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20240314「在るがままでいい、だがしかし、そのままではいれれない」

在るがままでいい
だがしかし
そのままではいれれない
動いてしまうから
きょろきょろして見回し
そこにいることを忘れてしまう
ここがどこなのか
そして今が何なのか
辺りへ投げて
返って来るのを待っている
その間にも
変化の風が吹きつけて来るから
右に項垂れ
左に転ぶ
在れとそこに打ち付けられて
変転するうちに
様相が様変わりしている
ここはどこなのだろう

風に吹かれて
動き出すその方向は
知らずの隙間に落っこちて
誰かの跡の穴に取られる
穴蔵の住まいを
点々と移動しては
暫くそこに逗留する
別の決まりごとを知らないのなら
わたしのどこかがざわついて
あってはならないような雰囲気で
また転ぶ
立ち上がったら
土を払って
もう一度服を洗おう
乾かしているうちに
日が昇りどこからか風が吹く
いい匂いがしてるようで
お腹を空かせ
また旅に出る準備

どこへと聞かれて
どこまでもと答えたのは
きっとさっきのあなた
もう既に動いているから
わたしはどうも遅すぎて
鈍い感覚をさすっては
閉じた眼の光景を
さらっている
別の視点で
別の視線
交差するのは
遥かの涯か
あるいはそのか
揺られる花たちを誘って
手向けられるのは
誰かの胸に
きっといい香りがするのだろうって
誰も聞かないけれど
そこに在っても構わない

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