心をラクに楽しく働くヒント
なぜそう感じるのかを深堀してみる
自分が悪いのか?相手が悪いのか?モヤモヤしてつい憤りを感じてしまうシチュエーションってありますよね。
「メールを送ってるんだけど」
2,3時間前ほど前に送ってきたメールに対して見ていないこちらが悪い、といわんばかりの嫌味から始まる上司。思わずこちらも嫌味で言い返してしまいムカムカしたままの気持ちを引きずって割り切れない・・
どうしたら「イラッ」とせずに済むのか。。。
嫌味を言われたと受け取ってしまう時には、その人に自分のことを否定された、価値を下げられたと感じています。「本当は自分のことを尊重して欲しかった。だから、相手の言い方を嫌味と受け取ったんだ。」という自分の気持ちにまず気づきましょう。
相手の行為がハラスメントかどうか以前に、できれば嫌な気持ちになりたくはないですよね。なぜそう感じるのか、なぜイラッとするのかを深堀してみると、感じ方もが変わってくることもあります。
すぐに善し悪しの結論を出さない
「脇に置いておく、保留にする」
これは、PHPベストセレクション「自分を持っている人、ブレない人」の中で玄侑宗久さんが書いていらっしゃっる言葉。何か自分にとって悪いと思うようなことがあっても悪いことだと決めつけない。後から考えたら、良かったと思えることかもしれない。から、とりあえず、結論を保留にする。
なるほど、と思いませんか?
例えば、ある研修で受講者の方から内容に関してご批判をいただいたことがあります。正直、とてもショックを受け、講師としての自分にも自信を喪失しました。
「悪いことだと決めつけずに保留にする」
批判を受けて内容をブラッシュアップすることもできるし、こうやって保留にすることの大切さの例としてお伝えすることもできる。でも、そうやって無理にポジティブにとらえようともせずにただ将来わかることとして、保留にする。。。
「いいか悪いかは、今はわからない」
「悪い」と決めつけると、どんどん悪い方向へ向かいその後もネガティブにとらえることが続きます。一呼吸おいて脇に置いて寝かせておくと冷静になったり、時間が経つことで捉え方が変わってくることもあるのです。
人間ですから、故意ではなかったり、そのつもりがなくても相手を傷つけたり嫌な思いをさせていることもあります。もちろん明らかなハラスメントは言語道断ですが、そんな些細なすれ違いに対して、受け止める側もできるだけポジティブにいられるような捉え方ができるようになれると良いですね。