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「マーケティング脳」でつくる動画制作とは?獲得率を1.7倍にしたPR動画の制作チームに聞く(後編)

社内で最近盛り上がりをみせている動画制作サービス。これまでよく見かけていた、広告バナー用の簡易的な動画ではなく、企業のHPに掲載するようなPR動画です。

例えば、👇ソウルドアウトのサービス説明動画

今回のnoteは、動画制作チームへのインタビュー後編をお届けします!

▼前編
学校法人KTC学園おおぞら高等学院さまの事例をご紹介。世界観を大切にしたインタビュー動画で、学校のイメージを醸成することができました。
▼後編(今回)
株式会社MR 総合探偵社さまの事例をご紹介。カスタマージャーニーに沿ったPR動画で、獲得率が大幅伸長しました。
ソウルドアウト動画制作チームの強みについても語ってもらいました。

亘理さん、冷水さんは「ディレクター」として、西山さんは「デザイナー」「カメラマン」として関わっています。

カスタマージャーニーに沿ったPR動画で、獲得率が大幅伸長

株式会社MR 総合探偵社
https://www.tantei-mr.co.jp/
調査成功率98.5%、年間相談実績15,000件以上の探偵事務所。料金、調査力、秘密保持、カウンセリング、信頼性の面において業界最高水準のサービスを提供。

👇実際に制作した動画

CVRに直結するようなPR動画を

─── それでは、株式会社MRさまの取り組みについて教えてください。サービスのPR動画を制作し広告のLPに設置した結果、地域によっては獲得率が1.7倍になったと伺いました!制作の背景から教えてください。

冷水:PR動画を制作する前のLPには、著名なタレントがサービスを紹介する動画が設置されていました。その動画は、インパクトがあって興味を引くことはできるものの、サービスの理解はできそうにないと思ったんです。

亘理:ほかにも、HPには5分ほどの詳しいサービス説明動画もありました。やっていることを細かく説明しているので、信頼感を得ることはできるものの、長くてあまり見られておらず、良さが伝わりきっていませんでした。

それで、新しく制作する動画は、既にある二つの動画のちょうど真ん中の立ち位置のものを作りたいと思いました。見てて飽きない長さであり、メリットがすぐに分かる。そしてCVR(獲得率)に直結する動画です。

👇タレントの出演している動画

冷水:そこで動画制作の目的を「サービスの紹介・信頼の醸成を目的としたPR動画」として進めていきました。

MRは探偵事務所。ターゲットユーザーは主に女性で、パートナーに浮気や不倫をされて証拠を掴みたいと思っている方であり、誰かに相談したいけれど、どうすればいいかわからない、という不安を抱えている方がほとんどだと思います。

そういった方々に向けて安心感を与え、「何かあればまずはMRに相談してほしい」という強さややさしさを伝えたいと思いました。代表が女性であり、女性のカウンセラーや弁護士から手厚いアフターケアが受けられるという安心感。強さとやさしさに繋がる、探偵業界最大手の実績や調査力です。

一次情報に触れることでよりユーザー視点の動画を制作できる

─── なるほど。ターゲットユーザーの視点に立って、動画制作の目的や、訴求ポイントを決めていったんですね。

亘理:社内でパートナーのいらっしゃる女性社員に意見をもらって、ターゲットユーザーの気持ちを探っていきました。偶然ですが、聞き取りを進めていくうちに、とある社員のつてを辿ると、ターゲットとなりうる境遇に置かれた方がいらっしゃったんです。一次情報に触れることができました。

私たちは一人ひとりが一生活者として暮らしていることはもちろんですが、ユーザー視点をもってマーケティングの業務に携わっていること、さらに、社員同士のコミュニケーションが多いことは、動画制作においてかなりの強みになると思っています。

─── では具体的に、どのような構成の動画を制作したのでしょうか?

冷水カスタマージャーニーに沿った動画を制作しました。骨子案とナレーション原稿を作成したのち、西山さんが絵コンテを作成していきました。

西山:まず、ナレーション原稿の情報量をもとに、動画の尺を計算しました。動画の編集で意識したのは、飽きさせない構成です。適切なテンポ間でのカット割や、カットとカットの間を繋ぐエフェクト(トランジション)の演出も細かく設定しました。

冒頭は、インパクトのある大きな文字をもってきて興味を引き、動画全体のイメージを連想させられるようにしました。

ソウルドアウト動画制作チームの強み

地方、中小・ベンチャー企業のマーケティングノウハウを活かす

─── ソウルドアウトの動画制作チームの強みを教えてください。

亘理:動画に限らないことではありますが、地方、中小・ベンチャー企業のマーケティング手法として大切なポイントを意識した制作ができることだと思っています。

大手企業だと、いかに多くのターゲットを取り込んでいくかという戦い方だと思いますが、地方、中小・ベンチャー企業は、ターゲットとなるユーザーを見定めて、伝えたいメッセージをきちんと届けることが大事です。

私たちは、これまで多くの企業を支援してきたノウハウを活かして、ターゲットとそのインサイトを深堀り、そこからストーリー性のある構成を作ることができます

─── 地方、中小・ベンチャー企業の戦い方に合った動画制作ができる、ということですね。ターゲットとそのインサイトの深堀りなどは「マーケティング脳」をもつ私たちだからできることですよね。

亘理:そうですね。あとやはり広告での配信結果や、アクセス解析の数値など、一次情報をもっているところが代理店で制作をする上での強みかと思います。

ソウルドアウトでは、成果がみえることが当たり前の状況で制作しているので「マ―ケティング」の頭が前提で制作を行なえます。

また、ディレクターとデザイナーで意見が異なるときも、密にコミュニケーションを取り、都度議論ができるところも、社内にデザイナーがいる強みだと思っています。

社内の専門チームが連携して幅広いニーズに対応

─── 撮影や編集を担当している西山さんは、ソウルドアウトで動画制作をすることのメリットはどのように考えていますか?

西山:企画から制作まで、それぞれに専門性をもったチームが連携して行なうので、幅広いニーズに対応できます。また、動画をつくって終わりではなく、その後のPDCAにも素早く対応が可能です。

マーケティング戦略立案のプロである「ストラテジックプランニンググループ」がつくった戦略に基づいて、「クリエイティブプランニンググループ」がコミュニケーション設計に落とし込み、「クリエイティブソリューショングループ」がそれに沿って絵を描いていく、といったイメージですね。

─── 企画から制作、その後のPDCAまでを一貫して行なうことで、成果の出る動画制作が可能なんですね。

西山:そうやって制作したデータは、資産になります。検証や、他媒体への横展開など、施策の幅が広がりますね。また、制作した素材をストックするなど、ムダをなくす取り組みを行なったことで、初稿提出までの工数を25%削減できました。

最近では、PR動画以外にも、デジタルサイネージやマス広告などの依頼もいただいていますね。そこで使用した動画は、YouTubeやSNSでデジタル広告としても転用できます。私たちソウルドアウトで制作・編集、さらに様々な媒体に合わせて編集して配信、といったことが可能です。

あらゆる依頼に対応し、成果の出る動画広告を

─── では最後に、動画制作チームの今後の展望を教えてください!

冷水:先ほど西山さんがおっしゃったように、デジタルサイネージやマス広告用など、従来のデジタルの動画広告にとどまらない、幅広い媒体の動画制作依頼をいただいています。こういった新しい依頼であっても、成果の出る動画を制作できるよう、研磨していきたいと思います。


<お客様から嬉しい声をいただきました!>

株式会社MR
取締役 松尾 綾乃さま

─── PR動画をみて、率直にどのように感じられましたか?

まず、短期間で制作いただいたにも関わらず、完成のクオリティーが高くて驚きました!

また、私たちが伝えたい情報を綺麗にわかりやすくまとめてくれて、とても有難いです。伝えたいことを隈無く伝えようとすると、押し付けがましく思われるなど心理的にもハードルが高く、日々苦戦していました。この動画であれば、くどくなく適切に情報提供ができていると感じています。

─── サービス内容の特徴や強みは伝わっていると感じていますか?

そうですね。MRでは、サービスの内容がお客様に伝わりづらいことが課題でした。

ソウルドアウトさんには、数年担当していただいていますし、丁寧にヒアリングをしていただいた上で制作していただいたので、伝わりづらい部分もきちんとアピールしていただきました。

実際にこの動画を入れてから売上は伸びており、成果も上がっています。

─── ソウルドアウトへのメッセージをお願いします!

ソウルドアウトさんは、新たな視点のアドバイスや施策のご提案を頻繁にくださいます。

それは、MRのことを真剣に考えていないと出てこないことであり、担当いただいている岸本さん、荻野さんにはとても感謝しています。チームの仲の良さも垣間見え、これからますます成長していく会社だろうな、と感じています(笑)。

相談しやすいところも、私たちにとってはとても嬉しく頼りにさせていただいています。これからも様々な角度からサポートしていただきたいです!


前編では、学校法人KTC学園おおぞら高等学院さまの事例をご紹介。世界観を大切にしたインタビュー動画で、学校のイメージを醸成することができました。

【インタビュー・執筆:みやたけ(@udon_miyatake)】

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