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【ストレングスファインダーから考える】マーケターとしての資質の活かし方

こんにちは!事業会社でマーケティングの仕事をしているまっぴです。

ストレングスファインダーってご存知ですか?

ストレングスファインダー
アメリカのギャラップ社が40年にわたって行ってきた「人間の強み」に関する研究に基づいて人々に共通する34の資質を言語化し、それを発見するために開発された診断ツール。オンラインで177問の質問に答えることで34種類の資質の中での上位資質、あまり自分が特性として持っていない下位資質が明らかになります。2021年9月の段階で、全世界2500万人以上が受講していて、個人の才能を伸ばしたり企業内でマネジメントに使用されたりと様々な用途に使われています。

私が名乗っているマーケターという職種ですが、マーケターと一口に言っても、広告運用を中心にされている方、ブランディングをメインにされている方、幅広くPM的立ち位置で仕事をされている方などかなり細分化される印象です。

今回は、昨年受けた自分自身のストレングスファインダーを参考に、マーケターのキャリアや資質の活かし方について考えてみたいと思います。


このnoteはこんな方にオススメ!

自分が携わっていいる領域で価値を発揮できていないと感じている

・マーケターとして今後のキャリアをどう描いていけば良いか迷っている

・ストレングスファインダー自体は受けたことがあるが、受けっぱなしでイマイチ活用できていないと感じている方


私のストレングスファインダー受検結果

お恥ずかしながら、私のストレングスファインダーの結果をお見せしながら説明していきたいと思います。

▼34個の資質を表れやすい資質順に並べた結果

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私のトップ5の資質は
1.着想
2.学習欲
3.責任感
4.個別化
5.親密性
で、「自分のアイデアを生かす」「1on1など少人数で信頼関係を構築していく」「途中で投げ出さず自分が納得いくまで、わかるまでやりきりたい」タイプであることがざっくりうかがえるかと思います笑


▼34個の資質をざっくり4つの領域に分けて色分けした結果

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また、34個の資質は大きく4つのカテゴリに分けられます。私の場合はどこかに大きく偏っているなどがなく比較的バランスが良いタイプかと思われます。強いて言えば、「戦略的思考力」が強いです。

「影響力」は中位より下あたりにまとまっていますので、発信活動に注力しいているものの、THEインフルエンサーというようなわかりやすく人を動かす力はないようです汗

ただ、この結果を見て影響力を持つことは全くもってできないのかというと、そうではないのです。


「資質」と「強み」の違いは?下位資質は弱みなのか?

ストレングスファインダーで測られるのは、あくまで「資質」であり、「強み・弱み」ではないのです。

ストレングスファインダーは、「何ができるか」ではなく「どうやるか」というアプローチ方法を考えるためのツールです。

マーケターの仕事で考えると、集客や販促が得意かどうかを見極めるためにストレングスファインダーを使うのではなく、集客や販促を実行するために「どのような手段を使うとよりその人が価値を発揮しやすく結果が出やすいのか」というアプローチ方法について、示唆を得ることができます。

ですから、下位に位置している資質は、その人が生きていく上であまり使わないアプローチ(方法・手段)であるというだけで、それがないからと言って影響力を行使できない、人間関係を築けないわけではないのです。



ストレングスファインダー結果の仕事やキャリアへの活かし方

では、ここからは具体的にストレングスファインダーをどのように活用していけば良いのかを解説していきたいと思います。

活用方法❶(→個人で使う場合)
今の業務で上位資質がどのように活かされているのかを振り返る
「転職しようかな」「異動願出そうかな」「なんだか今の仕事うまくいかないな」とモヤモヤしている方はぜひ以下のフローで自分の業務を振り返ってみてください。

<具体的フロー>
1.今携わっている業務の中で、上位資質が発揮されている場面を書き出してみましょう。

2.続いて今の業務での悩みを書き出してみて、その原因が下位資質でしか解決できないと思い込んでしまっていないか、自分の上位資質を使ったアプローチで解決できそうか検討してみましょう。

3.上位資質を使ってこれからできそうな新しい仕事や領域がないか探してみましょう。

4.1〜3を行ってみて、最初に抱いていたモヤモヤは、このまま今の仕事をしていてもアプローチさえ変えれば解決するのか、環境を変えないと難しいのかを判断してみてください。

私は、現在事業会社である事業専任のマーケティング担当をしていますが、比較的私の上位資質を活かしやすい環境ではあると思います。

・関わるメンバーやパートナー会社がある程度限られている(=個別化、親密性)
・自分の意見や着想を思う存分発揮してクリエイティブを作ることができる(=着想)
・担当事業とその集客KPIを持って業務を遂行する立場にある(=責任感)

ただ、2番目の「学習欲」や、11〜15番目にあるような上昇的志向系の資質があることにより、以下のような障壁は感じています。
・具体的な施策の遂行はパートナー会社さんや業務委託の方に依頼し、そこの戦略とディレクションまでしか行わないPM的立ち位置なので、手法・技術を専門的に学ぶことができない(=学習欲を満たすことが難しい)
・周りの方々にYesマン的な動きをする方が多かったり、評価がなされづらい非現実的な目標設定をされたりする(=競争性・達成欲が不足している)

このような障壁が、現在に発揮できていると思われる資質よりも大きくなった場合は環境を変えるなり策が必要だと思います。



活用方法❷(→他者のマネジメントに使う)
部下にストレングスファインダーを受けてもらって、その子の上位資質が生かせる業務になっているのかを対話して確認する。

現在の悩みを聞き出した上で、その悩みが上位資質を活かしたアプローチに変えることで解決できないかを考える。場合によっては、担当領域の変更や異動も検討する。
ストレングスファインダーは一度受けてみて自分の傾向が掴めるので損はないですが、コストがかかる診断なので、部下に受けてもらうことが難しい場合は以下のグッドポイント診断で代用するのも手です。リクルートが行っていて、リクナビNEXTの会員登録さえ済めば無料で受けられます。



【補足】ストレングスファインダーの受け方

ストレングスファインダーを受ける方法は主に3つあります。簡潔に手段の候補だけ記載しますので、詳細が気になった方は、こちらのサイトを参照して下さい。

私の場合は、34個の資質を全て見たかったので、¥5,850かかりますが思い切って受検しました。資質はあまり生涯を通して大きく変わるものではないということだったので、あまり高くない投資だと思って購入しました。


ストレングスファイダーの書籍を買って、そこに記載されてあるコードを用いて受検する


マネジメントレイヤーの方で、マネジメントをしていく、仲間を引っ張っていく上での資質の活かし方を知りたい方は以下もオススメです!同じく受検用のアクセスコードが書籍についています。



ストレングスファイダーのWebサイトに行き、そこで課金して受検する
英語のサイトで多少わかりにくいですが、手っ取り早く診断を受けたい人にはこちらがオススメです!私はこの方法で受検しました。



ストレングスファインダーのアプリを購入して受検する



【参考】受検後の参考になる書籍、サイト

自己理解を深める事業をされていてる八木仁平さんが書かれた、以下の書籍「世界一やさしいやりたいことの見つけ方」は、ストレングスファインダーを受けられた後に、具体的に次のキャリアを考えていくフェーズで使われるのをオススメします。

過去に私もnoteで要約・図解を出しているので、よかったらそちらも参照してみてください。

また、八木さんがストレングスファインダーについてまとめていらっしゃるブログも今回のnote執筆の参考にしました。



もしよろしければサポートいただけると嬉しいです…!noteの執筆の題材となる書籍の購入などに充てさせていただきます。