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インターネットの中に『お金の畑』を耕そう! 【お金の授業#10】

前回までの『お金の授業』
・友達の税理士さんは、資産を増やしていくには『分散』が大事と説いた。
・トマトだけ、スイカだけなどは枯れたら全滅するから危険
・10本植えたら、7本育つ事を目的として育てる
今回は『畑(資産)を耕す場所』についてのお話

畑を育てる場所とは?

友達の税理士さん『前回の授業で、色々な野菜を育てる事が大切って話をしたけど、今回はその野菜達を”どこの畑”で育てるのが最良なのか授業をしようと思うんだ。』

ボク『どこの畑?どういう意味?』

友達の税理士さん『うん。畑、つまり資産を育てる場所の事だね。』

ボク『育てる場所で何か違いがあるの?』

友達の税理士さん『良い質問だね。それが大いに違いが出てくるんだ!』

『自分の畑』をネットの中に?

友達の税理士さん『畑、つまり資産を育てる場所というのはズバリ”証券口座”の事なんだ。』

ボク『あー!楽天証券とか、野村證券とかね!』

友達の税理士さん『そう!証券口座を作るには、おおよそ2つのパターンがあって窓口で開設ネットで開設があるんだけどどっちが良いと思う?』

ボク『それはやっぱりネットじゃないの?』

友達の税理士さん『そう。僕も絶対にネットの方が良いと思っている。では、なぜネットの方が良いか理由は説明できる?』

ボク『ネットの方が、手数料が安くてとにかく得・・・』

友達の税理士さん『ふふふ。まぁ明確な理由を答えられる人は少ないかも知れないね。ただ漠然とネットがお得!と思っている人が多い気がする。』


店舗型は『運営コスト』を意識?

友達の税理士さん『なぜ、店舗よりネットの方が良いかと言うと、ズバリ!店舗には運営コストが沢山かかっているという所にヒントがあるんだ。』

ボク『沢山のコストですか?』

友達の税理士さん『そう。店舗型には、店舗自体の家賃、働く人の人件費、光熱費がそれなりにかかっている。そして、その経費を顧客からの手数料で賄っていく必要があるんだ。』

ボク『なるほど。確かに店舗は、駅近で便利な一等地に店舗があるので家賃はかなり高そう。』

友達の税理士さん『そう!だから店舗型はその家賃などのコストを回収する意味も含めて証券の売買手数料が高めに設定されていたりするんだ。』

ボク『売買手数料って事は、売っても、買ってもって事?』

友達の税理士さん『そう!売る時も買う時も手数料が取られるから、店舗型に頼むと、自分の利益の取り分が減ってしまうという事だね。』

売買手数料の無料はのからくり

ボク『逆に何でネット証券は売買手数料が無料に出来るの?

友達の税理士さん『とっても良い質問だね!ネット証券は顧客からの売買手数料収入を主たる収入と位置付けていないからなんだ。』

ボク『ん〜。どういう事?』

友達の税理士さん『うん。売買手数料を無料にしてでも、他で得られる利益を優先しているという事だね。』

ボク『へ〜。売買手数料を無料にしても得たい利益とは何?』

友達の税理士さん『うん。顧客に資金や株式を貸し出す信用取引によって得られる金利だったり、顧客の証券口座にある余資を銀行口座に預けることによって得られる金利が大きいため、そっちの方が魅力的なんだ。』

ボク『顧客からの売買手数料で稼ぐより、他の方法で稼ぐ方が効果的であるって事?』

友達の税理士さん『そう!つまりネット証券は”顧客をより多く獲得しているネット証券会社が、大きな収益を得られる構造”という事を覚えておくといいかもね!』

ボク『だからネット証券会社は、売買手数料を無料にしてでも顧客を獲得しようとするのか。

友達の税理士さん『そう!だからネット証券の方が、顧客にとっても証券会社にとってもメリットが大きいと言う事だね。』

ボク『なるほど。ネット証券口座拡大の”目的と利点”は理解できたんだけど、一つわからない事があります。』

友達の税理士さん『おっ!何?』

ボク『うん。何で今だに店舗型が沢山あるの?

友達の税理士さん『この話は次回の授業で取り上げよう!』

今回の『お金の授業』まとめ

【結論】
・畑(資産)を育てる場所は、ネット証券が良い

【理由】
・ネット証券は売買手数料が無料の所が多い
・店舗型だと売買手数料が高かったりする

【詳細】
・ネット証券会社は、売買手数料を無料にしてでも顧客を獲得したい
・その恩恵にあやかるべき

【まとめ】
・ネット証券に口座を開設しよう!

次回の『お金の授業』

・今だに店舗型の証券会社が、街に沢山あるのは何故なのか

この連載について

この連載は、学校では教えてくれない『お金の知識と知恵』を『基礎からわかりやすく』学ぶ事を目的とした連載です。

筆者が実際に友人の税理士さんに『お金の授業』をして頂いた内容を公開メモとしてnoteに記録しています。

なお、下記のバナーから、『お金の授業』をマガジンとしてまとめて読む事が出来ます。

【友達の税理士さん】萩原寛太郎税理士事務所の萩原寛太郎氏


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