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スケートってなんで滑れるか知ってる?

バツイチ子持ち京大卒元メガバンカーで現在プログラミングスクールに通っている総一郎(人生2周目)です。


「スケートってなんで滑れるか知ってる?」


知識マウントを取りたいわけではないのだが、自分が面白いと感じて記憶した知識はついつい知ってほしくなる。

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▼ スケートってなんで滑れるか知ってる?
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スケートもスノボーと同じようにしばらく滑っていると足が疲れてくる。

そしてスノボーと同じように、椅子に座って靴の紐を緩めると「なんという開放感…!」と感動する。


靴紐を緩めてホッとひと息、休憩の間、

「スケートってなんで滑れるか知ってる?」

と、急に科学の時間が始まる。

僕は我ながらうんちくが多いのだが、それを面白がって聞いてくれる聞き手がいるというのはありがたいことだ。


スケートはスノボーと共通点も有るが、滑る原理はまるで違う。

スノボーはリフトで高いところに登って、重力を利用して滑る。

位置エネルギーが運動エネルギーに変わる時に、身体を使って向きを変化させているだけにすぎない。

ただスケートはリフトで登るわけでもなく平面を滑る。

身体一つで一から運動エネルギーを生み出して滑るわけだ。

ただ地上と違って摩擦が効かないから地上のようには走れない。

ただ、逆に摩擦が効かないからこそ滑れるわけだ。


さらりと「摩擦が効かない」なんて書いたが、なぜ摩擦が効かないのか?

これが、「スケートってなんで滑れるか知ってる?」の答えだ。


それは、「氷は圧力をかけると水に戻るから」だ。


ただ、「ふ〜ん、そうなんだ〜知らなかった!」とココで終わらせてしまうともったいない。

よくよく考えると「氷に圧力をかけると水に戻る」っておかしな話なのだ。

砂場で遊んでいる時、砂に水をかけてギュッ!と圧力をかけたら固まる。

大体のものは圧力をかけたら固まるのだ。

だが、氷は圧力をかけたら水に戻る。

それは水の方が氷より密度が高いから。

水蒸気、お湯、水、氷、もといH2Oというものは、個体より液体の方が密度が高いのだ。

氷を歯で噛む時、ギュッと噛み締めるとじわじわと溶けていくのもそういう理由だし、

氷にフォークを押し当てるとギザギザに溶けていきフォークの跡がつくのもそうだ。

スケート靴を履いて氷の上に立つと、スケート靴の刃に体重がかかる。

刃は氷を溶かし水になり滑る。

滑った跡は圧力がなくなると氷に戻る。

これを繰り返して滑っているわけだ。


「氷に圧力をかけると水に戻る」理由を「水の方が氷より密度が高いから」と説明したが、「それはなんで?」となるだろう。

その理由は高校の化学で学んだであろう「水素結合」が鍵になってくるのだが、それ以上の説明は化学を離れた僕にはうまく説明できないのでGoogle先生に聞いてみてほしい。


そんなことを考えながらするスケートはきっと趣深くはあれど怪我の危険もあるのでご注意いただきたい。

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