見出し画像

[心構編3]英語学習における技術とは?3つの機能を伸ばします。

こんにちは!語学の裏設定のSlovarです。

前回の記事では、「言葉を変える→経験が変わる→人格が変わる」というサイクルがあるので、言葉の学習は人生の総合満足度を左右するというお話をしました。

今回の記事を読むと、「なぜ英語を学ぶのか?」と聞かれたら、自信を持って答えられるようになります。その理由は、「思考」「人格」「伝達」という英語が持つ3つの機能について明らかにしていくからです。

まぁざっくり言えば、英語には「思考機能」&「相手により良く伝えるための伝達機能」&「より良い自分になるための人格機能」があって、その3つの機能を最大化させてくれるのが、英語学習の「技術」なんだ、ということです。


1.技術とは

結論から入ります

ここで、
良い目的とは?
英語の機能とは?
どんな方法を使うの?

が疑問になってきます。


まず
どんな方法を使うかは
[理論編5]にて解説していきます。


良い目的とは、

[理論編2]でお話しました通り、究極的には「人間関係の中で良く生きるため」でした。仕事も人付き合いも「人間関係」がかかわってきます。TOEICで点を取るのが目的の場合ですら、他人に自分を認めさせるために英語を学ぶので「人間関係」の要素が強いです。


英語にはどんな機能があるかと言うと、

次の3つの機能があります。


図にも書きましたが、この3機能を高めてくれるのが、英語学習の技術です。

ではこの3機能について軽~く見ていきましょう。


2.「思考機能」と「人格機能」

日本に生まれた私達は、ふだん日本語で物を考えます。それゆえ、日本語の語順で世界を捉えています。

どういうことか?

話を超単純化すると「起承転結」の構成で世界を捉えています。

ではこれが英語になると?

「結・理由・事例・結」
の構成に変わります。

つまり、同じ世界に生きているのだけど、英語を学ぶと新しい視点が得られるので、有名な「ウサギとアヒルの絵」のような世界の見え方ができるのです。

同じ絵を「アヒル」と見るか「ウサギ」と見るか。同じ世界を「起承転結」と見るか、「結・理由・事例・結」と見るか。

見方次第で、世界の見え方が変わってきます、すると体験が変わってきます、それが積もると人柄が変わり、やがては生き方の差になるのです。

「見方の差」→「人格の差」

この見方の差は
元をたどると思考の差で
思考に使う言語の差なのです。

いい例があります。

初対面の人と会う場合、英語脳で接するか、日本語の脳で接するかで、大体次のような違いあります。

留学経験のある人なら分かると思いますが、英語だと友達が作りやすいですよね?これが大きな理由の1つです。

脳が英語で思考していると、英語脳になって、英語人格で人付き合いできるため、友達が作りやすい。反対に、脳が日本語で思考していると、日本語脳になって、日本語人格で人付き合いできるため、友達作りに時間がかかる。

当然、作れる友達の人数が違うので、人生の質に違いが出てきます。

1つの例として、
英語という思考スキルを手に入れれば
英語ならではの友達作りスキルも
手に入るのです。

すると英語圏の人間関係の中で生きやすくなりますよね。だから、英語学習の技術で「英語力」を付ける価値があると。

【語学の裏側式-語学学習論その10-】
外国語と学ぶということは、自身に新たな思考回路をインストールすることである。その思考回路で、新鮮な人生経験を積み、新しい人格へと消化していける。



3.「伝達機能」

これはもう半ば分かりきっている話だと思いますので、軽く流します。俗に言うコミュニケーション能力のことです。相手に伝えるなら、そりゃ相手の脳に負荷のない方法で伝えたいですよね。

なんて言う当たり前のことを書くのは「語学の裏設定」らしくないので、軽く書くとは言え、もう少し深めます。

さて、仮にあなたの友達に、チャラチャラしていて遊び呆けている人がいるとして、その人があなたに「勉強は人生の中で大切だ」と言ったところで、心に一ミリも響かないですよね。

つまり、
言っている内容と人格が合っていないのです。

このような、「人格」「発言内容」のミスマッチはコミュニケーションにとって百害あって一利なしです。

ということで、相手といい関係を作るために、何か言葉を発しても、それがあなたの「人格」に似合っていないと、受け止めてもらえません。

だからです、
だからです、
ここがポイントです、、、

コミュニケーションには小手先のテクニックは通用しないのです。

それに適した人格無しに
技術に頼るなということです。

「ネイティブが使う表現集」など、ネイティブ表現をかき集めたような本をよく見かけますが。まぁ何と恥知らずな本だこと。英語を話す人の中に、それに適した人格がないのに、小手先だけネイティブ表現を使っても、マ・ル・デ意味が無いのです。むしろ自分の評価を下げています。

...とさんざんdisったところでパワーフレズをどうぞ。


英語を学ぶ前には、正しい心構えが、なんとしても必要なのです。


【語学の裏側式-語学学習論その11-】
あなたは英語を話すだろう。その英語はあなたの人格とマッチしているだろうか?していない場合、あなたは信用を失う。
【語学の裏側式-語学学習論その12-】
ゆえに英語学習の技術を学びたい者は、「健全な英語は、健全な心に宿る。」ということをよく理解している必要がある。

以上、理論の話に本格的に入る前の、心構えのお話でした。

次回から英語学習の技術のお話に入っていきます。


いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。