加情報を画像などを盛り込みながらユーザーに伝えられれば、CVRのアップに貢献します。
まとめ
成果が伸び悩んでいるときや、新しい施策を考えるタイミングにはぜひアンケートLPを制作してみてください。
またソウルドアウトでは、幅広い業界でアンケートLPの制作実績があり、成果の出るアンケートLPの制作を行っています!
👇資料ダウンロードはこちら
![](https://assets.st-note.com/img/1640131394330-mFIvSMCXSD.png?width=1200)
アンケートLPや広告、デジタルマーケティングに関することなど、何かお困りごとがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
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【執筆:荒川 希恵(@kie_ara)】