Local Gender Magazine Sapporo 小さい空を、のぞいたら。

札幌市男女共同参画センターでは、札幌で暮らしたり、働いたりしている人たちを中心に、ジェ…

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札幌市男女共同参画センターでは、札幌で暮らしたり、働いたりしている人たちを中心に、ジェンダーについて感じていることや、想っていることを、書いてもらうことにしました。 運用ポリシーはHPよりご覧ください。 HP:https://www.danjyo.sl-plaza.jp/

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一緒に悩んで、怒って、悲しんで。答えのない問いを抱えながら生きる~20代の記者と支援者からみた若年女性の姿~

若年女性が孤立した状況から悲しい結末を迎えてしまった、そんな事件が今数多く起きています。背景をたどると「支援機関の存在は知っていた」というケースは少なくありません。 HBC北海道放送の貴田岡結衣さんは、現在23歳。2022年6月に起きた、JR千歳駅のコインロッカーに乳児が遺棄された事件に記者として関わったことを機に、若くして妊娠した女性への取材を続けてきました。 ドキュメンタリー番組「閉じ込められた女性たち」 https://youtu.be/ViCU4i4yUjM?si

    • 「令和5年度オンラインフォーラム」#SAPPORODIVERSITYFORUM 開催 

      札幌市男女共同参画センターではこの度、札幌がダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンが実現した街になる未来を目指し、札幌市内の経営者や人事労務管理担当者等企業向けと、市民向けセミナー・講演を組み合わせて実施する「オンラインフォーラム」を開催します。様々なテーマで全13回実施しますので、ぜひご参加ください。 ●「令和5年度オンラインフォーラム」#SAPPORODIVERSITYFORUM 開催         【会場】オンライン(zoom) 【受講料】無料 【申し込み

      • 新しい色を知り、「当たり前」を選び直すことで彩りある世界が見えてくる|山中康裕さんインタビュー

                「空の色といえば?」 そう聞かれて思い浮かべるのは、何色でしょうか。   代表的な色は「スカイブルー」とも呼ばれる、明るい青。 夕暮れのオレンジ色や茜色を思い浮かべる人もいるかもしれません。   刻々と表情を変えていく空の色には、心を捉える不思議な魅力があります。       では、もしあなたが「青色しか見えない人」として生まれたとしたら、空はどのように見えるでしょう?   そこにあるのは、明暗や濃淡だけがあるグラデーションの世

        • 自分らしさとはなにか| 粥川 愛生

          こんにちは。はじめまして。 今年の4月から新社会人、そして札幌市男女共同参画センターの職員となった 粥川愛生(かゆかわめい)です。 今回のnoteでは私の自己紹介をさせていただきつつ、男女共同参画について一緒に考えていただけたらと思います。 __________________________________ 幼少期を岩内町で過ごした私は、とにかく体を動かすのが大好きだった。 友達や弟とクワガタやカブトムシを求めて山や崖を上ったり、泥だらけになって遊んだりするのが日常だっ

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        • #読書の秋2020#ジェンダー:小さい空を、のぞいたら。
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        • 教育編:小さい空を、のぞいたら。
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        • セクシュアリティ編:小さい空を、のぞいたら。
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        • 働き方編:小さい空を、のぞいたら。
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        • 介護編:小さい空を、のぞいたら。
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        • ジェンダー入門編:小さい空を、のぞいたら。
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          男女共同参画週間|橋本 悠貴

          こんにちは。 そして、はじめまして。 今年の4月から、札幌市男女共同参画センター職員の一員となった 橋本 悠貴(はるき)です。 よく、(ゆうき)と間違えられてしまうのが私です。 気づきやきっかけ いきなりですが 皆さんは、6月23日(金)~6月29日(木)の期間が何と呼ばれているか知っていますか? それは… 「男女共同参画週間」です。 毎年6月23日から29日までの1週間は、「男女共同参画社会基本法」の制定を記念してつくられた週間で、「男女共同参画週間」「Gender

          この3年間のこと。│阿部 更

          息子が保育園に入園して3年。 私はいつも自問自答してきた。 「ママと一緒にいたい」 「今日は何時に帰ってくるの・・?」 まだ幼い息子にこんなことを言わせて、私は母として失格なんじゃないか。 私が働き続けることは息子の幸せと引き換えになっているんじゃないか。 泣き叫ぶ息子の手を振り払って、逃げるように保育園を出て、 会社へ向かう地下鉄の中、いつも自分に問いかけた。 私の両親は教員で、2人とも仕事に誇りをもって働いていた。 でも、お母さんはいつも「どうして私ばかり・・」と泣

          コロナ禍の子育て家族の生活と貧困|保田真希

          2022年10月に札幌エルプラザ情報センターで実施した「エルプラシネマ」に向けてコラムをご執筆いただきました。 1.貧困みなさんは、「貧困」という言葉を聞くと、どのような人や生活を思い浮かべますか?近年、子どもの貧困、女性の貧困、高齢期の貧困など、貧困に対する関心が高まっています。 しかし、貧困は特別な人に限った話ではありません。程度の差はありますが、誰もが貧困のリスクを抱えています。例えば、高齢期の貧困は、年金の問題、現役世代の働き方が関係しています。女性の貧困率は65歳

          コロナ禍の子育て家族の生活と貧困|保田真希

          多様と未来|小路 楓

          こんにちは。 北海道地方ESD活動支援センター/EPO北海道の小路(しょうじ)といいます。 ESDのほかには社会教育、学校教育、中間支援、プロセスデザインをキーワードにお仕事をしています。 大学院生時代からお世話になっている「環境」や「SDGs」で働く業界の方が飲み会で冗談言いながらも楽しそうに仕事の話をしているところを見て、この人たちと仕事がしたいと思い立ち、今に至ります。 だいぶざっくりしたSDGsとESDの話SDGsやESDの説明は対象ごとにいろんな切り口でなされます

          「らしさ」に縛られてきた自分に気づく一冊|下川原清貴

           私は25歳で転職し現在に至っている。それまでは民間の営業職だったこともあり、ジェンダーのことはほとんど意識をしてこなかったし、そもそもジェンダーという言葉すら知らなかった。 私が仕事をしていた営業所の女性社員はそのほとんどが事務職で営業職は男性だけだったように記憶している。当時は、今の時代なら確実にハラスメントだろうと思われる言葉が日常的に飛び交い、営業成績を上げるために夜遅くまで働くのが当たり前とされる時代だった。 確かに体力的にも精神的にも厳しかったが、その時の私は

          「らしさ」に縛られてきた自分に気づく一冊|下川原清貴

          もう、空気も顔色も読まなくていい。ただの“個人”が自分らしく生きるために ~田嶋陽子『愛という名の支配』に出逢いなおして~|本間 恵

          田嶋陽子/著『愛という名の支配』 1992年、太郎次郎社より初版刊行。 2005年、講談社にて文庫化。(講談社+α文庫)刊行。 2019年、新潮社にて文庫化。(新潮社文庫)。2020年2刷。 そう、2019年11月に新潮文庫で復刊された本書が、図書館の「ジェンダー」棚でよく動いていることに気がついたのは今年になってからでしょうか。 (注 : 現在私が勤務する図書館では貸出をしないため、表紙を見せて置いてある本を誰かが読んでいるとその場所が空白になり、返本の際にチェックしやす

          もう、空気も顔色も読まなくていい。ただの“個人”が自分らしく生きるために ~田嶋陽子『愛という名の支配』に出逢いなおして~|本間 恵

          《理解》って何だろう? ボーイ★スカート|藤井 ももこ

          性別、年齢、学歴、国籍、セクシュアリティ等、あなたは日常の中で「少数派」になる瞬間はあるだろうか?私はある面で自分が少数派だと思っていて、答えたくない話題や質問が周囲から出ることがある。 そんなときによくやるのが、愛想笑いをして曖昧に流す。 理解してもらえるか分からないリスクを負ってまで、「普通」であれば言う必要がない説明をしたくないし、「そういう人」とレッテルを貼られるのが怖いからだ。 でも、何とかその場を切り抜けてひと安心、するわけではない。 帰宅後、なぜあんな不快な

          《理解》って何だろう? ボーイ★スカート|藤井 ももこ

          「#読書の秋2020」に参加します!

          こんにちは、札幌市男女共同参画センターです。 note「小さい空を、のぞいたら。」は毎月テーマを決めて「ジェンダー」についての記事を連載しています。 このコラムで私たちが大切にしていることは、 「ジェンダーってよくわからない」という人がジェンダーについて知るきっかけになるコラムを届ける ということです。 「小さい空」を始めて半年、「入門編」から始まり「働き方」「介護」「教育」など様々なテーマを取り上げてきました。 少しでも多くの人に身近に感じてもらいたい!という思いが

          「教育とは世界を変えるために用いることができる最も強力な武器である。」| 北川愛梨

          タイトルのこの言葉はネルソン・マンデラ(元南アフリカ共和国大統領)の言葉です。 教育…… 教え育てること。知識,技術などを教え授けること。人を導いて善良な人間とすること。人間に内在する素質,能力を発展させ,これを助長する作用。人間を望ましい姿に変化させ,価値を実現させる活動。 (引用:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典) ジェンダー…… 生物学的な性差(セックス)に付加された社会的・文化的性差を指します。 「ジェンダーは、男性だから・女性だから」、と枕詞がついて「こうあ

          「教育とは世界を変えるために用いることができる最も強力な武器である。」| 北川愛梨

          選んでいるのか選ばされているのか|長堀 紀子

          ここでは女子の進路選択について考えてみたい。 日本の大学/大学院における専攻分野別の男女差を見てみると、人文科学、薬学・看護においては、女性が6割以上を占めており、逆に、理学では男性が7割、工学では男性が8割以上を占めている。みなさんは、このデータについてどう思われるだろうか?「当たり前?」「不思議?」。 この“理工系分野に女性が極端に少ない状況”が問題であるとし、科学技術分野への女性の参画を促進するため、あるいは、大学等研究機関における女性研究者の活躍を推進するために、

          選んでいるのか選ばされているのか|長堀 紀子

          若者との会話から気づいた「らしさ」のこと|遠藤佑介

          子育て経験がなく教員免許も持っていない僕だが、「親でも学校の先生でもない大人」として、10代の若者と関わる仕事をしていた。 主に15歳~34歳の若者を利用対象とした施設の職員で、そこでは勉強を教えることや、生活態度を注意することを求められるわけではない。しかし、施設の管理者として安心安全に過ごせるよう気を配りながら、ときには若者と同じ目線に立ち、彼ら彼女らに新たな気づきや出会い、居心地のよい空間を提供する、という役割だった。それまで他業種の一般企業で働いていた僕は、当初は多

          若者との会話から気づいた「らしさ」のこと|遠藤佑介

          小さい空を、のぞいたら。 教育編

          いつもローカルジェンダーマガジン「小さい空を、のぞいたら。」をご覧いただき、ありがとうございます。 日に日に風が冷たくなってきて、札幌もあっという間に秋の装いとなりました。 そんな10月は「教育編」をお届けします。 家庭での教育、学校での教育、社会での教育。 そんな様々な教育の場で、ジェンダーについてどれだけの人が正しい知識を持っているでしょうか?「男の子だから」「女の子だから」という言葉が自然と使われていないでしょうか? 学校で自分の本当の性を隠さなくてはいけない