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暦への興味、季節の愛で方

「季節を自分で決めてみたい」という思いが
芽生えました。

自分を「ヒト」という生き物と捉え、
幸福感や不調の波を観察するようになり、
半年ほど経ちます。

最初は、自律神経や脳内物質の基礎を学び、
日常にて工夫していました。

そのうちに、色彩、香り、灯り…と、
興味の対象は広がっていき、
時間の流れや季節の移り変わりに
関心を持つようになりました。


強く実感することは、
これまでの人生は、
「ヒト」という種の「私」という個体に
そぐわない「何か」を、
無理やりコントロールして、
なんとか送ってきた、ということです。

この「何か」は、
人生をかけて少しずつ解消していく
違和感なのだなぁと思っています。



先日、時間が空いたので、
「上野国立科学博物館」に行きました。

宇宙、地球、生命、人類、世界、日本…

自分の違和感をちっぽけにしたい時に、
たまに訪れる場所です。

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その日は、最初に立ち寄った
天文学」のフロアが、学びの全てでした。

それまで、天文学にはほとんど
興味がなかったのですが、
直感で、
私が今知りたいのは、
こうした歴史に基づく時の流れへの知識だ

と確信しました。

夢中になり解説を読み込み、
展示品を観察してきました。


スマホに高速で打ち込んだ内容と、
後日自宅で調べた内容を記録していきます。

良かったら一緒に学んでいただけると、
とても嬉しいです。

■暦=太陽と月の関係

<太陽暦>
・太陽の運行に沿って日数を数える暦法。
・季節と調和。
・月のめぐりに影響される潮の動きや
 動植物の変化がわかりにくい。

<太陰暦>
・月の満ち欠けのみで日数を数える暦法。
・季節とは無関係。

<太陰太陽暦>
・月の満ち欠けに沿った日付と、
 太陽の運行による一太陽年を組み合わせた
 暦法。
・うるう月が入る。

■旧暦と新暦

<旧暦=太陰太陽暦>
古代中国を起源としており、
7世紀に日本に伝えられた。
何度も改良が重ねられた。
幕末から明治にかけて使われていたものを、
天保暦という。

<新暦=太陽暦>
明治6年(1873年)に採用。
旧暦から新暦への移行により、
旧暦の明治5年12月3日が
新暦の明治6年1月1日になった。
このため、
新暦ではおよそ1か月季節が早くなり、
桃の節句に桃が咲かず、
七夕は梅雨の最中という具合に、
ずれが生じるようになった。

これまでの点と点が線になりました。

私の中の旧暦に対する認識の輪郭が、
はじめて鮮明になったんです。
日本という国は、海や動植物と共生し、
月も大切にしていたのですね。

調べる中で、
私の中で気づきのトリガーとなったのが、
旧暦から新暦への移行です。

日本は、ある時から、時間が1ヶ月も
ショートカットされているのですね。
それ以降、季節の行事など、
様々に支障が出ているようです。

暦とは、一回不自然に
ねじ曲げられたものでした。

暦をつくってみたい

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だとすると、自分の中で、
暦を自由につくって楽しむのは、
結構アリかもしれない、と思ったんです。

とりあえず、夏から秋への区切りは、
自分で決めてみたいです。

あと、オリジナルの年中行事をつくるとかも
楽しそうです。

その時期に気に入る色彩のグッズをつくり、
心地よい香りを空間に広げ、
楽器を奏でてみるとか。

自分だけの祝日みたいで、ワクワクします。

自分という「個」のために創造できる範囲が
広がりました。





天文学のフロアでは、他にも、
「和時計」というものすごく気になる存在を
発見しました。

江戸時代では、時間の単位「一刻」の長さが
変化していたそうです。
「不定時法」といって、
昼と夜をそれぞれ6等分する方法を採用。
つまり、昼の一刻と夜の一刻は、
季節によって長さが反比例することに
なります。

なんと、時間が伸び縮みしていた時代が
あったのですね。
ますます気になってきました。



私の頭の中を最後までお読みいただき、
本当にありがとうございます。

また少しずつ、調べていこうと思います。


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