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  • 言語

     変化の激しい現代において、自分に合ったペースでじっくり考えることが大切だと思います。これから私は1.2年の比較的長いスパンで1つのテーマを扱って行こうと思います。たった1.2年でその分野についての専門家にはなれません。ただその分野の面白さに気づき、自分の人生を豊かにしてくれる1つの視点を手に入れられるくらいまで、きちんと学んでみたいなと思っています。  まず1つ目に選んだテーマは『言語』。「言語が思考に与える影響は?」「言葉、文字を得て失ったものとは?」「見る、読む、聞く、どれも受動的だが何がどう異なるのか?」「母国語が異なることで、英語学習にどんな違いが生まれるのか?」といった言語にまつわる疑問について、考えていきたいと思います。

  • 旅のエッセイ

    旅で感じたことを書いています。

最近の記事

3 国によって英語学習に差がある理由② 〜言語の違い⑴ 文法〜

りんごがapple、犬がdog、くらいしかわからない子どもの頃、日本語を英語にするとはこんなふうに考えていたと思う。 これはタイ語だが、こうやって、りんごがappleのように全ての日本語の単語がそれぞれ英語に置き換わるだけだと。でも実際は違う。とりあえずどうなっているのか見てみよう。 中学英語くらいを勉強してきた人ならわかるが、単語を英語に置き換えるだけで、英文ができるわけではない。むしろ日本語の場合は真逆に配置し直さないといけないし、他にも時制の問題だってある。現在完了

    • 2 国によって英語学習に差がある理由①

      ワーホリ中に出会った人の中にフランス人カップルがいる。彼らは普通に英語でローカルの人とも会話ができていた。だからすぐに聞いてみた。 いやいや、そんなバカなと思った。その時は「あー、この人たちはもともとある程度英語喋れたんだな。多分謙遜しているだけだな。」と思った。でもヨーロッパ系の人でそういう人が他にもいた。これって何かありそうだ。 それに他にも、 と言われることがよくあった。いやいや、それじゃ答えになってませんから。私たちは高校までに6年間(現在は10年間)、大学合わ

      • 「Beautiful!」に感じた違和感

        美しいものを美しいと思える感性にときどき嫉妬する。同じものを見ているのに、その感情の振れ幅がなぜこんなにも異なるのか。「これにこんなに感動できるのか!素敵だな!」って。でもその一方で「あ、なんか嘘っぽい。口だけだな。」って思うことだってある。 こないだ、WWOOFというサービスを通して、地元の方の家に泊めてもらう機会があった。そこの人は明るく、笑顔を絶やさず、エネルギッシュな方だった。なんにでもポジティブで、いろいろサポートしてくれた。その人と庭をバギーに乗って、ドライブし

        • 1 はじめに 〜英語はただの手段に過ぎないのか〜

          英語はただの手段。ずっとそう思ってきた。コミュニケーションを取るために必要な手段の一つに過ぎないと。 でもそんなことはなかった。手段であれば機械に置き換えてもいいはずだが、それで失うことは大きい。 小さい時、ふと思ったことがある。「戦後、公用語が英語になっていたら楽だったのに。」と。それなりに多くの人が一度は感じたことがあるだろう。でもそうならなくて、ほんとよかったと今では思う。 将来瞬時に翻訳してくれ、会話に支障のない翻訳機が発明されても、共通言語で会話をすることとは

        3 国によって英語学習に差がある理由② 〜言語の違い⑴ 文法〜

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        記事

          0 人生の中で、どれだけのテーマについて、それなりに深く考えることができるのだろうか。

           「人生の中で、どれだけのテーマについて、それなりに深く考えることができるのだろうか。」    私は教育学部を卒業し、その後教育業界に5年間携わってきた。世の中に様々な仕事があるが、自分にとって、教育、特に学校教育に携われて良かったなと思うことは、様々な学年の子どもと接することや小学校であれば、多くの教科を担当することができるということ。それはどちらかというと飽き性の私にとっては都合がよかった。  他の仕事だと、前に読んだ平野啓一郎さんの「ある男」の主人公が弁護士でいろ

          0 人生の中で、どれだけのテーマについて、それなりに深く考えることができるのだろうか。

          ワーホリは誰のために存在しているのか。

           ワーホリは誰のためにあるのだろう。  ワーホリはあまり日本では、肯定的な見方はされていない気がする。ただそれは誰の視点からのどういった価値観をもとにした見方なのだろうか。1 国(受け入れる側、送り出す側)、2 企業(受け入れる側、送り出す側)3 住民(現地)、4 本人の視点に立って、ワーホリの存在意義について考えてみようと思う。 はじめに(ワーホリの目的 本音と建前) 確かに、青少年に対して異文化の交流の機会の提供といった側面はあると思う。しかし本当にそれだけだろうか。あ

          ワーホリは誰のために存在しているのか。

          ありふれた言葉。

          先日、ある人に出会った。その人は分野が違う僕でも知っているくらい知名度のある方のもと学んでいた。だから気になっていくつか質問をしたんだけど、最後の質問とその仕方は本当よくなかったなと思う。 僕は、「すみません、なんかテンション上がってしまい、立て続けに質問してしまって・・・。最後に1つだけいいですか。『その人が教えてくれたことの中で一番印象に残っているものは何ですか?』」と聞いてしまった。 まず、前提としてこの場には僕以外に数人いた。そういう場での「最後に一つだけ」という

          ありふれた言葉。

          自動運転が楽しみな人と楽しみじゃない人

           僕はこの4ヶ月間でかなりの距離を車で旅してきた。大分→静岡、静岡→北海道→静岡。それ以外にも関東方面や近畿方面にも車を走らせた。  ただ僕は車の運転自体あまり好きじゃない。できたら誰かに運転してもらいたいし、自動運転になったら、どれだけいいかと思う。事故を自分の不注意で犯してしまうリスクもほとんどなくなり、道中は景色を眺めたり、本を読んだりして過ごせる。今回の旅が自動運転車だったら、違ったものになっていただろう。実際北海道は電車旅にしようと考えていたが、行きたいところに線

          自動運転が楽しみな人と楽しみじゃない人

          贈った手紙の行く方は?

           この数年で200通近くの手紙を子どもたちに書いてきた。「先生、意外だね。」と言われるようなめんどくさがり屋の僕が、なぜ手紙を書いているのか。  それは、今までいろんな人から手紙をもらってきて、毎回シンプルに嬉しかったから。LINEでもらったメッセージの中にも印象に残っているものはたしかにある。でも、なぜか手紙には敵わない。便箋を選び、ペンを走らせ、封筒に包み、渡す(送る)。このちょっとした手間が僕の心を動かす。もちろん手間さえかければ喜ばれるということでもない。ただ少なか

          贈った手紙の行く方は?

          不確実性を拒みながら、欲す

           私を含め、多くの人は不確実なことを不安に感じると思う。だからこそ不確実なことを減らして、不安要素を少しでも軽減するべく、科学技術は進歩してきたと思う。しかし、不確実なことが確実なことに変わっていき、ある一定のラインを超えると、人は退屈して、逆に不確実なことを求めてしまう。人間というのは本当にわがままで、よくわからん生き物だ。  というのは、最近「インセプション」という映画を観て改めて思ったからだ。この映画を知らない人はあらすじを検索して欲しいのだが、簡単に言うと、夢の世界

          不確実性を拒みながら、欲す

          無駄は無駄じゃない。

          無駄は無駄じゃない。 それはなんとなくわかっている。 でも完全にすっきり腑に落ちてるわけではない。ただそれが最近の出来事で少し分かった気がする。 片道3時間かかるラーメン屋に夕方から出発してその日のうちに帰ってこようという友達の誘いを、「あ、面白そう!」と思ってしまう自分がいる。 子どもたちが待っている間、今を楽しむためにじっとできずに体を動かしているのを、「それが普通で、大人がおかしいのかも」と感じている自分がいる。 他の人が無駄だと感じているけど、自分には無駄に感

          無駄は無駄じゃない。