見出し画像

SDGs絵本11『眠れる龍は天下統一!?』

画像1

SDGsの目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう とは、産業の基盤となる道路、水道、電力、インターネットや電話、金融などのインフラを整備をしていくことだ。

そこで元々のSDGsを擬人化しただけのデザインは、インフラ整備のイメージを無理矢理くっつけたロボットのようなキャラクターだった。

幼い頃に好きだったロボダッチの影響を受けた丸いボディーに、インフラという言葉から思い巡らせたパーツを無理やり括り付けたようなデザイン。。。頭のレーダーからインターネットでも飛ばすのであろうか?

画像2

日本のような国では様々なインフラが整備されていてなかなか実感が湧きづらいが、カンボジアやアフリカのような途上国では、まだまだインフラが整っていない国や地域も多い。

JICAのODAや円借款のように日本政府も、色々と途上国のインフラに貢献してきている。しかし、やはり大きな存在感を示すのが中国だ。

特に、清濁併せ呑む中国が推進している、アジア〜ヨーロッパ〜アフリカ大陸にまたがる巨大経済圏「一帯一路」構想は、カンボジア在住の筆者にとってもそのインパクトを感じざるおえない。

「一帯」とは、中国西部から中央アジアを経由してヨーロッパへと続く「シルクロード経済ベルト」を指し、「一路」とは中国沿岸部から東南アジア、スリランカ、アラビア半島の沿岸部、アフリカ東岸を結ぶ「21世紀海上シルクロード」のことを言う。

この一帯一路において、地域に道路や港湾、発電所、パイプライン、通信設備などインフラ投資を始めとして、金融、製造、電子商取引、貿易、テクノロジーなど各種アウトバウンド投資を積極的に進めている。

ただ、以前書いたようなカンボジアの巨大ダムのような弊害もある。しかし、このコロナ禍でもプノンペン市内の中華系の高層ビルの建築は止まることを知らない。正直、カンボジアは中国の一帯一路という大きなに飲み込まれてしまった感すらもある。

画像3

現在の中国は、漫画キングダムの『秦』の時代のような勢いが復活してきているのではないだろうか。キングダムとは、中国史上初めて天下統一を果たした秦の始皇帝・嬴政と、それを支えた将軍李信が主人公の漫画作品だ。漫画を読むとその勢いと迫力に圧倒されるが、プノンペンに住んで現在の中国の勢いを見るとそれに負けないものがある。

そのキングダムに出てくる始皇帝が、北方の異民族が侵攻してくるのを迎撃するために作らせたのが世界遺産・万里の長城だ。

名称未設定-1

因みに話は変わるが、うちの祖父は戦時中、中国出兵した際に万里の長城に立ちションをしたことがあるらしい。祖父は筆者が幼い頃に、夜な夜な中国の出兵話をオモシロおかしく話をしてくれた。他にも、揚子江のほとりでとてつもなく巨大な大蛇を見たらしい。架空の動物のではあるが、その蛇のあまりの大きさに、大蛇をと見間違える昔の人は多かったはずだ、と勝手に感心しながら話をしていた。

画像5

その巨大な万里の長城を掛け合わして作ったのが、世界遺産×SDGs09のキャラクターがワンリーだ。中国語で万里の長城を「ワンリー チャンチョン」と読むらしく、ある意味そのままだ。そして、ありがとうは『謝謝(シエシエ)』はご存知の通り。

カンボジアを含んだと途上国のインフラは、ワンリーに飲み込まれてしまうのか?良い点、悪い点あるのかもしれないが、どうにか平和で良い方向に向かって、「謝謝」と言える未来を築いていって欲しい。

考えを巡らすだけで、ドキドキとワクワクだ。

絵本を作りたい!
SDGs×世界遺産=キャラクターズ
SDGs目標04 ギゼー『なぜ?どうして、ピラミッド?』
SDGs目標05 ポリミー『ジェンダーなカタツムリ』
SDGs目標06 ポンプゥ『愉快なトイレが世界を救う』
SDGs目標07 ソーラー・ワタナ『太陽をつなぐもの』
SDGs目標10 ミッシェリー『萌えキャラには平等とバランスが大事』
SDGs目標12 ティカ『人形は人とモノとの関わり方を教えてくれる!?』
SDGs目標13 タージン『世界遺産が消失!?気候変動の大魔王!』
SDGs目標16 セントピース『平和ってなに?』




いつも読んでくれてありがとうございます!! サポートして頂いた金額は、一般社団法人ソーシャルコンパスの活動に使わせて頂きます!もしくは、いっしょに何か面白いことをやりましょう!! 連絡待ってます!