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単なるナスのグリル・Laguioleのカトラリー

なんの変哲もない、料理とも言えないような調理が好きです。
  
特に夏野菜は、焼くだけ、揚げるだけ、そのままで、塩揉みで、というのが一番美味しいような氣がしてます。
  
丸々と大きな茄子が、大きな袋いっぱいに入って売られていたので、いろいろできるなー♪と思って購入。
  
昨日は焼きなすに4本、味噌汁の具として1本使い、まだあと5本もある。

今日は単なるフライパンでむっちり焼いた茄子をフォークとナイフで食べたかったので、

半分に切った茄子を、ごま油少量ひいたフライパンで切り口の方から焦がすくらいに焼き付けて、

裏返して皮の方を焼いて中身をじわじわ蒸し焼きにする焼き方で火を通して、
  
ブラックペッパーを削って、醤油を垂らして出来上がりです。
  
家庭の料理は特に、どんな方法で加熱して水分抜くのか?
その過程で食感がどう変化するのか?
だから切り方は繊維を断つのか添うのか、など、ほとんど化学みたいなもののように思っていて、実験みたいで私はとても好きです。
   
水分量と食感。
ここまでは訓練すれば誰でもコントロールできるものなので(化学だから再現可能)単体の料理は追求しがいがあるんだよなぁ。
   
調味料とか、食材の合わせ方は経験値とイマジネーションだと思うけど、夏野菜は単純に単体食べがシンプルで誰でも美味しくできるので、私は大好きです。
  
レモンを絞る代わりに、ミネラル感が素晴らしいchablisをあわせました。
  
恐ろしいほどスパッと切れるナイフと重たいフォークは20年前にパリで一目惚れして買ってきたラギオールです。

とても気に入ってずっと使ってるけど、自分が何かを選ぶ時の基準は、見た目のかっこよさと、実用性(スペック)重視でなんでも選んでしまうので、ブランドだからとか名前が知れてるから、ってわざわざそれを選ぶことはないので、

ワインを真剣に勉強し始めた最近まで、自分のナイフがラギオールっていうのを知りませんでした。

ワインを勉強するようになって、あれ?あのミツバチのマークのソムリエナイフ、私のナイフとお揃いの模様やん?なんで?

という感じで、よく切れるので有名なメーカーだったのはたしかにほんとだ!
いうのを知ったので、ソムリエ試験に合格した時、自分用にラギオールのプロ仕様のソムリエナイフを買った(とても高かった…)という経緯があります。
  
ご縁ですね。

ヒカル

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