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神奈川散歩

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神奈川県内をウロウロしたときのお話です
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#この街がすき

【神奈川県鎌倉市】雪の翌日鎌倉散歩 円覚寺参り 22.01.07_11:30

昨晩、久しぶりにかなりの量の雪が降った。 なので、今日は会社を休みにして電車のダイヤがそこそこ復旧した頃を見計らって北鎌倉に出かけてみた。 (実際はバスも電車もダイヤズタボロで大変だったけど) 雪の鎌倉って・・・響きがおしゃれじゃん。 奇しくもこれが、鎌倉初詣となったわけで人間も天気も塞翁が馬なわけです。 というわけで円覚寺。 鎌倉五山第二位の臨済宗の古刹は広大な境内。 そして、巨大な門。 堂宇、堂宇が独立している古い建築技法。 円覚寺の谷戸には緑が多く、雪がよ

頼朝も政子も参った日向薬師に参拝 21.09.23_10:10

日向に来て彼岸花だけを見て帰るわけには行かない。 頼朝も、政子も通った日向薬師に参拝しないと・・・。 日向薬師はかつて霊山寺といい、子院12坊を擁する大寺院だったそうだ。 それが、こんな山の中、明治の廃仏毀釈で、多くの堂宇が失われた。 それでも今も薬師如来の霊場、日向薬師として参拝客が・・・後をたたない・・・は言い過ぎか・・・(笑) 重要文化財の薬師堂の屋根を葺き替えたのが数年前。 創建の頃の様式を感じられるようになったのは凄い。 って、天平の頃の様式を知る由もない

日向の集落、日向神社は白髭神社 21.09.23_07:50

日陰道を抜け、日向まで戻って白髭神社に参拝。 高句麗の王族若光を祀る神社だ。 こんな山奥に高句麗王って・・・とも思うのだが、日本に亡命してきた若光は東国整備を命じられ大磯に上陸したそう。 今の湘南平・・・高麗山はその名残だとか。 その後、伊勢原の日向に移動し、埼玉の日高へと移っていった。 彼岸花の巾着田で有名な日高には、高麗神社もあり、市内を流れる川が高麗川。今も高句麗王の伝説が生きている。 国を追われた王族の悲しい歴史。 山奥へ山奥へと追いやられていく悲劇。

古道日陰道は日向薬師の参拝道 21.09.23_08:15

日向薬師の門前の日向の集落。 日向薬師への参道を日陰道と呼ぶらしい。 日向の集落も昔は日陰と呼ばれていたのではないかと個人的には勘ぐっているのだが・・・。 日陰というよりは、日向っていったほうが、画数のせいか?アイドルっぽいし、イメージもいいしね。 欅とか櫻とかもありえない(笑) 集落の名称は別にして、参道の名前は未だに日陰道だ。 確かに山と林の影では有るけれども、そんな呼び方しちゃうかな・・・と思わなくもない。 頼朝や政子も通った日向薬師の参道だし、もう少し明るい名

神奈川で彼岸花といえばここ 伊勢原日向 21.09.23_07:30

浜離宮で秋桜を楽しんで、その前に、鎌倉で彼岸花を鑑賞して・・・。 秋だなぁと実感したら、やっぱり伊勢原の日向に行かないわけにはならない気がしてきた。 伊勢原の日向は彼岸花の群生地として知られる。 しかも、田んぼの刈り入れとタイミングが合うために、日本の原風景に出会える神奈川では得難い場所。 ただ、大山の裏街道で、驚くほどの山の中。 先祖はさぞ悪いことでもして逃げてきたんではなかろうかと思うような立地は、だからこそ原風景が残っていると納得してしまう。 駅まではものすご

縮小された八幡宮の例大祭の週末 鎌倉散歩スナップと感想 21.09.19

縮小された八幡宮の例大祭、週末の鎌倉。 ホントならワチャワチャと祭りが続いて流鏑馬で〆になるはずなのに、平日の間にあっという間に神事だけ執り行って例大祭は終わってしまった。 コロナ禍だから仕方がないのだけれども、武家の神社の例大祭が疫病で縮小される・・・しかも2年連続でって・・・なんとなくご利益を疑ってしまう・・・。 八幡宮。御神木の大銀杏が倒れた事件以来、なんとなくご利益は怪しものだとは・・・ 自身の状況も手におえていないのに、民の願いまで聞いてられるのか・・・それを言

縮小された八幡宮の例大祭の週末 鎌倉五山第三位寿福寺参拝 21.09.19_14:30

最後に駅への帰り道、鎌倉五山第三位寿福寺を参拝することに。 というか扇ヶ谷辺りをウロウロしたときは必ずのこと。 鎌倉には珍しい長ーい参道は流石五山第三位の風格。 ただ、趣のある仏殿は公開禁止。 ちょっと残念だけれども中門から覗けるから良しとしましょう。 寿福寺は鎌倉の中でも特に源氏伝来の地。 今日は珍しく墓地まで向かって政子と実朝の墓参りをしたくなったのはなんの風の吹き回しだろう? 墓地には他に、高浜虚子や大佛次郎なども眠っている。 静かでいいところだけれども、墓地が

縮小された八幡宮の例大祭の週末 英勝寺の彼岸花 21.09.19_13:50

というわけで、英勝寺の参拝を終えたけれども、やっぱり彼岸花を紹介しなければ・・・。 彼岸花を秋の花ね・・・で済ましてしまえばそれまでだけれども、曼珠沙華とかいた場合、赤い花が放射状に伸びる姿が女性の情念を感じさせる。 学名はリコリスといって、ギリシャ神話の海の女神からとられているのだとか。 洋の東西を問わず、やっぱり曼珠沙華には女性を感じるらしい。 真っ赤な上に毒があるところもやっぱり・・・ね。 そんな花が尼寺に咲くっていうだけで、なんとなくエロティックでしょ。 現実

縮小された八幡宮の例大祭の週末 鎌倉の尼寺英勝寺参拝 21.09.19_13:50

浄光明寺から英勝寺へ。 英勝寺は今も鎌倉に残る唯一の尼寺。 太田道灌の屋敷跡に建つ寺院は水戸藩とも関わりが深いとか。歴史探索には外せないお寺です。 境内はこじんまりとしているようで実は結構広かったりもする。 最近戻ってきた山門がひときわ存在感を放ち、洞窟あり、竹林有りとアミューズメント的にも面白い。 尼寺だからというわけではないだろうけど、境内の手入れも行き届いていて散策していて気持ちがいい。 仏殿、山門、鐘楼、 祠堂に 祠堂門が重要文化財だから、文化的にもなかなか

縮小された八幡宮の例大祭の週末 尊氏謀反の浄光明寺 21.09.19_13:10

八幡宮の参拝を終えた。 鎌倉についたときに、朝飯を食べようと思った鎌倉駅前のあさくさは、コロナ禍のためか営業をしていなかった。 あさくさ、コロナ禍以来しばらく営業をしているところを見たことがない。大丈夫だろうか? 鎌倉では老舗の定食屋なのだが、そういう店ほど蓄えがなかったりして閉店の憂き目にあったりしている。 心配にならないはずがない。 そんなわけで空腹のママ八幡宮の参拝を終え、不動茶屋にでもよってラーメンでも食べる気満々だったのに、こちらも営業自粛中。 まったくもう、これ

縮小された八幡宮の例大祭の週末 八幡宮参拝 21.09.19_12:00

例大祭が2年連続縮小開催で週末までイベントが持たずに終了されてしまった八幡宮。 流鏑馬もなしでは武家の守護神としてちょっと悲しい。 流鏑馬を無観客で行うってわけには行かなかったのだろうか? 疫病を蹴散らすほどの神通力はないということか?初戦見世物なのか? 鰯の頭も信心だからなぁ。 というわけで訪れた八幡宮。 なんだかんだ行ってもそこそこの人では流石だ。 凛とした空気は、神社の御加護か疫病の恐怖からか? 境内で茅の輪くぐりをしていた。 あぁ、なんだかそんな季節なんだ

縮小された八幡宮例大祭の週末鎌倉散歩 まずは宝戒寺参り 21.09.19_10:40

八幡宮の例大祭の週末。 今年の例大祭もコロナ禍により去年同様規模を縮小ということで平日の間に流鏑馬もせずにササッと終了されてしまった。 人々の健康のためとはいえ、武士の神社がなんとなく悲しい感じ。 というわけで、なんとなく雰囲気でも味わいたいなと思い訪れた鎌倉散歩。最初は宝戒寺から参拝です。 宝戒寺は北条得宗家の屋敷跡に建つ寺。 幕府滅亡時、新田義貞に責められたとき屋敷の裏にある櫓で得宗家一族郎党が腹を切ったところ。 その霊を弔うために後醍醐天皇が建立したのが宝戒寺。鎌

夏をあきらめきれなくて腰越散歩 21.09.12

9月になった途端すっかり涼しくなった日本の気候。 夏をあきらめきれなくて小雨の中訪れた腰越の街。 夏の女神に最後のキスをと思ったのだけれども、今年の女神の逃げ足の速さには驚かされた(笑) 夏の気配はすっかりなく、肌寒らすら感じる湘南の漁港の街だけれども、それでもなんとなく腰越に来たなぁという思いはかなったかな? 暑かったけどヨゥ、短かったよナァ、夏。と、加勢大周が江ノ島の洞窟でつぶやいてからもう何回目の夏だったのだろうか? 映画の設定は前の東京オリンピックの翌年だった

夏をあきらめきれなくて腰越散歩 湘南しらすの腰越漁港 21.09.12_15:00

浄泉寺の参拝を終え、一応腰越漁港に来てみた。 台風余波ということで腰越の漁は休みみたいで、ロープの柵がいたるところに。 東京からほど近い、サマーリゾートに漁港が有るってことが奇跡だよなぁ。 すっかりブランドとして定着した湘南しらすの水揚げ漁港。 リゾートで人を呼んでしらすを食べさせるという好循環も、コロナでなかなかうまく回っていなさそう。 漁業っていうのも農業以上に参入障壁が高い職種。 既得権を振りかざし新しい人材を受け付けない仕組みが出来上がっているように感じるの