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そういうやつなんです。


「オロナイン…」

「…?」

「マキロン…。」

「……?」

「牛乳石鹸。」

「…?」

「ミューズ、」

「それは薬用石鹸。」

「あ"~、」

「なに プロモーション?」

「だれの、どこに影響力があるのよ。この会話。」

「まぁ、そうだわな。」

「アトリックスは…まだ若い。」

「👏👏! なに 創業が?」

「いや、私の中での感覚が。」

「だれが正解分かるんだ、」

「私ですらも、分からない。」

「不毛だな。」

○相変わらずの不毛です。

「じゃあ、ジョンソン・エンド・ジョンソンは?」

「海外勢来た!もっと日本のものを楽しんでからの、そこでしょ。」

「・・・ニベア!!」

「若い!!」

「知らねぇーよ!」

「いい?私のことは忘れても、これだけは覚えておいて。同じ白いクリームでも、オロナインは桂米朝で、ニベアに桂吉弥なの。」

「知らねぇーよ!本当、まじで 知らねぇーよ。なんだ。ニベアは桂吉弥って。」

「オロナインとマキロンに絶対的な信用を置いている人は、多分 わるい人ではないと思う。」

「信頼と実績?」




「『てめえ、なんだよ。』」

「はっ?」

○急に低度な寸劇が始まりました。

「『てめえ こそ、なんだよ。』

『ケガしてんじゃねぇかよ。これ、塗れよ。』

『なんだよ。』

『オロナインだよぉ。』

『てめえこそ、傷口にバイキン入ったらどうすんだ、こらー。これ、使えや。』

『なんだ、こらァ。』

『マカロンだよぉ。』」


「マキロンくれや。」

「…」

○急にすんとする (・_・)←スン。いや、本当何もなかったかのように。


「気が済んだ?」

「うん、済んだ。済んだ。」





クダラナイコトガスキー戯曲【ドラッグストアの帰り道。~マカロナージュ婦人の寸劇~】


日本語訳:小林栄【たぶん、彼女はそういう発作。】

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