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SDGs絵本04『世界遺産が消失!?気候変動の大魔王!』

もうすぐ3歳になる息子のために世界遺産とSDGsを掛け合わせたキャラクターを作って『ありがとう』絵本を作りたい。世界中の世界遺産を調べて、SDGsとの関わり合いを探っていく。

SDGsといえば環境問題、というイメージの人も多いのではないだろうか。目標13 気候変動に具体的な対策をはまさにSDGsらしい、SDGsだ。

世界中で地球温暖化を叫ばれて久しいが、日本や世界の気候や気温、季節なども思い当たる節は年々増えている気がする。温室効果ガスのもとになる二酸化炭素を抑えることは、電気自動車やエネルギーなどの変化を含め、世界の常識になっているのはご存知の通りだ。

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そんなSDGsの元々のアイコンは、巨大な瞳が地球になったダイナミックなものだ。未来を見据え、地球規模の問題だということを感じさせる秀逸なデザインは、秀逸でファンタジックだ。

最初にこの気候変動のキャラクターをイメージした際には、短絡的だが、モクモクとした不気味な黒い雲をイメージした。脅威を感じる環境問題、そして荒れ狂う気候変動の暴風の嵐のイメージに、共感してくれる人もいるのではないだろうか。

そんな黒い雲を擬人化した初期のキャラクターは、タラコ唇の大魔王のすがた。とはいえ、大魔王は大魔王でも恐怖の大魔王ではなく、ハクション大魔王のようなコミカルなイメージになるようにデザインしてみた。

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まさに世界遺産なら、インドやアラビアを彷彿させるキャラクターだ。

そんなコミカルな大魔王キャラクターと世界遺産を組み合わせるために、気候変動に影響がある世界遺産を調べてみた。

するとインドの世界遺産タージマハルが、大気汚染深刻化し損傷が問題化しているということを知る。

タージ・マハルはインドの世界遺産。インドムガル帝国第5代皇帝のシャー・ジャハーンが、1631年に死去した愛妃ムムターズ・マハルのため建設した霊廟で1643年に完成した。大理石でできたタージ・マハルは、早朝にはピンク色、午後には白、夜には乳白色に見えるという独特の色彩を有している。名前の由来は「ムムターズ・マハル」が訛ったもので、ムムターズ=妻の名前とマハル=宮殿という意味だ。タージマハルにはその名前からも、妻を失った皇帝の深い悲しみと愛が感じ取れる。

タージ・マハルといえば、大理石の真っ白な外観が特徴だが、現在は変色してしまいその輝きを失っていはじめている。
原因は、大気汚染と水質汚染が主な理由だ。

周りの大気には、著しいレベルの酸化硫黄と粒子状物質が存在している。これらの物質が雨と混ざることで酸性雨となり、タージ・マハルを変色させてしまうのだ。

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タージ・マハルの汚染は空気によるものだけではない。タージ・マハルの横を流れるヤムナー川は「世界で最も汚染された川」といわれている。デリーやアーグラの工場が、化学物質や廃棄物を川に垂れ流しにしているのである。

その上、ダムや地下水が過度に汲み上げにより、川の水が減少。その影響で地盤が沈下して、タージ・マハルの尖塔が傾いている、という報告もあるようだ。

さらに、2018年4月には暴風により、タージマハルの門の尖塔2本が倒壊。斜塔の基礎が弱くなってきているのもだが、異常な暴風に気候変動の影響も感じざる負えない。

まさにタージ・マハルは、気候変動だけではなく、まさに環境問題のデパートだ。

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以前のデザインは、SDGsアイコンの地球の目を参考に、地球から飛び出す大魔王をイメージしていた。新しいデザインは、タージ・マハールの中から飛び出してきて、キャラクターの帽子はタージ・マハールの屋根をの被った姿に見えるようにだけ変更してみた。

世界遺産×SDGs13のキャラクターは、タージ・マハールタージンと名付けよう。関西の人にはお馴染みのタレントさんと同じ名前。

『ダンニャワード(धन्यवाद)』はインドの言語・ヒンドゥー語のありがとうだ。

気候変動や環境問題はシビアで深刻だが、コミカルで軽快にタージンが解決案を示し、世界の願いを叶えてくれるのではないか。。

タージンの言う「ダンニャワード」は関西弁の「おーきに」に近い、フランクな感じになるのかもしれない!?考えを巡らすだけで、ワクワクだ。

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