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広告代理店のRPA使いこなし術!業務の自動化で仕事の「質」を上げる

こんにちは!オペレーションマネジメント本部 オペレーションマネジメントチームのちえです🌻

ちえ(オペレーションマネジメント本部 オペレーションマネジメントチーム)
沖縄県出身の2020年新卒入社。入社後より各媒体の入稿対応を担当し、現在は社内の業務効率化や生産性向上に向け、チームで仕組化に従事。好きなアイスは雪見だいふく⛄

広告代理店あるあるの問題といえば「業務過多」「残業問題」「運用ミスの増加」など。広告代理店で働く方には、思い当たる節があるのではないでしょうか。

これらの問題を、ソウルドアウトのオペレーションマネジメントチームでは、ツールやRPAを駆使して解決してきました。RPAを使って、毎日のようにルーティーンで行なっている作業や、人の手ではどうしてもミスの起きやすい作業を自動化し、生産性の向上に繋げています!

そんなRPAは、昨今ではいろいろなツールが登場し、「どういった場面でどのRPAツールを使えばいいのか?」と考えてしまう方も多いはず。

そこで今回のnoteでは、ソウルドアウトのオペレーションマネジメントチームが、RPAを導入して生産性向上に繋がった事例をご紹介していきます!

様々なツールを駆使して生産性を向上

一社でも多くの地方および中小・ベンチャー企業への支援を行うため、ソウルドアウトでは方針に「オペレーショナル・エクセレンス」を掲げ、様々な生産性アップ施策に取り組んでいます。

まず、広告運用の側面では、ソウルドアウトグループ各社が提供するソリューションを活用しています。

  • 運用型広告を一元管理し、レポート作成を自動化する「ATOM

  • データ統合・可視化するBI設定サービス「カシカシリーズ

さらなる効率改善を目指し、人ではなくロボットによる自動化が可能な部分においてはRPAを使っています。

「ATOM」でできること

画像引用元:ATOM

ATOMは、グループのSO Technologies社が提供しているツール。複数アカウント・複数媒体を跨いで一元管理が可能。「アラート機能」で毎朝のアカウント確認時間・ミスを削減できます。「レポート機能」ではテンプレートやカスタマイズ機能を使ってレポート作成を自動化することができます。

*「ATOM」についてもっと詳しく知りたい!という方はこちら

「カシカシリーズ」でできること

画像引用元:カシカシリーズ|アンドデジタル|中小・ベンチャー企業のDXをワンストップ支援

カシカシリーズは、グループのアンドデジタル社が提供しているツール。広告だけではなく、マーケティング、セールス、経営など各領域のデータを一元管理し、BIツールで可視化します。

*「カシカシリーズ」についてもっと詳しく知りたい!という方はこちら

ソウルドアウトで使用しているRPAツール

ずばり、、ここからは、ソウルドアウトで使用しているRPAツールを公開していきます!これまでの経験をもとに「エラー頻度」「難易度」「得意分野」に分けてご紹介します。

※本表は社内アンケート結果より作成いたしました。
*当社オペレーションマネジメント本部を中心にRPAツールを利用する社員12名へのアンケート回答をもとに作成。(アンケート実施時期:2021年12月)

①Winactor

  • エラー頻度:高

  • 難易度:高

  • 得意分野:デスクトップ上での処理全般(※ほぼなんでもできるが、エラーが多い。)

②Coopel

  • エラー頻度:低

  • 難易度:中~低

  • 得意分野:WEBブラウザ処理、Excelの加工諸々、Googleドライブから取得・加工・保存、Googleスプレッドシートから取得・加工・保存など

③cobit

  • エラー頻度:低

  • 難易度:中~低

  • 得意分野:WEBブラウザ処理、Googleスプレッドシートから取得・一部加工、広告掲載順位の取得など

RPAツールは、ツールの理解のみで使用可能です。上記に加えて以下の二つの機能を、得意分野によっては使用しています。これらは簡単なプログラミングの知識が必要です。

Google Apps Script(GAS)

  • エラー頻度:低

  • 難易度:高~中

  • 得意分野:Googleサービス全般

Excel マクロ

  • エラー頻度:中

  • 難易度:高~中

  • 得意分野:Excel作業全般

導入事例

紹介したツールを使って、業務効率化に繋がった事例をご紹介します!

例①:ATOM数値をSlackで通知

  • ツール:Coopel・GAS

  • 効果・成果:運用者の進捗管理確認の工数を削減

※ソウルドアウトのオペレーションマネジメントチームのメンバーが作業をしています。

<Before>
毎朝ATOMにログインして進捗を確認。気になる動きがあれば、広告管理画面に入り調整。

<After>
Slackで通知されるようになり、毎朝ATOMにログインする必要がなくなった。

<削減された工数>
ATOMをチェックする時間は、毎朝一案件10分
約3時間/月×担当案件数=何十時間/月 

→ ゼロに!


例②:複数の管理画面データをスプレッドシートに一本化

  • ツール:Google Analyticsのアドオン機能

  • 効果・成果:運用者のレポート作成工数を削減

<Before>
毎週、広告の管理画面、Google Analytics、計測ツール、それぞれの数値データをダウンロードして、キャンペーンごとに数値をまとめてレポートを作成。

<After>
スプレッドシートにすべての数値を自動的に反映できるようになり、レポート作成の必要がなくなった。

<削減された工数>
レポート作成は毎週1時間以上、1か月4時間以上

→ 数値反映の更新を確認するために毎週5分のみ!

*Google Analyticsのアドオン機能
あとから追加できる拡張機能。Googleスプレッドシートに追加することで、スプレッドシート上でレポートを自動作成できます。


例③:ATOMでAPI連携のない媒体のレポート作成を自動化

  • ツール:Coopel

  • 効果・成果:運用者のレポート作成工数を削減

<Before>
LINE公式アカウントはATOMでAPI連携がないため、自動でデータ取得ができない状態。
(※LINE広告は連携しています!)

毎月、管理画面にログインし、各項目ページにおいて期間を指定してデータをダウンロードして、レポートを作成。複数人が数日かけて作成していた。

<After>
1日で自動的にレポートを作成できるようになった。

<削減された工数>
一案件20〜30分
20〜30分/月×約30件分=10〜15時間/月

→ ゼロに!


例④:顧客からの入稿依頼をGoogle フォーム化。スプレッドシートでタスク管理&Google カレンダー登録

  • ツール:GAS

  • 効果・成果:顧客↔営業のやり取りの工数を削減、ミス・対応漏れの減少

<Before>
顧客からの入稿依頼があると、顧客↔営業↔運用のやり取りでかなりの工数がかかっていたうえ、ミスや対応漏れも発生していた。

<After>
①顧客からの入稿依頼をGoogle フォームで収集
②スプレッドシートにて依頼タスクを一覧化
③納期をGoogle カレンダーに登録

顧客↔営業↔運用の伝達が、顧客↔営業・運用に変わり、工数の削減、認識相違の減少、ミスや対応漏れなどがなくなった。タスク管理表を顧客に共有して、進捗状況を見える化。また、カレンダーに登録して納期が遅れることがなくなった。

オペレーションマネジメントチームを紹介

私たちオペレーションマネジメントチームは、以上に紹介してきた様々なツールやノウハウを駆使し、ソウルドアウトの生産性のさらなる向上を目指します。

2020年1月からは、デジタルオペレーションセンター四万十の業務を開始しました。

四万十では、育休産休中のメンバーを含めて34名が在籍しています!(*2022年2月)

主な業務内容
▼オペレーションマネジメントチーム(東京本社勤務)
業務の効率化、RPAを使った自動化
▼デジタルオペレーションセンター四万十
広告の入稿、運用

ソウルドアウトは、東京本社のチームと四万十で連携して「オペレーショナル・エクセレンス」を確立していきます!

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました🙏

ソウルドアウトグループでは、上記の事例のほかにも、さらなる業務効率化に向け、RPAツールを駆使した仕組化に日々取り組んでいます!

みなさまの社内における生産性向上の取り組みにも、少しでも参考になれば幸いです。広告代理店に限らず、業務の効率化、生産性向上などにご興味のある方はご連絡ください!

【執筆:ちえ】


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