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20240524「わたしを買い物に」

欲しいものがあって
ふと思い出して
買い物に出かける
どこにあるのかは
わからないから
あちこちを探し
挨拶しながら
それぞれを見てみる
これはちょっと
それもなんだか
見つけられにくい所かと
聞いてみるけれど
それではないのは
どこかでわかっている
また来ますと言いつつ
もうこないとも思う

たぶんわたしもそれを知らない
だから探すのだろう
気になるものは沢山あって
その向こう
比較したり思い出したり
何かを加えたり
何かを引いたり
自分なりのポジションやら
気分を左右させる何ものか
本分はそこにあるのでは
なんて考えつつ
また彷徨って
馴染む所まで進もう
おすすめだったり
お値打ちだったり
意味を求めている

また扉を叩く
それはわたしのそれ
注文することを
わたしに戻って来て
再度循環を回す
とりかえばやの項目を参照して
裏面に影を落とし
微妙な差異だけ取り入れて
わたしのどこかにしまっておこう
王国に平伏し
または譲渡して
その意味を増殖するのだろう
そのうち収斂して
数個に落ち着く
シャツを脱いで
また変化している

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