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生活にマインドフルネス瞑想を取り入れたら人生が変わった話

みなさん、瞑想って聞いてどんなイメージがありますか?


宗教っぽい?スピリチュアルな感じ?怪しい?そう思ってる人もいるかもしれませんね。


でも、実は瞑想って科学的にメンタルや体のバランスを整える効果があることは実証されているんです。そういう認識が徐々に広がってきて、最近は社員のストレスマネジメント、生産性の向上、モチベーションの維持、心身の健康維持のために瞑想の中でもとりわけマインドフルネス瞑想を取り入れるIT系ベンチャー企業が増えてきています。


20代のころの私はメンタルがとても不安定で、さらに「気からくる病」なのか身体にもどんどん不調が出てばかりのころがありました。

毎日、不眠や肩こり、頭痛、イライラ、突然出てくる涙、そして毎月の生理痛。時には眼瞼けいれんを起こして目が開かなくなったなんてこともありました(←唯一の治療法は、なんとシワ取りに使われているボトックス。若いからまだシワ無かったのに笑)。

こういった様々な症状を、とにかくどうにかしたいの一心でネットや本で色々な情報を読み漁り、20代後半になって瞑想の概念と出会いました。どうやって出会ったかはこちらの記事から↓


マインドフルネス瞑想ってなに?


難しいことを書くと興味を持ち掛けている人が離れてしまうかもしれないので、簡単にざっくり書きます。(瞑想に精通している方にとっては「ちょっと簡単に書きすぎでは?」と思うかもしれませんがご承知を!)


人って毎日毎日、すごい色々なことを考えて、小さなことから大きなことまで、すごい量の決断を繰り返しています。それに加えてビジネスの現場では様々な悩み事も出てきます。人間関係、やってもやっても終わらない量の仕事、プレッシャーなどなど。


そして仕事が終わって家に帰っても、明日の仕事に対する不安や、今日上司に言われた嫌なこと、色んな事が頭を巡り、イライラしたりドキドキしたり、不安で食事が喉を通らなかったり眠れなかったり。


人間の脳ってすごく忙しいんです。


このあれこれいろんなことを考えて忙しくてどうしようもなく疲れてきている脳に効果的なのがマインドフルネス瞑想です。


何をするかというと、「今に集中する」のです。


前述した↓の部分


明日の仕事に対する不安や、今日上司に言われた嫌なこと、色んな事が頭を巡り


これ、よくよく考えてみると、今起きている事実ではないんですよね。明日の仕事のことは、まだ起こっていない未来のこと。本当にそれが起こるかどうかなんてわからないんです。何事もなく平穏無事に一日が終わるかもしれない。今日上司に言われたことは、もう過ぎ去ってしまった過去のこと。もう過去を変えることはできません。


では、今のあなたは何をしているんでしょうか?
昨日、さっき、明日のことばかりを考えて、今をしっかり意識して生きていると言えるのでしょうか?この状態は、いわゆる「心ここにあらず」な状態で、身体はここに存在していても、あなたの意識はまったく別のところにある状態なんです。


マインドフルネス瞑想では、そうして別々になっている心と身体をしっかり「今」に持ってきて、今という瞬間に集中し、脳をクリアにする作業のことを言います。


このように脳をクリアにすることで、集中力が上がり、今すべきことが明確になります。


そのような理由により、最近は各企業では社員にマインドフルネス瞑想を推奨するすることで、各個人の生産性向上やストレスマネジメントに役立てているのです。


マインドフルネス瞑想の簡単なやり方


じゃあその「マインドフルネス瞑想」とはどうやればいいのか?意識することはざっくりこの3つ。


・姿勢を正し、リラックスした状態で座る
・呼吸をゆっくりと行い、体中に酸素を行き渡らせる
・今この瞬間に集中し、他の思考は受け流す

ではここから詳しいやり方をご紹介します!


Step 1 座りやすい体制で座る(疲れていたら寝転がってもOK!)
瞑想というと胡坐をかくイメージがあると思いますが、自分がリラックスできれば何でもOK!膝が痛い人は椅子に座ってもいいし、ちょっとチャレンジしたい人は正座でもいい。とにかく自分が心地の良い状態で座りましょう。ただし、一つ注意してほしいのは、猫背はNG!しっかり背筋を伸ばして胸を開いて座りましょう!


Step 2 軽く目を閉じる、もしくは斜め45度下を眺める
目は閉じても閉じなくてもOK。閉じる場合は、瞼に力を入れずにかるーく上瞼と下瞼が触れる程度で。閉じない場合は、斜め45度程度下をみて、何かに焦点を合わせてぼんやり見つめます(テーブルの木目とか見るといいです)。


Step 3 呼吸は「吐2:吸1」を意識してゆっくりと
ゆっくりと呼吸します。まずは身体にたまった空気をすべて吐き切るつもりではーーーーっと口から息を吐くところからスタート。そこから新鮮な空気を全身に行き渡らせる意識でゆっくりと鼻から吸って、口から吐いて、を繰り返す。この時、呼吸のペースは「吐2:吸1」を意識します。例えば、8秒で吐いて4秒で吸うイメージです。※呼吸って実は、吐くところからがスタートなんですよ^^

Step 1で猫背はNG!と言った理由はこの呼吸をしっかり行うためです。背中が丸まっているとしっかりと呼吸が身体に入ってきません。胸を広げてしっかりと新鮮な空気を取り込み、血管を伝って全体に酸素が行き渡るようにしましょう!


Step 4 「今」を意識し、静の中で思考を整理
ここまで来たらいよいよ思考を整理していきます。まずは自分の呼吸の音を聞きながら「今この瞬間」に意識を集中させ、静かに時間を過ごします。とは簡単に書きましたが、この時きっと色々な思考が巡ってくることでしょう。それでも大丈夫です。「あ、仕事のこと考えてるな、受け流そう」という感じで、自分の思考を客観視し、他のことを考えている自分を認め、静かに受け流してあげる。この作業を繰り返していくと、次第に心が落ち着いていきます。


実践する上で大切なこと


よく何分やればいいの?と言われますが、私がここで「30分」と言ったところでぶっちゃけ最初から30分も出来る人なんていません。きっと最初は3分でも「なげーーーー!」と感じるほど。少なくとも私はそうでした。


自分が出来る範囲で、心地いいと感じれるレベルで続ければいいのかなと思います。大切なのは一回の時間を長く行うことではなくて、毎日数分でもいいから忙しい中で一度立ち止まって、こうして自分を俯瞰して見れる時間を作るということ。


効果


これを繰り返していると、自分が普段どれだけ「今」という瞬間を生きていなかったか、昨日や明日の「自分ではコントロールすることのできない時間」にばかり意識を向けていたか、というのが分かるようになってきます。
そして、変化するのは意識だけではありません。


瞑想の最中に呼吸を意識的に行うことによって、だんだんと自律神経が整っていきます。メンタルに不調を抱えている人は、かなり高い確率で姿勢が前に前傾し、呼吸が浅くなっています。それが原因で、肩こりや頭痛を引き起こしているケースも少なくありません。

瞑想の際に意識的に姿勢を正し、しっかりと空気を体中に取り入れることで酸素が脳や脊椎、毛細血管まで行き渡り、自律神経が徐々に整っていきます。


私が感じた変化


私はこの習慣を1日3分から徐々に取り入れることにより、正直人生が変わりました。以前まで自分の感情がコントロールできず人に八つ当たりしてしまったり、自分でもどうしていいかわからないイライラや身体の不調と戦ってばかりの毎日だったのが、少しずつですが改善されたのです。


今では気持ちのコントロールが出来るようになりましたし、不眠や身体の痛みもほとんどなくなりました。もやもやしたりイライラが止まらなかった時は、気持ちがいっぱいいっぱい過ぎて自分自身を客観視できていなかったのだと、今となってはわかります。

そして、時々身体が不調な日があっても、「まあ、こういう日もたまにはあるよね、人間だもん(みつを)」的な気持ちで自分を労わってあげることが出来るようになりました。笑


ストレスフルな時代だからこそ、こうして一人ひとりがしっかりと自分と向き合い、ストレスとの付き合い方を学ぶことで、人生は今よりずっとずっと良くなります!


皆さんも是非、実践されてみてください^^

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