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小学生の小さな世界。ぬるなりの交友録

こんばんわ。

昨日の日記(と呼んでいいのかな、雑記?)にリアクションをいただくことが出来て、早速「見ていただいている」意識が芽生えました。感謝。

写真をやっている方や北海道に住んでいる方(わたしも住んでいたことがありますよ)アメリカ在住の方、仙台に在住の方、曲を作っている方…

フォローもしていただいて、ありがとうございます。noteのリアクションは「スキ!」なんだね。スキ!って言われたらヤッタ!って思うタイプ。

素直に気持ちを伝えてくれた人には謙遜はしないかな。心から謙遜していれば良いと思うけど本心ではないから。小学生くらいまでは「いえいえそんな…ありがとうございます…」みたいな事はやっていたけど。本当なら小学生こそありのまま喜べばいいのにね。日本人の奥ゆかしさかな。

そういう意味では年々素直になっている気がする。小学生の時って小さな小さなコミュニティが世界の全てなんですよね。視野ももちろん狭いし。だからそこで円滑に生きていかなくてはいけないって本能でわかってるんです、みんな。

小学校の時はパパの仕事の都合で転校を3回しているんですがその最後の学校ですごくワガママな女の子に掴まったな。転校して、クラスで1番に話しかけてくれたグループはその子のテンションで毎日変わる。みんな今更他のグループに移れない雰囲気があって一緒にいるしかないんだよね。

遊びの内容はだいたいその子のOKが出るかどうかで実行になるし、半ば強制的に「お揃いがいいよね」と文房具を買うことになる。いじめではないんだけどやんわりと束縛されている感じ。

わたしは早々と嫌気が差して離脱させてもらった。

今考えるとかなりハッキリした小学生だなって思うけど、ある日の帰り道その子とバイバイするタイミングで「もう明日から一緒に帰らないし一緒にいないと思う」って言ってみた。その子はまさかそんな事自分に言う人がいないって思ってたみたいでびっくりしてた。

「なんで?何か悪いことしたなら謝るよ」って言われたけど、口だけですぐ日が経つと他人への配慮を忘れちゃうの分かってたし信じなかった。結局「これからも友達ではいようね(行動を共にするとは言ってない)」という何とも社交辞令感あるまとめでバイバイした。小学生って窮屈で大変。

とはいえわたしは昔からあまり人を選ぶタイプではなくって、第一印象で判断せずにまず「クラスのみんなと話してみよう!合う合わないはそれから!」というタイプだったので色んな人種(あえて人種と書きますよ)と小さい頃から話してきた気がします。

今でこそ呼び名が付いている「腐女子」とか「不良」とか「ガリ勉」とか「ギャル」とか「天然」とか…カテゴリーするとキリがないけれど、割とどのグループにも仲良く話せる人がいました。それぞれ見た目や嗜好は違うけど、ワクワクする話をそれぞれ持っていてそのカテゴリーにどっぷり精通している人の話ほど面白かったな。

先生にいつも反抗的な小林君からは授業中に密かにMDウォークマンを聴く方法(ポケットに本体を入れてイヤホンジャックをジャケットの袖の中から通し肩肘を付いているフリをして耳に当てた手から音楽を聴くというもの)を秘密って言って教えてもらった。授業中にわざわざ音楽を聴く必要はあるのかと今でこそ思うけど、中学生が考える少しイケナイ事がこれで、かわいい。小林君はその後不良仲間と他校に喧嘩を仕掛けに乗り込んで本当にイケナイ事になった。

腐女子のカオリさんにはその当時週間少年ジャンプで連載されていた「テニスの王子様」というスポーツ漫画をとてもとても歪んだ目線で見る楽しさを教えてもらった。そんな英才教育の結果、クラスの背の高い華奢な男子(黒髪)とその友達の背の低いカワイイ系男子(茶髪)のセット行動ぶりを毎日の癒しとするという特殊な楽しみを覚えたり。

ギャルちゃん達とはもちろん超プリクラ交換した。女の子としての化粧・最新カルチャーみたいなものはやっぱりギャルちゃんが強かったしギャルではないものの違ったベクトルで目立つのが好きだったから上靴をデコって可愛くしたりね。ジャージも制服もそれなりにカワイクしたよ、もちろん。

縦横無尽に話す友達がいたので逃げ場もあるしどこかの集まりに無理に合わせなきゃっていう思いもしなかった。あれは女子特有の何かなのかな。「○○ちゃんがそういうならそうしようかな」っていうやつ。あれ苦手。でも実は男社会でもこういう事ありますよね。社会人になって外から男性を見ているとすごく良く分かる。

幸い、中学高校専門学校と、学校は変わってもその時々に仲良くしているいわゆる「いつものメンバー」はみんなサッパリした竹を割ったような性格の子ばかりだったので女子のイザコザみたいなのは無かった。すごく恵まれたな、と思います。今もそれぞれ仲良しだしね。3個目の小学校くらいかな。あの時も他のグループに友達がいたお陰で離脱もかなりスムーズだったし、ワガママな人って周りも分かっているよね。「こっちおいでおいで」ってみんな言ってくれた。

自分の交友構築法をごり押しするつもりはないけれど、もし色々考えすぎて交友関係が狭くなっている気がする人はもうちょっと適当にいろんな人と話してみるのもイイコトあるかもよ?ということで。どうでしょうか。

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