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モラハラ関連

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2020年11月の記事一覧

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑪

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑪

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11. モラとイベント 交際相手がいる場合、季節のイベントには色々な形で巻き込まれる。商戦に乗せられていることは自明だが、何も言わずしてバレンタインデーだのクリスマスだのをスルーできる人はあまりいないだろうし、大体は、そういうものは一緒に楽しむべきものということになっているのだろう。

・重複問題
 さて、私は所謂というほどお金と時間をかけているかは微妙だが、小学生からバンギャで

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑫

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑫

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12. コース合宿を巡る、モラとの攻防
 既にサークル合宿に関する話はだいぶ最初のほうに書いたが、今回書いておくことにしたのは、私が大学二年から四年までの間にあった、コース合宿に関連するあれこれだ。稲田とは主にサークルに関連したトラブルが多かったが、同じ文学コースの先輩後輩でもあったから、コースのイベントはどうしても共有することになってしまう。初めは、それを先輩後輩カップルで何か

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑬

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑬

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13. 「なりたかった男」と、再び演劇を これまでの経緯を読んできた方には、概ね稲田が辿った大学生活の道筋は明らかになっていると思う。今回の記事にいきなりたどり着く人もいるかも知れないから、ざっくりと纏めると、一浪して大学に入った私がサークルの新歓で彼と知り合った時、彼は丁度大学五年目のスタートで、その次の年も卒業せず、彼が卒業する年には私は大学三年生だったということである。別れ

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稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑭

稲田七浪物語――とあるモラとの出会いと別れ――⑭

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14.「演出家」先生・稲田・取らぬ狸の皮算用

 かなり多くの人が、口にこそしていないだけで、実現できるかもわからない可能性に少しだけ期待してその先のあれこれを考えてみた経験を持っているのではないだろうか。私だってそうだ。もしこれに受かったら……とか、色々。
 稲田もそうだが、彼の場合は、良く言えば常識に縛られず、悪く言えばあまりにも非現実的な皮算用が多かった。当人は言っていなか

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