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20240729「違和からの観点」

忘れ物を探しに
あちこちに向けて
ここそこ見てみて
見つからないのは
自分で蓋をしていたのだろう
気づかないままに
落としていたから
また拾うことになる
随分とばら撒いて
もうその痕跡もないくらいに
そんな状態であっても
また戻しに行く
きっと自分のことだから
上手くいくと思って
再起動したら
別のメッセージが
出てくるかもしれない

どれもがばらばらでも
意味を繋げ
あるいは反転して
でたらめの中でも
接続させておこう
ちぐはぐなのはごもっとも
その違いまでも
新たな発見としておけば
新しいわたしに接続できる
それからは
継ぎ接ぎだらけでも
次第に馴染んで行くだろう
異和からの観点
その先の邂逅までも募らせて
仕組みを柔らかに
そして引き延ばし縮め
弾力ある地を耕しに行こう

気づけば今日
あるいは既に進んでいる
どれもが新鮮であれば
わたしも反応して
透明な空気を吸うのだろう
ちりちりの出来事さえ
ひかりの粒が備わり
角度を変えて
新たな側面を示す
さっきまでの問いさえ
もう瓦解しているはずなのに
気分は悪くないとして
上々の上澄みを
いただいておこう
例えば早朝に出て
翻る静けさを待って
準備しているように

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