結婚する方法
タイトルから、記事をご覧いただき、ありがとうございます。
私が書いたnoteの中で、一番スキをいただいているのが「付き合いたい女とは。」である。
この、タイトル、正直このように書くか、迷った。
スキをしてくださった皆様は、どのような気持ちでスキを押してくれたのだろうか。
「私も誇れる女にならなければ!」と思っただろうか。
婚活女子や、恋活女子に、少しだけ伝えておきたいことがある。
noteにも、本屋にもありふれている「自己啓発系モテ本」や記事。
スマホに表示されるがままに読み、「お前、もっと自己研鑽しろよ」という、誰かの言葉に追い立てられていないだろうか。
私が「付き合いたい女とは」というタイトルをつけたのは、PV(皆さんの目に触れて記事を読んでもらうこと)を増やしたかったからで、さらに言うと「スキ」が欲しかったからで、さらに言うと文章を仕事にするなど、なんやかんや金を稼ぐ手段に発展させたかったからである。
そう、すべては金のためである。
金のために、「今のあなたじゃだめよ、環境を変えなさい、生活を変えなさい、結婚しなさい、幸せになるために!!!幸せですか!?幸せじゃないのになぜ行動しないの!?だからダメなのよ!!!」と、遠回しにやさしく真綿でゆっくり首を絞める文章が、紙に、電波に、たくさんある、令和。
「付き合いたい女とは」なんてタイトルを付けた本音がコレだ。
文章でお金が欲しいな~という、欲丸出しタイトルだ。
例えばそういったモテ本や自己啓発本に触発され、己の幸せを手に入れた方もいるだろう。
本やネット記事をきっかけに、人生が変わった方もいるかもしれない。
だが、そうやってがんばってがんばって、自分の本当の幸せを手にした人はどれくらいいるのだろう。
世の中には、たくさん幸せ広告があふれている。
マッチングアプリは、マッチングアプリのユーザーを増やすために、恋人ができた「幸せレポート」を掲載する。
結婚相談所は「結婚」をさせるため、結婚率を表示して「結婚できない貴女のサポートをする」と電車に広告を出す。
塾は塾生を増やすために「なんで俺が東大に?(=塾のサポートがあったから)」と駅に広告を出す。
「きれいでツルツルな肌になったら彼氏が私に夢中」と脱毛の広告がファッションビルに立ち並ぶ。
これは何でそこに広告が出ているのか?
そう、金のためである。
前述の広告は、「現代の人間が実現できたら幸せになれそうなもの」である。
恋人ができたら
結婚ができたら
東大に入ったら
ムダ毛が無かったら
「幸せになれる」と信じている人が大勢いるからだ。
そして広告主が提供しているのは「幸せになるための手段」であって、それをクリアしたからとて、その人が幸せになることは確約されていない。
だが、恋人・結婚・受験など、1点にフォーカスすることで、多少の攻略ポイントが見えてくる。
それに気づいたひとたちが、気づいてない人たちから金をもらって、攻略ポイントを提供しているだけなのである。
金のために。
あなたが洋服を変えても、髪を変えても、ネイル変えても、彼はあなただけに夢中にはならない。
あなたが占っても占っても結果は同じだし、あなたが探してる運命の人は、かわいい年下の女の子を抱いている。
思い返してみてほしい。
親に言われた高校に通い、親に言われた大学に行き、みんなが就活してるから就活して、親から今度は「孫の顔が見たい」と言われる。
だから、とりあえずマッチングアプリをやってみる。
結婚相談所に行ってみる。
恋人ができたら、幸せになれる。きっと私だけを見てくれる。
結婚出来たら、幸せになれる。みんなと同じになれる。
そんな保証は、ない。
そんなあなたに問いたいのは
「あなたが、本当にしたいことはなんですか?」
何もねーよ!という人もいると思うが、幼少期に夢中になったことを思い返してほしい。
三つ子の魂100までといったところだが、やはり人間、幼少期に夢中になったことは、大人になっても夢中になれる。
なぜこんなことをいうのかというと、人間、やっぱり「好きなこと」をしているときが一番輝けるのだ。感情表現も豊かになり、きっと自然に目標もできていく。
そうすると、魅力がアップし、同じ志を持った、似た価値観の仲間が増えていき、そこで、きっと伴侶となるような、人生を共にできる相手が、やっと見つかるはずなのだ。
「モテるためには趣味に打ち込みなさい」とよくモテ本に書いてあるが、それだけでは少し説明不足だと感じる。
結婚するのに大切なのは、魅力的な女子に鼻の下伸ばして近寄ってくる男ではなく、あなたのことを想って、考えてくれて、一緒に人生を歩めるパートナーを見つけることなのである。
そのパートナーとは、同じ価値観を持っていて、信頼できる人だとしたら、好きなことを一緒に楽しめる仲間の中から選出するのが、アプリより結婚相談所より、効率的だと思うのだ。
こうして考えると、例えば政治家とか、社内とか、同じ志を持ったものが不倫しやすいのも納得できるし、この世に社内恋愛が多いのも必然だ。
てか、ほんとに、結婚したい?
私からは以上です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?